販促担当の方必見!素人でも伝わる原稿を書く方法

桜もほぼ終わってしまい、外壁工事の騒音だけが響き渡るオフィスに戻ってしまったインファクトです。早く終わらないかなぁ。でもやっぱり春はあらたな気持ちでテンション上がりますよね~と思う、WEBマーケティングディレクターの岡田です。

NAYAMI

今日は、自社のホームページリニューアルやサービス案内などの販促物担当になってしまい、制作会社から「原稿」ください!とせっつかれている方必見の、伝わる原稿(文章)の書き方についてです。
「ライターでもないのになんで私が原稿書かなきゃいけないの??文章苦手だし。。。もーやってられな~い!!」
この声、最近よく聞きます。そう、今も昔も「ライター」っていう職業があるのです。でも今は、全てをライターさんにお願いできなくなっている。なぜか?ブログやSNSで全ての人が情報発信できて、メディアになれる時代だからこそ、素人でもみんなに読んでもらう文章を書かなくてはならない場面が増えました。また、ホームページもパンフレットも写真もいろいろなツールの発達で「ただつくる」だけなら制作会社に頼まなくてもできてしまいます。だから効率よく売上をあげるために企業の予算のかけどころも変わってきています。だから社内の担当者で原稿を書く場面は増えてきているのです。担当者になってしまった方、お気持ちお察しします!文章書くって大変ですよね。私も3年前まではディレクターとして、あくまでライター手配して、カメラマン手配して・・・と販促物をつくっていましたから自分で販促物の原稿を書くなんてあり得ない!!という感じでした。ですが、時代は変わり、このようにブログで情報を発信しなければならなくなり、お客様の販促物に関しては取材から原稿を起こすまで自分でやることが多くなりました。しかし文句ばかり言っても始まらないので、ここは割りきってコツを押さえて原稿を書いてみましょう!前置きが長くなりましたが、今日はあくまでライターではない方が書けるようなる!コツですので、誰でも書けるようになるはずです。

目次

素人でも伝わる原稿を書くには、以下の段階を踏むとよいでしょう。

1.自分が誰かを決定する
2.次に誰に向けて語るのか、ターゲットを明確にする
3.ざっくりとした章立てを組む
4.情報収集をする
5.見出しを決める
6.見出しごとに実際に文章を書いてみる
7.読みなおす
8.タイトルを見直す
9.次の日にもう一度見直す

いきなり「まとめ」っぽいポイントですが、原稿は、最初から書こうとしないことと、全体の「森」から考えて「林」をつくり、「木」を植えていくというやり方の方が上手く行きます!!(例えがわかりずらい?)
RAITO

1.自分が誰かを決定する

パンフレットや、WEBページなど販促物の原稿を書く上で一番最初に行うことは、「自分が何者であるか」を定義します。例えば弊社代表を例にいうと「販促コンサルタント 大見知靖」でもあり、「株式会社インファクト代表 大見知靖」でもあり、「ソーシャルメディア・アカデミー 理事長 大見知靖」でもあります。同じこのブログで記事を書くのでも販促の成功事例のような内容の場合、「販促コンサルタント 大見知靖」として書いた方がいいですし、例えば経営者としてスタッフとのコミュニケーション方法などの内容の場合は「株式会社インファクト代表 大見知靖」として発信すべきです。今回の原稿は誰から発信すべきなのかをまず明確にします。

2.次に誰に向けて語るのか、ターゲットを明確にする

ターゲットはできるだけ具体的にリアルに絞った方がいいです。こう書くと「それに当てはまらない人には読んでもらえないんじゃないか」というご心配をいただくこともあるのですが、極論を言うとそれでもいいのです。あなたが販促したい商品やサービスも必ずターゲットはあるはずです。今の時代、万人に買ってもらおうとしても売れません。全ての意味で多様化の時代ですから。だから販促物の原稿もそのターゲット、しかもより絞った感じでいきましょう。「子供を持つお母さん」より「幼稚園児のお子様をもつお母さん」の方がより具体的ですし、そのほうが、後々文章を書いていく上でブレのない伝わりやすい内容になるはずです。お花見でごった返している上野公園で「みんな聞いて~」と言っても恐らく誰も聞いてくれませんが、「用意したお酒がなくなりそうな人~」というと「は~い」と来そうですよね。(またもや例えがわかりずらい?)

3.ざっくりとした章立てを組む

まず見出しをつけていくやり方でネタ(話題)を箇条書きにします。これが後に章立てになるはずです。これを書き出していくと、自ずと、「おっと、この内容の前にこれを持ってこないとわからない」などが整理され、文章を展開していく順番も決まっていくことでしょう。ワードであれば、「見出し機能」などを使って箇条書きにしていってもいいですし、馴れないうちは付箋1枚に見出しを一つかいて、紙に貼っていくやり方もあります。これだと、順番の入替えもカンタンに視覚的にとらえられるのでいいかもしれませんね。

そもそも、見出しすら浮かばない、書けないという方は・・・

今回書きたい原稿の内容(商品やサービスについて)を全く知らない方に、それを口頭でいいので説明してみてください。
あなた「今回は○○という商品を紹介します。」
相手「それは何ですか?」
あなた「あなたの代わりに○○してくれる商品です」
相手「いくらですか?どこで買えますか?」
あなた「○○って検索してもらえれば、通販サイトがありそこから購入できます。価格は○○円です。」
相手「△△っていう商品と似ていませんか、何が違うのですか」
あなた「△△はこれしかできないけど、私たちの○○という商品はこれも、あれもできます」

お気づきですか。相手の質問が見出しになるのです。

4.情報収集をする

ここまできたら、その見出しに対して必要な情報を収集していきます。商品やサービスの内容もしかりですが、お客さまから実際にいただいたお声など・・・。より伝わりやすい表現にするためには、類似商品の販促物なども見てみる価値はありますよね。経験上、ここを急いで時間をかけずにざっとやると、後で結局手戻りしたり、まとまりのない文章になり、文章を修正するにもどこから手をつけていいのかわからなくなります。関係がある情報はとにかく拾って置くことをオススメします。

5.見出しを決める

情報収集を終えた後に再度見出しを見直すと、必要な見出し、不要な見出しを再度ブラッシュアップできますし、見出しタイトル(それぞれの内容のキャッチコピーにあたるもの)もより全体の原稿の構成がわかりやすい内容になるはずです。

6.見出しごとに実際に文章を書いてみる

見出しまで決められたら、後は結構書けていくものです。ここで大事なのは、最初から完璧な文章を書こうとしないこと。もちろん、わかりやすいように言葉を選んで、文章の構成も考えながら書くべきですが、それらを意識するあまり、「言葉が思いつかない」「一文字も進まない」、「なんだかんだで1時間たってしまった」ってことにならないように、まずは話し言葉でもいいので、書いてみる。ということを心がけてみてください。

7.読みなおす

書き終えたら最初から最後まで読み返します。ここでも、見出しタイトル、見出し順、言い回しなど修正点が見つかるはずです。

8.タイトルを見直す

通し読みをして → 修正 → もう1回通し読み → タイトルを見る と、もっとこうした方がいいのではないか、とか、もっとこうなる方がいいとか、出てきます。
ブログ記事ならタイトルの付け方に関しては、こちらの記事でも詳しく説明していますので、読んでみてください。>>>「ブログタイトルの決め方でアクセスが上がる7つの方法」

9.次の日にもう一度見直す

えー!!まだやるの!?と言われそうですが、この翌日見直すっていう作業、かなり大事です。私が思うに販促物の原稿は、ラブレターと一緒です!一日寝てすっきり冷静な頭でもう1度読み返してみると、恥ずかしすぎた!なんてことがないように(笑)この作業をやると、分かりづらい部分や表現がたりない部分などが見えてくるはずです。また、この作業は煮詰まってしまったときにも有効です。苦手だと思っていることは腰が重い、でもやっと手をつけたからには、このまま終わらせてしまいたい!という気持ちは重々わかりますが、煮詰まって進まなくなったときは、さくっと諦めて次の日やると、意外とさくっと進み、無駄な時間を過ごさなくてすみますよ。それを考えるとやはりスケジュールに余裕を持って着手することが大事ですよね、みなさん。はい、肝に銘じます!!

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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