Gmailで独自ドメインのメールを送受信する設定方法(Google Workspace)
Gmailに独自ドメインのメールを追加すると、スマホからでもGoogleアカウントにログインすればカンタンにGmailでメールを確認することができ便利です。
※2020年3月6日に公開した記事ですが、Google Workspace(旧G Suite)のブランド変更に伴いリライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年11月2日に再度公開しました。
Gmailで受信するメリット
- プッシュ通知でリアルタイムにメールを受信できる
- 強力な迷惑メールフィルターでスパムメールを一掃
- 受信トレイの仕分けタブ機能が使える
- スマホの空き容量を食わない。
- 未読既読のズレや送信済みトレイが一元管理できる。
Gmailを使うと、どの端末から送受信しても、ズレや歯抜けなどが起こりません。
※Googleにデータを取られる事が心配な方にはおすすめできません。
Gmail側の受信サーバーの設定を行う【受信設定】
Google Workspace(旧G Suite)のGmailに外部ドメインのメールアドレスを設定する方法を紹介します。
Google Workspace(旧G Suite)のGmailに外部ドメインのメールアドレスを設定する前に設定すること
Google WorkspaceのGmailに外部ドメインのメールアドレスを設定する際に、Google Workspaceの管理者アカウントで作業しなければならないことが1つあります。
それは、【「ユーザーごとの送信ゲートウェイを許可」にチェックをつける】という設定です。
この作業を初めにしていないと「お使いのアカウントではこの機能を使用できません。詳しくはドメイン管理者にお問い合わせください。」というアラートが表示され、Google WorkspaceのGmailに外部ドメインのメールアドレスを追加することができないんです。
「ドメイン管理者にお問い合わせください。」と書かれていますが、実際にドメイン管理者に問い合わせても、解決しないんですよ…なぜGoogle WorkspaceのGmailは人を混乱させるような書き方をしているのかよくわからないです…
ユーザーごとの送信ゲートウェイを許可」にチェックをつける方法
必ず、Google Workspace(旧G Suite)の管理者アカウントの方が行ってください。
その他のアカウントでは、設定の表示が出てこないので、設定ができません。
Google Workspace(旧G Suite)の管理パネルから「アプリ」>「Google Workspace(旧G Suite)」>「Gmail」>「エンドユーザーのアクセス」と進み、ユーザーごとの送信ゲートウェイを許可」にチェックを入れて「保存」をします。
「エンドユーザーのアクセス」をクリックして、チェックボックスにチェックを入れ、「保存」をクリックします。
下記の赤枠内のように、「オン」になれば設定完了となります。
設定が反映されるまで、時間がかかるので、すぐに設定を行おうとすると「お使いのアカウントではこの機能を使用できません。詳しくはドメイン管理者にお問い合わせください。」と同じアラートが表示されすので、時間をおいてから設定を行うようにしてください。
Google Workspace(旧G Suite)のGmailに外部ドメインのメールアドレスを設定する方法
右上の「歯車マーク」>設定>アカウント をクリックします。
「他のアカウントでメールを確認」のメールアドレスを追加するをクリックします。
追加したい、外部ドメインメールアドレスを入力します。
外部ドメインメールのPOP情報を入力します。
メールアドレスのPOP情報がわからない場合は、サーバー担当者に確認してください。
「ポート」の番号はメールサーバーによって異なりますので、使用しているメールサーバーの情報に合わせて登録してください。
「アカウントを追加」をクリックして、追加できれば、受信設定は完了となります。
Gmail側の送信サーバーの設定を行う【送信の設定】
Gmailの右上「歯車」のマークをクリックして、設定を選択。
次に、
「アカウント」の「名前」の「他のメールアドレスを追加」リンクをクリックします。
ポップアップで下図のウィンドウが開きます。
追加するメールアドレスの情報を入力します。
まずは、「名前」と「メールアドレス」を入力して次へ。
「エイリアスとして扱います。」にチェックが入っていたら外します。
次に、送信サーバー(SMTPサーバー)の種類と認証情報の設定を入力します。
(TLSとSSLがわからない場合は、推奨と書いてあるTLSでポート587を試してみてください。)
SMTPの情報がわからない場合は、サーバー担当者に確認してください。
次の画面↓で確認コードの入力を求められる画面が出ます。
この確認コードは「Gmail」から送られてきます。
多くの場合、このメールは迷惑メールフォルダに入ってしまうことが多いので、自分のGmailの受信トレイになかったら、「迷惑メール」フォルダを確認しましょう。
差出人が「◯◯◯(Google Workspace)の登録企業名)チーム」のメールが届くので、
届いたメール内の「確認コード」を設定し、メール内に記載されているURLをクリックして送信の確認をする。
これで、基本的な設定は完了です。
外部ドメインメールをデフォルトで使用する場合は、デフォルト設定をする
追加した外部ドメインメールをGoogle Workspace(旧G Suite)のGmailで、デフォルトで使用する場合は、デフォルト設定する必要があります。
デフォルト設定することで、新規メールを作成する際、毎回外部ドメインメールを選択する必要がなくなります。
送受信テストを行おう
送信テスト
Gmail画面から、他のアドレスへメールを送ってみましょう。送信アドレスが今回設定した新しいアドレスで送信してみましょう。
Google Workspace(旧G Suite)のGmailに外部ドメインのメールアドレスを追加したら送受信のチェックをしよう!
Google Workspace(旧G Suite)のGmailに外部ドメインのメールアドレス追加の設定が完了したら、必ず送受信のテストを行ってください。
設定できたから問題ないでしょ!と思って、そのまま運用すると送信ができない…受信ができない…などのエラーが後々発覚するかもしれません…
大切なメールをちゃんと受け取れるように、送受信のテストを行うことをオススメします。
Google Workspace(旧G Suite)のGmailは、無料のGmailよりもセキュリティが高いので、連絡先やGoogle Workspaceのメンバーに入っていないメールアドレスへ送信する際は、下記のようなアラートが表示されます。
問題ないメールアドレスでしたら、アラートは無視してメールを送信してください。
署名やラベルの設定
Gmailでは、署名の設定やラベル管理を行うことができます。
署名の設定方法
Gmailの設定から「全般」の「署名」から、追加したアカウントごとに署名を追加することができます。
ラベルの設定
外部アカウントの受信にラベルを付けて色分け・フォルダ分けしましょう♪
設定したままだと、受信トレイでどのアカウントに来たメールか分からなくなる為、フィルタリング機能を使ってラベル訳がおすすめです。
検索の精度は好みがあると思いますがBCCまで拾うなら、@ドメイン で引っ掛けてラベルを付けるのが対象が広くて最初は良いかと思います。
使っていて意図しない結果が多い場合は、絞り込んでいきましょう。
検索ボタンの左にある▼をクリックして、「含む」のところに「@あなたのメールドメイン」を入力して、フィルタ作成をクリックして次の画面へ。
「ラベルを付ける」だけにチェックを入れて、「新しいラベル」クリックして「ラベル名」を決めて完了です!
まとめ
無料で使用できるGmailを使っていて、Google Workspace(旧G Suite)のGmailに変更すると画面は同じなのに、ちょこちょこ細かい設定に違いがあり困惑する方もいるかもしれませんが、別のものとして考えて設定していくことを意識していただければ、すぐに設定を完了させることができると思います。
管理者アカウントでの「ユーザーごとの送信ゲートウェイを許可」のチェックを入れるということがネックになると思うので、この作業を忘れずに行って外部ドメインのメールアドレスをGoogle Workspace(旧G Suite)のGmailに設定してください。
今野 ちか
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