初めてのECサイト!自社ECサイト立ち上げ費用は?

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最近ECサイトのお問い合わせをよくいただく、インファクト岡田です。
そんな中で必ず最初に聞かれることがこれです!!
「自社ECサイト立ち上げるのに、とりあえずどれくらいの費用を見ておけばいいですか?」
今日はこのあたりを解説していきます!

目次

  • 「出せば売れる」は間違いです
  • 基本的な考え方はリアル店舗と一緒で計画が大事です
  • 自社ECは立ち上げ費用は?
  • 自社ECは立ち上げ費用内訳
  • まとめ

「出せば売れる」は間違いです

まず、最初にお伝えしておきたいのは、「ECサイトを作れば、売れる!」というのは大きな間違いです!
ECサイトを立ち上げたい!というご相談を受けるときにいつも思うのは、「出せば売れる!」とイメージされている方が多いということです。
これだけネットショップのショッピングモールがあったり、ECサイトの数がたくさんあるので、ただ出しただけで、売上が上がるわけではありません。
ECサイトはリアルでいうとレジと商品棚があるただの「店舗」です。しかもネットの場合、残念なのが、ただ開店して何もしなければリアル店舗よりも見つけてもらいにくいということです。店舗は、何もしなくても少なくともお店の前を通る人には知ってもらえるチャンスがあります。

ECサイトは、例えるならば砂漠の中にこっそりお店を出したようなものです。リアル店舗でも看板たてたり、チラシ巻いたり、販促しますよね。
ただ、以下でご説明していくことと販促をしっかりやっていけば、売れますし、利益がでます!

基本的な考え方はリアル店舗と一緒で計画が大事です

リアルでお店を出そうと考えるとき、何をするでしょうか。
・お店をどこに出すのか
・店舗内装費の予算
・スタッフの手配
・その人件費
・月々の経費
・店舗をオープンする際の販促費
・その後の継続的な販促費の計画
をたてます。そして、何をどれくらい売るのかを考えて、客単価想定をし、月の売上予測(又は目標)を段階的に出し、いつまでに初期投資額をペイするかをシュミレーションしますよね。
ECサイトも同じです。それらを事前に考えて計画しておくことがとても大事です!

自社ECは立ち上げ費用は?

そうはいっても、最低でもいくらぐらいかかるのかがわからないと、そのシュミレーションができない!ですよね。
ショッピングモールへの出店ではなく、自社でECサイトを立ち上げる際の初期費用、主に初期構築費は外部に制作を委託する場合、100万円以下になることはまずないと思っていていいと思います。もしかしら星の数ほどある制作会社の中にはこれ以下でやってくれるところもあるかもしれませんが、機能的に買いづらかったり、その後のランニング費用が高かったりと、恐らく何かある・・・と思っていいと思います(笑)
だいたいECサイト立ち上げの初期構築費は150万円〜という感じではないでしょうか。それに、プラスしてオープン時の販促費をみておく必要があると思います。
一般的なホームページと同様、ただつくって置いてあるだけでは、その存在が知ってもらえず、売れません。販促費の部分は自分たちでブログを書いたり、SNSを活用したりでコストをおさえる工夫はできますが、全く何もしない、コストがかからないということはありません。

最近では、無料でECサイトが構築できるサービスもあります。ただし、無料だけにいろいろな制限があることも事実ですが、手軽ですし、まずは初期投資をとにかくおさえて初めてみたい!という場合は、検討してもいいと思います。
その場合は、少なくとも独自ドメインが使用でいるプランにしましょう。売上があがって規模拡大するときに引越ししやすくするためです。
代表的なサービスとしては、BASE や STORE.JP などがあります。

自社ECは立ち上げ費用内訳

では、自社ECサイトの立ち上げ費用で大きな部分を占めるECサイト初期構築費の150万円〜の内訳を解説します。
①サイトデザイン費
②環境構築費
③基本的なECサイトに必要な機能の作りこみ(カスタマイズ)
会員登録、カート機能、購入履歴、会員データベース、商品一覧、商品詳細

④決済機能の作りこみ
⑤テスト
となります。ECサイト構築費が150万円になるか、300万円になるのかは、このそれぞれの項目でどれくらいの機能を盛り込むか、どのくらいの商品数なのか、どのような商品構成なのか、将来的にどのくらいの売上規模にしたいのかで変わってきます。
例えば、リアル店舗の場合、年間売上目標が500万円と5000万円では、必要な店舗の広さが違いますし、在庫をストックするスペースも異なってきますよね。それと同じです。
また、見積もり要素で変わってくるのに商品の種類のもたせ方です。例えば、女性の服の場合は、Aという同じ商品として扱いたいですが、カラー展開があり、その中でもSMLというサイズ展開がありという構成なのかどうかで結構変わってきます。

①〜⑤を少し詳しく解説しておきます。これを理解することで、どういう要素でECサイト初期構築費が変わってくるのかのイメージを持っていただけると思います。

①サイトデザイン費

スマホ対応するのか否か、商品によって商品詳細ページのデザインを変えるのかによって大きく費用は変わります。
スマホ対応に関しては、もはやほとんどの業種で必須と考えます。

②環境構築費

ドメインやサーバの手配。そのサーバにECサイトがおけるように環境つくります。ECサイトは、一般のホームページと違い、カード情報を取り扱ったり、お客様のより詳しい顧客情報を扱いますので、セキュリティ対策も必要です。

③基本的なECサイトに必要な機能の作りこみ(カスタマイズ)

商品を探す、買う、というユーザー行動がECサイト上でできるようにするのと、商品登録、カート機能、受注処理、顧客管理、会員管理、売上集計、売上データの修正処理、メルマガ機能、購入履歴、などのECサイト運営側が行う基本的な機能の作りこみです。
例えば、定期購入ができるようにするや、毎回選ばなくてもいいようにお気に入りに登録しておく機能を盛り込むか否かなどで費用は変わってきます。

④決済機能の作りこみ

現代において、まさか銀行前振込みだけというわけにはいきません。それではもっと便利にカードで買えるとこで買おーってことになっていまいますよね。
今は、銀行前振込み、クレジットカード決済はマスト、あとは代引き、コンビニ支払い、後払いをつけるかどうかによってここも費用が変わってくるところですね。
またクレジットカードや、コンビニ支払い、後払いを行う際は、決済代行会社との契約が必要です。意外とこれが漏れている方が多いのですが、これは、自社がリアル店舗ですでにクレジットカードの加盟店だから必要ない!というものではありません。
ECサイトを自社でやる場合は、安全に決済を代行してくれる会社さんのシステムを利用する必要があり、それをやってくれる会社が決済代行会社です。PayPal(クレジットカード支払いのみの決済代行会社)を利用の場合は無料ですが、それ以外の会社だとほとんど5万円〜25万円くらいの初期費用が必要です。

⑤テスト

決済を含めて一覧の動作をテストします。
自社ECサイトが売れるようになるもっとも根本的なことは、不具合なく安全に買い物ができることです。当たり前だよ!っ笑われてしまいそうですが、実際ユーザーとしてネットショッピングをしていると、カート機能がうまく動かなかったり、買い物途中になぜか次のページに行かなかったりと意外と超基本的な不具合が出ているまま放置されているサイトがあるものです。当然ですが、それではせっかく「買おう」というところまで来てくれたお客様も去っていきますよね。

まとめ

自社でECサイトを立ち上げたいと思ったら、まずはざっくりとした立ち上げ予算、売り上げ目標と損益分岐点を考えておきましょう!初期投資をいつまでに回収していくのかなど、このあたりの計画を立てることが、まずはECサイトの成功の入り口です。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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