Facebook、Twitter、Instagramで2016年から動画が注目されている理由
こんにちは。ライターのだるまさんです。
今回はFacebook、Twitter、Instagramなど主要なSNSで動画が注目されている理由や、各SNSの取り組みについて紹介していきたいと思います。
企業の広報やプロモーションを行う際の参考にもなるかと思いますのでぜひ読んでみてください。
目次
- なぜ動画コンテンツがこれほど普及したのか?
- 各SNSの動画コンテンツへの取り組みについて
- まとめ
なぜ動画コンテンツがこれほど普及したのか?
動画が注目される理由として、まず制作/編集/配信の低コスト化が挙げられます。それまで明確にあった映像機材における「プロユース」と「民生品」の垣根がなくなり、映像制作に対しての参入障壁が劇的に下がりました。
“小さな画面で映像を見る”という感覚が、多くの人の身についてきたということが大きな要因として挙げられます。
最も重要な理由は、「何が“コンテンツ”なのか」という認識が大きく変わったという点にあります。 この認識の変化は、言うまでもなくSNSの普及が大きな要因です。近年のSNSの普及によって「自分の周り、半径3メートルで起きていること」がコンテンツになったことで、受け手と送り手の境目が曖昧になりました。
http://www.advertimes.com/20151201/article210881/より引用
上で紹介した3つが、動画コンテンツ普及の理由として挙げられるのではないでしょうか。
「制作/編集/配信の低コスト化」
Youtubeに動画をアップロードすることはもはや特別なことではなくある程度のリテラシーがあれば誰でも可能なことです。
少し前まではある一部のプロフェッショナルな人しかできなかった動画制作は、今やだれでにも可能なことになり、生活の中で動画コンテンツを目にする機会も多くなりました。
スマホで動画を見ることが習慣化された
最初はスマホの小さな画面サイズで動画を見るのは少しつらそうだなと感じていた人も多かったと思います。
通常これまで動画はテレビや映画館のスクリーンなどある程度大きな画面サイズで見ることがほとんどだったので、このように感じるのは自然なわけです。
でも実際に使ってみれば気がつけばスマホでYouTubeを長時間閲覧していたという経験がある人も多いのではないでしょうか。
小さな画面サイズで動画を見ることは特別な体験ではなくなりました。
「何が“コンテンツ”なのか」という認識が大きく変わった
これが一番大きな要因かもしれません。
SNS上では本当にくだらない内容だったり、身近な事でもコンテンツになります。プロがつくったコンテンツのように起承転結がしっかりしていなくても、話にオチがなくても一つのコンテンツとして発信できて楽しんでくれる人がいるので、発信する時の壁が一気に低くなりました。
これら3つの要因が重なった結果、スマホ上で動画を見る時間が増えていき、こういった状況を受けて各SNSが動画コンテンツにより注力していくことになります。
各SNSの動画コンテンツへの取り組みについて
次は各SNSの2016年の動画コンテンツへの取り組みや背景について整理してみましょう。
2016年2月:ライブ動画が配信できるようになる。
2016年5月:360度動画の投稿が可能になる。
2016年6月:ライブ動画にコメントやリアクションができるようになる。
ライブ動画や360度動画という通常の動画より一歩進んだリッチな機能を実装していることから動画へのニーズがかなり高いことが分かります。
Twitterの方が動画のライブ性などの点で優位に立っていましたが今後さらにライブ性に関しては強化していくようです。
ちなみに少し前のデータになりますが、Facebookでは2015年の11月の時点で1日あたりの動画総再生回数が80億回に到達したというデータや、2015年9月の一ヶ月間で150万以上の中小企業が動画コンテンツや動画広告を配信したというデータもあります。
またFacebookの動画広告は静止画の広告に比べて広告の認知度だけに限定すれば2倍以上平均して高かったというデータもあります。
2016年5月:Periscopeでライブ動画の保存が可能になる。
2016年6月:Periscopeがツイート画面に掲載され、ツイートできる動画の秒数が30秒から140秒に拡大。
Periscopeとツイート画面はこれまであくまで別々に切り離して提供されていたわけですが、2つの統合がユーザーニーズの大きさを表していると思います。
テキスト中心の文化で発展してきたTwitterがこういった改善を行うのにはやはり理由があり、2016年の一月から6月までの半年間で動画ツイートの割合は50パーセントも増加したというデータがあり、リツイートや再生などのアクションも高い数値になっているようです。
Facebookが同じライブ性という部分で動画に注力してきているため、今後どのように差別化を行っていくのかも必見です。
2016年4月:投稿できる動画の秒数が15秒から60秒に拡大。
2016年8月:24時間で消える「Instagram Stories」が導入される。
Instagramでも秒数の拡大とInstagram Storiesのリリースと立て続けに大きな改善をしていることから、ユーザーニーズの大きな変化を感じていることが分かります。
特にインスタグラムに関してはサービス独特のインスタグラムならではのトーンを大事にしてきたサービスのため、ほぼSnapChatと同じ機能のInstagram Storiesをリリースした際には驚きました。
それだけ大きな変化が起こっているという風にも解釈できます。
FacebookやTwitterとは少し動画機能の毛色が違うため、今後どのように進化していくのか必見です。
まとめ
動画コンテンツは今後もさらに機能が強化され増えていくと予想できます。
閲覧回数や閲覧時間などの具体的なデータに注目しつつも、どういう背景や流れがあって動画コンテンツに接しているかもしっかりと観察して、自社のプロモーション企画に応用していきたいですね。
インファクト編集部
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