Googleアナリティクスのチャネルとは?分析の基本を知ろう!
京都Officeの山井です。
今回もGoogle(グーグル)アナリティクスの用語説明をお届けします。テーマは「チャネル」。
アナリティクスを分析していると普通に出てくる単語ですが、よくよく考えると、これってなんだろう?という単語ではないでしょうか。
そこで、今回は当たり前のように使っているGoogle(グーグル)アナリティクスの「チャネル」について解説いたします。
※2015年12月2日に公開した記事ですが、Googleアナリティクスの仕様変更がされたためリライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2020年1月29日に再度公開しました。
チャネルとは?Google(グーグル)アナリティクスの見方
目次
- チャネルとは
- チャネルの見方
- 代表的なチャネル:Organic Search
- 代表的なチャネル:Social
- 代表的なチャネル:Referral
- 代表的なチャネル:Direct
- その他のチャネル
- まとめ
チャネルとは
チャネル(channel)とは、アルファベットを見るとわかりますが、テレビなどのチャンネルと同じ言葉です。
元々は「水路」などを表したようで、そこから派生して「経路」といった意味合いを持っています。
使用される文脈やジャンルによって意味合いが異なるようですが、Google(グーグル)アナリティクスの場合、「流入経路」つまり、お客さんがどのような経路をたどって、このホームページに来たのか?を意味します。
かつては「メディア」として表現されていましたが、現在はチャネルと表現されています。
ホームページを訪れるお客さんが、
- 検索からやってきたのか?
- それとも他のページから来たのか?
- あるいは何らかの広告を使ったのか?
Google(グーグル)アナリティクスでは、流入経路=チャネルごとにデータを分析できます。
一般的に、流入経路によって、お客さんの動きはかなり変わると予測されますので、チャネルごとの分析はとても重要と言えます。
なお、Google(グーグル)アナリティクスの場合、チャネルの設定そのものを独自にカスタマイズすることも可能ですが、通常は、標準で用意されているチャネルを活用するだけで十分でしょう。
チャネルの見方
Google(グーグル)アナリティクスでは、「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」でチャネルを表示させることができます。
後半で改めて説明いたしますが、「Organic Search」は検索からの流入、「Referral」は他のホームページなどからリンクをクリックして見に来たお客さん、「Direct」はURLを直接入力したり、ブックマーク(お気に入り)をクリックしたりといった形でホームページに訪問された方を意味します。
検索型ブログ記事の場合、もちろん、「Organic Search」が重要な指標となりますが、紹介や名刺交換用のホームページの場合「Direct」や「Referral」が重要となるでしょう。
ホームページをどのように活用しているのか?お客さんをどのように集客しているのか?によって、どのデータを分析するべきかも、決まってくるでしょう。
以下、Google(グーグル)アナリティクスに標準で用意されているチャネルの内、特によく使う代表的なチャネルについて、簡単に解説します。
代表的なチャネル:Organic Search
これまでも、このブログで度々登場している「Organic Search」。
Google(グーグル)アナリティクスの「Organic Search」は、広告を含まない自然検索を意味します。
つまり、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って検索し、このホームページにたどり着いた方々です。
当然ですが、検索型ブログの場合、最も重要な指標となります。
TOPページを介さず、検索エンジンで指定のキーワード検索から流入した数値になりますので、検索型ブログが機能している結果となります。
なお、Google(グーグル)アナリティクスでは、「Organic Search」の文字をクリックしますと、実際にどのようなキーワードで流入しているのか?の一覧に遷移します。
代表的なチャネル:Social
Google(グーグル)アナリティクスにおいて「Social」とは、読んで字のごとくソーシャルメディアからの流入を意味します。
つまりFacebookやtwitter、Instagramなどでホームページが紹介されて、そこから流入した数字になります。
Facebookやtwitterを活用したマーケティングを行っている方にとっては、とても重要な指標となるでしょう。
ただし、すべてのソーシャルメディアに対応しているわけではなさそうです。あくまでもGoogle(グーグル)がソーシャルメディアと見なすものだけが、ここに含まれます。
代表的なチャネル:Referral
「referral」は「参照」や「照会」という意味の言葉です。
Google(グーグル)アナリティクスやアクセス解析の用語では「参照元」と訳されます。
どこか別のホームページから、リンクをたどって見に来た方々がここに含まれます。
アメブロなどの外部ブログや知り合いのホームページなどに、ホームページへのリンクが記載されていて、お客さんがそれをクリックして見に来た場合、ここに含まれます。
アメブロに限らず、集客用のブログが他にある場合などは、この数字が重要となります。
代表的なチャネル:Direct
「Direct」つまり直接ホームページを見に来た方々を意味するのが、Google(グーグル)アナリティクスの「Direct」です。
URLを直接入力したり、ブックマーク(お気に入り)していたりする場合がここに含まれます。また、ブラウザ(インターネット閲覧ソフト)以外のアプリケーションからの流入もここに含まれます。
名刺交換でURLを教えたり、口コミや紹介が重要なホームページの場合、ここがポイントになります。
その他のチャネル
Google(グーグル)アナリティクスの標準のチャネルはこの他にもありますが、まずは上記4つを抑えれば十分でしょう。
ただ、ネット広告されている方の場合、「Paid Search」「Other Advertising」という広告の効果を見るためのチャネルがありますので、活用されると良いでしょう。
「Paid Search」と「Other Advertising」は、どちらもネットの広告から流入したお客さんを意味します。
「Paid Search」は、Google(グーグル)が運営している広告サービスであるGoogleアドワーズからの流入を表し、「Other Advertising」はそれ以外の広告を意味します。
ネット広告の効果を分析したい場合は、このチャネルを活用すると良いでしょう。
ちなみに、 「Other」というチャネルもありますが、こちらは「その他」という意味で上記以外の流入元を指します。
まとめ
以上、Google(グーグル)アナリティクスのチャネルについて解説しました。
何気なく使っている言葉ですが、しっかりと意味を理解しておかないと、勘違いすることもありますので注意が必要です。
特に、一般的に使用される単語であったとしても、マーケティングやGoogle(グーグル)アナリティクスだけの独特の使い方をしている用語もありますので、その辺りは気をつけたいところです。
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インファクト編集部
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