(not provided)って何?Googleアナリティクスのキーワードがわからない!
セミナー集客ネタは、次週から改めてお届けしますね。
※このブログは2017年1月17日に公開したものに、2017年11月28日に加筆修正いたしました。
(not provided)って何?Googleアナリティクスのキーワードがわからない!
目次
- キーワードの大半が(not provided)に
- (not provided)の原因はYahoo!のSSL化?
- どうやってキーワードを調べるの?
- 今後ますますキーワードは不明に・・・どう対策する?
- キーワード不明時代のコンテンツ戦略
- まとめ
キーワードの大半が(not provided)に
もう、お気づきの方も多いかもしれませんが、Googleアナリティクスの検索キーワードがほとんど(not provided)になっています。
例えば、インファクトブログの場合、今年に入ってから、(not provided)の割合が97%を超えました。
検索キーワードの大半が、全く取得できない状況といえます。
これでは、検索キーワードは全く意味をなさないと言えるでしょう。
これまでも半分以上を占め、昨年末ごろにはじわじわと増加しており、悩ましい問題だった(not provided)ですが、どうしてこうなってしまったのか?改めて解説いたします。
(not provided)の原因はYahoo!のSSL化?
直接的な原因は、検索エンジンであるYahoo!JapanのSSL化にあります。
実は、これはかなり前から告知されており、いずれは検索キーワードの大半が取得できなくなる可能性が高いことは予想されていました。
当ブログでも、2015年10月にブログ記事にしております。
→ ヤフー(Yahoo!)からの検索キーワードも不明に?Googleアナリティクス
※SSL化についても解説しておりますので、詳しくはこちらのブログ記事をお読みください。
GoogleはYahoo!よりも前にSSL化しており、その検索キーワードの大半は(not provided)となっていました。
それがYahoo!もようやくSSL化を実現し、2017年に入って、検索キーワードが全く、わからなくなってしまったのです。
検索する側にとって、SSL化は安心感がアップしますが、ブログやホームページを運営する側にとっては、検索キーワードがわからないのことは結構大きな問題です。
お客さんが実際に検索した検索キーワードというのは、非常に多くの情報を含んでいます。
ですから、WEBサイトのコンテンツの質をアップさせるためにも、知りたい情報であり、検索体験の向上を目指すGoogleにとっても知らせる方が有益だと思われます。
しかし、現状、検索キーワードの供給がほぼ無くなってしまったのですから、その前提で対処しなければなりません。
どうやってキーワードを調べるの?
では、どうやってキーワードを調べるのか?
Googleについては、Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール=旧WEBマスターツール)を使えば、検索クエリという形で取得することが可能です。
また、Google Search Consoleは、Googleアナリティクスと連動させることもできますので、検索クエリを活用することで、検索キーワードを知ることができます。
問題はYahoo!です。
Yahoo!は、Google Search Consoleのような仕組みを提供しておりませんので、全くキーワードを取得する術がなくなってしまったと言えます。
なお、Google Search Consoleについては、
- 直近2日間のデータが反映されない
- 90日間分のデータした保存されない
という弱点があります。
長期で検索キーワードの変遷を押さえておきたい場合は、定期的にダウンロードしておくと良いでしょう。
なお、「Google Search Console 検索クエリ」について詳しくは、以下のブログ記事をお読みください。
→ 検索キーワードよりも効果的?検索クエリの意味と使い方
Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスの連動方法については、以下のブログ記事をお読みください。
→ GoogleアナリティクスとWebマスターツールを連携する方法
今後ますますキーワードは不明に・・・どう対策する?
キーワードについては、これを元に、どんなコンテンツを作るのか?を考える参考にされている方が多いことでしょう。
私もこれまで、ずっと、そのように考えてきました。
キーワードを見て、ユーザーの気持ちを推し量って、何を調べたいのか?を考える。
その答えをコンテンツ化することが、Webマーケティングの王道と言えました。
しかし、SSL化よる(not provided)の増加により、その手法が難しくなっています。
今回ご紹介したGoogle Search Consoleも前述の通り、万能ではありません。
そして、何よりも、Yahoo!検索のキーワードは不明のままです。
また、最近、Google Search Consoleの情報も怪しくなりつつあります。
ここしばらく、目に見えて(other)が増えてきたのです。
以前は、この部分は(not set)と表記されていました。
(not set)は何らかの原因で情報が得られなかったものを意味しています。
これに対して、(other)の意味は異なります。
これまで(other)は、情報量が多くて表示しきれない場合などに表記されてきました。
※Googleアナリティクスは無料でも使えるツールですが、処理できる情報量に上限があります。それを超えたものは、すべて(other)とされてしまうのです。この場合は有料版で対応するか、いろいろな裏技を使うしかありません。
なぜ、Google Search Consoleで(other)という単語が使用されているのか不明です。
この点については、Googleのヘルプにも説明はありません。
いずれにせよ、不明のキーワードはますます増えていく可能性が高いと思われます。
キーワード不明時代のコンテンツ戦略
では、これまでキーワードを使ってコンテンツを作っていた方はどうすれば良いのか?
その答えは単純です。
これまで以上にユーザーのことを考えること。
それしかないでしょう。
これまでもGoogleは、ユーザーの検索意図にそったコンテンツを作るように主張しています。
ですから、我々も検索意図を考えるしかありません。
今までは、その手がかりとしてキーワードを活用していたのですが、これからはそれは難しいです。
キーワードという手がかりはないですので、リアルのお客さんをイメージするしかありません。
あなたのサービス・商品を必要とするお客さんは
- どんな悩みを持っていますか?
- 何を知りたいですか?
- どんな情報を伝えると喜びますか?
- どんな情報ならお役に立てますか?
それを考えて考え抜くしかありません。
まとめ
2017年に入り、Googleアナリティクスの検索キーワードの大半が(not provided)になってしまいました。
これは、以前から告知されていたYahoo!のSSL化が原因です。
すでにSSL化しておりキーワードが(not provided)となっていたGoogleと合わせて、ほぼ検索キーワードが不明になってしまったと言えます。
対応方法としては、Google Search Consoleを活用することです。
まだの方はGoogle Search Consoleを登録して、Googleアナリティクスと連動させましょう。
インファクト編集部
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