デジタルマーケティング入門|マーケティングの見取図を作ろう!
いわゆるIT技術を使ったマーケティングの業界では、この手の横文字がやたら乱立して、主流がコロコロ変わっていきます。検索数では、最近この「デジタルマーケティング」という言葉が「Webマーケティング」を抜きました。言葉は代わっても本質は同じだと考えていますが、今日のブログ記事は、そういった内容についてです。
デジタルマーケティング入門|マーケティングの見取図を作ろう!
目次
- デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとは違うの?
- デジタルマーケティングで活用されるメディア
- お客さんはどこにいるのか?どうやって接点を持つのか?がマーケティングの基本
- マーケティングに使えるメディアが増えている
- マーケティングの見取図=販促グランドデザインの重要性
- まとめ|マーケティングの見取図を作ろう
デジタルマーケティングとは?Webマーケティングとは違うの?
まずはここから。
そもそもデジタルマーケティングって何?という話です。
この手の用語では、これまでWebマーケティングという言葉が使われていました。
では、デジタルマーケティングってWebマーケティングとは違うの?
という話ですが、
実際は、異なる部分はないと考えています。
一応、意味的な話では、Webマーケティングというと、Webサイトを軸に考えるマーケティングで、デジタルマーケティングは、その他のIT資産も総合的に考える・・・といった違いがあるようです。(参考→ デジタルマーケティングとWEBマーケティングの違いとは?)
ただ、マーケティングという文脈で考えた場合、それらの違いを意識する必要はないと思います。
デジタルマーケティングで活用されるメディア
さて、一般的に言われるデジタルマーケティングでは、さまざまなデジタルメディアをマーケティングに活用するためのリソースとして定義しています。
- ホームページ、スタッフブログ、ランディングページなどのWebサイト
- FacebookやTwitter、Instagramなどのソーシャルメディア
- まとめサイトや比較サイト
- メールマガジンやEメールマーケティング
- スマホアプリ
- ポイントカードや電子マネーカードサービス
- デジタルサイネージ
などなど。
また、小売店のPOS情報や、企業の持つ無数の顧客データ、いわゆるIoTにより入手できる多種多様なデータなど、あらゆる情報を生かして、マーケティングを行うこともデジタルマーケティングに含まれます。
ただ、これらはWebマーケティングという言葉が主流であった時から、指摘されている要素です。もちろん、その種類は圧倒的に増えていますが、デジタルマーケティングという言葉に変わったとしても本筋は変わらないでしょう。
お客さんはどこにいるのか?どうやって接点を持つのか?がマーケティングの基本
Webマーケティングにせよ、デジタルマーケティングにせよ、言葉はいろいろありますが、マーケティングの基本は一緒だと思われます。
結局は、
- 誰がお客さんなのか?
- そのお客さんは、どのメディアをどのような目的で活用するのか?
を理解した上で、そのお客さんとどうやって接点を持つのか?が重要です。
つまり、お客さんはどこにいるのか?を理解して、そこにアプローチするという、マーケティングの基本です。
お客さんの多くがTV視聴を基本にしているのであれば、TVCMが有効でしょう。あるいは番組スポンサーになって、お客さんが求めるコンテンツを制作しても良いでしょう。
ソーシャルメディア以外に情報収集を行っていないお客さんが多ければ、ソーシャルメディアをフルに活用する必要があります。
ネットやTVを全く見ず、ご近所エリアを生活圏としている人がターゲットならば、チラシやポスター、駅看板などの方が、お客さんにリーチ出来るでしょう。
このようにお客さんによって、アプローチに使うメディアや方法はそれぞれですが、基本はお客さんのいるところに、お客さんが興味を持つ方法で情報を届ける、という考え方はかわりません。
マーケティングに活用できるメディアが増えている
ただ、これまでと全く異なる状況に直面していることも事実です。
それは、お客さんと接触できるメディアの種類が、以前よりも遥かに増えていること。
そして、お客さんが接する情報量も、以前よりも遥かに増えていること。
この2つはしっかりと認識する必要があります。
メディアの選択肢が増えたということは、その分、どれを選ぶかが重要になります。
以前のように、情報収集が新聞かTV・・・という時代であれば、ここに広告を出すのが一番。あとはどのような広告にすれば良いのか?クリエイティブを考えるだけでOKでした。
しかし、今は、どのようなメディアを選ぶのか?から始まり、メディアごとに特性を生かしたマーケティングを考えなければなりません。
もちろん、それぞれのメディアごとに活用ノウハウは異なります。
また「マーケティングに活用できるメディアが増えている」ということは、それぞれのメディアを使いこなす必要がある・・・ということでもあります。
そして「これだけやっていれば良い」という単純な図式が通用しなくなったことも意味します。
マーケティングの見取図=販促グランドデザインの重要性
Webマーケティング・デジタルマーケティングにおいて、我々は、
- Webサイト
- ソーシャルメディア
- まとめサイトや比較サイト
- メールマガジンやEメールマーケティング
- スマホアプリ
- ポイントカードや電子マネーカードサービス
- デジタルサイネージ
など、多数のメディアを活用できるようになりました。
ここに、各種広告、チラシやポスター、駅看板などのリアル広告なども含めると、どうでしょうか?
より効果的にマーケティングを行うためには、これら、活用できるリソース・メディアの数々を使いこなす必要があります。
これは大変なことです。
個々のメディアの特性や活用方法を学ぶだけでも一苦労ですが、それよりも、これらのメディアをどのように使っていくのか?そこを明確にしておかないと、うまく行きません。
また、これらを活用していくには、複数のメンバーの協力が必要です。
メンバーの認識を合わせておかないと、絶対に機能しません。
そこで重要になるのが、これらのメディアの位置付けを明確にし、自分たちが使えるリソースを整理する販促グランドデザイン、という考え方です。
販促グランドデザインでは、マーケティングのゴールを明確にし、各メディアの役割や、お客さんをクロージングするまでの流れを図式化します。
これをメンバー間で共有しておけば、個々で活動する局面でもブレることはありません。
※なお、販促グランドデザインについて詳しくはこちらのブログ記事をご確認ください。(→ 販促グランドデザインとはホームページやブログ制作前に必要な設計図です!)
まとめ|マーケティングの見取図を作ろう
これからもマーケティングに関する用語はさまざま登場するでしょう。
もちろん、マーケティングに使えるメディアも増えていくと思います。
ただ、本質は一緒だと思います。
マーケティングの見取図である販促グランドデザインをしっかり作っておけば、どのようなメディアや考え方が登場しても問題はありません。
販促グランドデザインのどこに当てはめれば良いのか?を考えることで、すぐに対応できます。
マーケティングの見取図=販促グランドデザインを作っておけば、新しいツールや用語に、いたずらに踊らされることもなくなると思います。
インファクト編集部
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