Photoshopでたくさんの画像を一斉に補正・リサイズする方法
こんにちは!波塚です。
今回はデザイン制作や写真加工には欠かせない定番ソフト「Photoshop」でたくさんの画像を一斉に加工する方法を紹介したいと思います。
全体の流れの中で画像の「補正」についても簡単に触れていきます。※使用したソフトのバージョンはPhotoshopCS6です。
※このブログ記事は2015年8月31日にアップした内容に加筆修正した上で、2017年7月11日に再度アップいたしました。
目次
- まずは画像ファイルの準備をしよう
- 編集する一連の流れをアクションとして保存する
- フォルダの写真を一斉に加工する
- まとめ
まずは画像ファイルの準備をしよう
一斉に処理をするファイルはひとつのフォルダーにまとめておきましょう。
万が一上書き保存などをしてしまったり、エラーでファイルがなくなってしまったときのために、ファイルのバックアップは必ずしておきましょう。
トリミングや縦横比は必要があればあらかじめ編集しておきましょう。
編集する一連の流れをアクションとして保存する
フォトショップには作業を保存しておき、ボタン一つで実行できる「アクション」という機能があります。
まずは一連の作業をアクションとして保存する必要があります。
今回編集する内容をまとめると
- ファイルを開く
- 画像のリサイズ
- 「トンカーブ」で明暗の調整
- 「色調補正」(カラーバランス)で色の調整
- スマートシャープで画像をくっきりに
- 画像を保存
- 閉じる
この7つの工程をひとつひとつちまちま編集していくと、とても時間がかかってしまいます。そこで活用したいのがフォトショップの「アクション」機能です。
では、それぞれの工程をアクションとして保存していきます。
新しくアクションを作成
フォトショップのアクションをが表示されているか確認しましょう。
アクションが見当たらない場合は上部メニューのウインドウ→アクションで表示させます。
新しくアクションを作成します。右下のボタンを押すと新規アクションタブが出てくるので「アクションの名前」を記入しましょう。
後々アクションが増えた時のためにわかりやすい名前にしましょう。新しくアクションをつくるときはセットは初期設定にします。
新規アクションを作成したら、右下のアクション記録中の赤いマークがついているか確認します。
この記録中のマークがついた状態で作業を行うと、その作業が全てアクションとして保存されます。
次に、上部メニューバーのファイル→開く(Commond+O)から用意したフォルダ内のファイルを適当に選んで開きます。
アクションに「開く」が追加されたか確認しましょう。
画像をリサイズする
メニューバーのイメージ→画像解像度(option+Command+I)をクリック。
変更したいサイズを記入してリサイズします。
画像の明暗を調整する
メニューバーのイメージ→色調補正→トーンカーブ(Command+M)をクリック。
全体的に明るくしたいときは山なりの曲線にし、暗くしたいときはその逆、暗いところは暗く明るいところは明るくハイライトをきかせたい場合はS字のような曲線になります。
色相・彩度(カラーバランス)を調節する
メニューバーのイメージ→色調補正→色相・彩度(Command+U)をクリック。
色味を変えたい場合は色相を変更し、鮮やかにしたい場合は彩度を上げ、明るくしたい場合は明度を変更します。
カラーバランスを変更します。ここはそこまで変更する必要がないかもしれませんが、食品の写真などにはよく使うので補足程度にご紹介します。
今回使用した写真は少し青みがかった部分があったので、レッドとイエローのカラーレベルを強くしました。
トーンカーブと色調補正、カラーバランスだけでここまで変わります。
ファイル→別名で保存をする
名前を変更して保存し、ファイルを閉じます。
アクションの記録を停止する
一連の作業が終わったら、赤マークの左の四角マークをクリックしてアクションの記録を停止させましょう。
また、それぞれの画像で編集内容を変えたいアクションは左の「ダイアログボックスの表示切り替え」にチェックを入れておくと、アクションを止めて手動で編集することができます。
フォルダの写真を一斉に加工する
メニューバーのファイル→自動処理→バッチをクリック。
- 実行したいアクションを指定
- 編集する画像のフォルダ指定
- 編集後の画像が保存されるフォルダを指定
以上を設定すれば一斉にフォルダ内の画像の処理が行われます。めっちゃくちゃ便利!
まとめ
長々と書いてしまいましたが、要約すると「実行したい作業をアクションで保存」「バッチでフォルダ指定して一斉に処理」するだけです。
単調な作業がサクサク進んでいくのですごく気持ちがいいです。また、アクションに関しては気に入ったものはどんどん保存してくと写真加工の幅が広がりそうです。
是非利用してみてください!
波塚浩平
最新記事 by 波塚浩平 (全て見る)
- 【2022年最新版】カラーパレットの作成方法|Coolors - 2022年3月16日
- Macのデフォルトアプリでpdfを結合する方法|Automator活用 - 2020年5月26日
- 簡単に美しいグラデーションを作れる便利サイト4選 - 2020年5月12日