ベトナム人の働き方と仕事に対する考え方について

ベトナムと日本は違う国なので、当然人の気質と考え方も若干異なります。ベトナム人と働く時、その違いについて知っておくとより良いではないかと思っておりますので、今回の記事は「ベトナム人の働き方と仕事に対する考え方」について書きます。

ベトナム人の働き方・仕事についての考え

作業時間について

ベトナムでのほとんどの会社は始業時間が早いで、基本的には８時から17時半まで、８時間限定となっています。遅くとも８時半から６時までです。

朝早い習慣はベトナム人が家族を大切にし、残業は好まれていませんのです。独身の人が就業時間が終わったら、学校へ行ったりGymなどへ行ったりして、結婚している人はできるだけ、就業時間内に仕事を終わらせて、残りの時間は子供と家族の時間にするのは一般的です。

そう言っても、絶対残業しないというわけではありません。プロジェクトの期限を守るために、間に合わなさそう場合、テームメンバーの全員と話すことで、みんなはちゃんと責任を持って、仕事を完成するように、徹夜して頑張ります。今でも残業が多い会社もありますが、残業がずっと続く会社だと、退職率が高いです。

しかし、仕事を終わらずに、終了時間になったら帰ってしまう人もいますので、ベトナム人と働く場合、進捗・期限・スケジュールについて常に確認する必要があります。

会社についての考え方

ベトナム人は働く会社を選ぶ時、自分の専門に会うかどうかという条件の他は給与で決める傾向があります。給与がちょっと低くでも、福祉制度や待遇制度がよければ選びます。これはベトナム人の転職率が高いことにつながるかもしれません。

また評価の条件としては公平で評価するとか、生産性・能力に応じて評価するなどがあると思いますが、ベトナム人の場合、基本的には給与の面に対して満足しているのであれば、その会社で長く働くことに紐付いている状態です。

もちろん、どんな状況でも経験を重ねることで、自分の成長につながることを理解していますが、自分の生活を一旦のベースで守れないなら、仕事への熱心さ、モチベーションも下がって、給与の高い方に転職したいという考えを持ってしまっています。

個人で副業をする人が多い

ベトナム人はお金を稼ぐために、主な仕事の他は副業として仕事をする人が多いです。
例えば、貯金がある人は自分でレストランやコーヒーなどのお店を経営して、予算がない人なら、よくフリーランサーとして仕事をする人が多いです。そのため、残業するのはあまり好ましくない原因の一つかもしれないです。

ベトナム人は「商売の仕事をしないとなかなかお金持ちにならない」という言葉をよく言って、給与だけによるとなかなか結婚できないよとよく冗談を言いますが、やっぱりお金のことにこだわる人が多いです。

まとめ

以上、ベトナム人の働き方・仕事の考え方について概要的に書きました。一緒に働く時、お互いの特徴・考え方について理解しておくと、コミュニケーションも仕事もよりスムーズに進めるではないかと考えております。興味のある方はどうぞご参考まで。