臆病な僕でも勇者になれた七つの教えレビュー|課題図書

20160616A

【ストロベリーナイト】【カラマーゾフの兄弟】【特命係長 只野仁】【佐賀のがばいばあちゃん】など多数のテレビドラマのシナリオを書かれた、旺季志ずか氏の処女作が、5月の課題図書【臆病な僕でも勇者になれた七つの教え】です。

本書を読み終え、著者紹介で脚本家だということを知りました。
しかも、私が好きなテレビドラマを手掛けていらっしゃったのです。

【臆病な僕でも勇者になれた七つの教え】のざっくりした内容

青い髪に青い目の少年キラは、自分のせいで仲が良かった両親がリコンしたと思い、自分が普通じゃない「バケモノ」だからだと、自分を責めて過ごしていた。
自分は生まれてこなければよかったのだと、責めていたキラが7つの石(ストーン)を見つけて勇者になる冒険をすることで、自分自身を受け入れ一歩踏み出す勇気を手に入れる物語。

スタッフレビュー

今野レビュー

登場人物の中に、主人公のキラを勇者へ導くための案内人「老師(ラオシー)」がいます。
「老師(ラオシー)」の教えによって、キラは勇者になるための考え方を学んでいきます。
その教えの中で私に響いたのが、臆病な自分、意地悪なきもちの自分、怒っている時の自分などの嫌な自分を全肯定する。どんな自分も素晴らしいと信じて物事に挑戦するが、「やってもできない」などの先入観なく、挑戦できる。
大人になり、いろんな経験を重ねると、何か初める前に「失敗したら…」「自分にはハードルが高すぎる…」「こんな自分じゃ…」など、リスクが先に浮かんできてしまいます。
失敗したら…という気持ちが自分の中にあると、それが現実に影響を与えてしまう。
わかってはいるけれど、成功のイメージをすると同時に、失敗した時の対処方なども考えてしまいます。
これからは、失敗したらその時に考えれば良い、物事にチャレンジする時は、自分はできると信じてチャレンジ!その方が楽しいし、上手くと信じて行動していこうと思いました。

名畑レビュー

物語風でしたがとても読み応えがあり、かつ気持ちの持ち方で共感する、こうすれば自分はもっと成長できると思える部分が多くありました。
主人公の心の成長がとてもたくましく感じました。
特に共感、実践していきたいなと思った主人公達の行動はわくわくすることを選ぶ「わくわく羅針盤」です。
選択肢に迷ったら安全な方を選ぶのではなく自分がわくわくするなと思ったことを選択する方が成功への道だと感じました。
日頃自分はどうすべきか迷うことは多々あると思います。
直感的に一度自分はどうすれば、どう行動すればわくわくするかを考えわくわくする方を選びましょう。
そうすると後悔しない結果に結びついていきます。
逆にどれもこれもわくわくを感じることができれば楽しくなるなと思いました。

望月レビュー

この本はファンタジー小説ですが、内容はとてもためになる事がたくさん載っています。主人公である髪の毛の青い少年が冒険を通して成長していく姿に感動と共感をしてなんども泣かされました。その中でも得に納得した事をご紹介します。

それは「勇者になりきるのだ」という言葉です。
この言葉には、どんなにネガティブな気持ちになっていても勇者になりきれば、勇者ならどんな事を考えどんな行動をとるかを考えてなりきる事で乗り越える事ができるという意味がある。

人が変わるためには発する言葉を変える、行動を変える事が最も早いとこの本には書いてあった。そうすると「どうせ自分にはできない」といった固定概念が取れて現実にする助けになる。

他にもたくさんのためになる言葉が主人公の成長を通して紹介されていますのでぜひ読んでいただきたいです。

加藤レビュー

「ありのままの自分を受け入れる」というのは一昨年ぐらい?にディズニーの「アナと雪の女王」で流行りました。
「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」の中にも「ありのままの自分を受け入れる」という話が出てきます。

実際、現実では「ありのままの自分を受け入れる」というのは難しいものです。
「自分勝手や」「わがまま」と履き違えてしまうのもよくありません。
自分を否定して物事に取り組むのも駄目だと思いますが「何事もバランスが大事だなぁ」と改めて思いました。

篠崎レビュー

いわゆる自己啓発本ですが、全てを物語仕立てにした寓話にしているところか、他の同種の書籍と異なります。
こういう手法もあるんだなぁ、と感心しました。

結局は、今現在の自分をありのままに受け入れ、肯定すること。
その上で、ワクワクすること、本当に心が欲することをしよう、ということだろうと思います。

寓話では、主人公は困難にあいながらも、すんなりと自分を受け入れ、最終的には肯定します。
しかし、現実的に、ありのままの自分を受け入れることは難しいし、それを肯定することは、もっと難しいことでしょう。

でも、この寓話の主人公のように、劇的な冒険に会わずとも、少しづつでよいから、自分を受け入れ、肯定していくことは大切だと感じています。
そして、ワクワクすることにトライできるようになりたいなぁ、そんな風に思いました。

波塚レビュー

自己啓発を目的とした書籍ですが、本文は小説で引き込まれるストーリー仕立てとなっていて、とても読みやすい印象を持ちました。
主人公キラを含め、登場人物のセリフにインパクトがあり、感情移入しつつ、大人子供の違った観点でも楽しめるような内容になっていたように思います。
何よりも自分が自分自身を受け入れ肯定することが大切!
人の気持ちや潜在意識などの概念をわかりやすくドラマ仕立てで読むことができることが、この本の一番の良さであり、何度も読み返しても必ず得られるものがあると感じました。

岡田レビュー

この本に出会えてよかったです。子供向けの児童書もつくってほしいと思ったぐらいです。
思いが現実になる、なりたい自分を描いてなりきる、どんな出来事、どんな自分もありのままを受け止めてみる、どんな自分にもOKを出す、ワクワク羅針盤を作動させる。この本が教えてくれた全てのことができればいいと思いますが、自分の弱さでそれがいつもできないのだと思います。
それでも忘れたら思い出す、できなかったら思い出して今度はやってみる、を繰り返していけば、なりたい自分に近づいていけるのだと思います。とても前向きになる本でした。

最後に…

今まで読んできた課題図書で私が共通していると思っていることは、ありたい姿を描く、ありたい姿(目標)を実現させるために行動する

いろんなアプローチで書かれていましたが、本書【臆病な僕でも勇者になれた七つの教え】が一番、私の中にスッと入ってきました。
小説が好きということがあるかもしれませんが、同じような内容が書かれている自己啓発本よりも、すんなり受け入れられました。

自分の思ったことが現実を作る。
3KM手帳のビジュアライズや行動計画を毎日見ることで、潜在意識に刷り込む。
思ったことが現実になるなら、思い続けて現実にしたいな…と本書を読んで輝く未来を想像しました(笑)単純です!

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