初心者必見!販促物制作の開始前に整理しておきたい6つのポイント


こんにちは、Webマーケティングディレクターの岡田です。こんな風に名乗っていますが、担当している案件がWEBの仕事よりも紙の仕事のボリュームが増えてきている今日この頃です。こんな時代に紙!?と思われる方もいらっしゃいますが、これだけインターネット、ソーシャルメディアが一般化していても、やり方を間違えなければ紙の販促物も十分効果を発揮しますし、またインターネットやソーシャルメディアと組み合わせることによってより効果が高まりますよ。

さて今日は販促物制作担当者の方に読んでいただきたい、「販促物制作の開始前に整理しておきたい6つのポイント」を初心者向けにまとめます。制作のプロ(制作会社)側の視点ではなく、あくまでも販促担当者側(しかも初心者向け)の視点で、スムーズに失敗なく販促物をつくるために事前に整理しておくべきポイントをまとめます。社内(自作)で制作するときはもちろん、制作会社に依頼する場合は、お願いする会社との打ち合わせ前にやっておくと驚くほど打ち合わせがスムーズに行くはずです。販促物のコアな内容(コンテンツ)を決める際のポイントではなく、あくまで大枠(アウトライン)のためのポイントです。

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それでは行ってみましょう!!

目的(ゴール)をはっきりとさせ、社内でコンセンサスをとっておく

いきなり結論っぽいですが、本当にこれにつきます。いろいろなことを明確にして、しかもそれは担当者であるあなただけの意見だけをまとめるのではなく、あなたが原案を考えて関係者全員にその了承をとっておくことが手戻り防止に一番大事なことです。

販促物の制作開始前に明確にしておくべきこと

では、「明確にするいろいろなこと」とは何でしょうか。最低限考えておくべきポイントは、

1.目的(ゴール)は何か
2.細かいターゲット
3.予算
4.その販促物はどこで使うのか
5.いつまでに完成させたいのか
6.これだけは絶対に盛り込みたいネタ

です。

1つずつ見ていきましょう。

1.目的(ゴール)は何か

①この販促物は何のためにつくるのか。
まずは、これです。目的、目標を明確にします。新規顧客を○○人獲得するためなのか、既存顧客からの注文件数を昨年同月からの○○%にするためなのか。できれば、具体的な数字等もあると目的はよりはっきりします。

②この販促物を受け取った人にどういうアクションをとってほしいのか。
より具体的にユーザー行動を確定します。「ツール」と「アクション」を明確にします。電話で注文がほしいのか、まずは電話かインターネットで「問い合わせ」をしてほしいのか、「資料請求」をしてほしいのか。これが決まっていないと販促物はブレブレになります。

2.細かいターゲット

初心者の多くの方が陥りがちな間違いは、「ターゲット」ではなく「属性」だけを決めて、それを「ターゲット」は明確になった!と勘違いすることです。

属性とは

たとえば、新規のお客様で、「30歳~50歳までの女性、既婚で、非正規雇用も含む有職者」くらいまでのことを言います。属性は誰もが共通で持っている性質や特徴のことです。

ターゲットとは

ターゲット=標的(直訳)ですから、もっと細かく趣味趣向等も加味した人物像を想定します。マーケティング的にいうと「ペルソナ」を決めるともいいますが、ターゲットはより明確な方が、伝わる販促物が作りやすいです。
■例 保湿成分にこだわったスキンケア化粧品で少し商品単価が他より高い場合の販促物をつくる場合。
属性:30代~50代までの女性で 既婚 有職者
ターゲット:属性にプラスして、乾燥肌、スポーツが好きでよく日焼けをしてしまう人。濃いメイクよりはナチュラルメイクが好きな人など。。。

商品の絶対的な特徴と類似商品との比較から考えられる特徴を踏まえて、属性ではなくターゲットを考えてみてください。

3.予算

よく「いくらかかるんですか?」という質問をいただくことがあります。でも制作物に関しては、最低限かかる費用はありますが、正直ピンキリです。というのも、写真1つ考えてみてください。自分たちのスマホで撮影し、今はいろいろな無料アプリで加工等もできます。それを選択したら無料で画像は手配可能。でも、商品の魅力をより伝えるため自分たちでは撮影できないようなカットで撮りたいと思い、カメラマンを手配し、いろいろな特殊な技術を使ったらやはりそれなりにかかります。でも、どちらでも販促物をつくろうと思えばつくれるのです。こだわろうと思えばいくらでも費用はかかっていきます。なので、オススメなのは、先に決めた「ゴール」からいったん予算を決めてみるということです。いったん決めた1つの基準があれば、後々細かいことを選択していく上で非常に考えやすくなります。結果的に予算オーバーすることもあるかも知れませんが、プラスかかった分が明確にできれば納得の費用になるのではないでしょうか。

4.その販促物はどこで使うのか

展示会で使うのか、新聞折り込みで使うのか、ニュースレター(ダイレクトメール)で使うのか。。。販促物の形状等を決める上で大事になってきますが、他社チラシと一緒に見られるのか、単独で見られるのかも大きなポイントになります。

5.いつまでに完成させたいのか

販促物に限らず、期限は重要ですよね。

6.これだけは絶対に盛り込みたいネタ

例えば、先行販売をしたところお客様から非常に多くのお喜びの声をいただけていて、お客様の声として掲載したい、など。これだけははずせない!というコンテンツ(内容)と、余裕があればこれを載せてもいいかな~、という候補も書き出しておいて、レベル分けしておくと便利です。そのコンテンツの考え方や選び方に関しては、非常に重要な項目になりますので、また回を改めてブログでご紹介します。

必ず文字におとす

上記の項目を必ず、文字にします。手書きでもパソコンでメモ書きでも何でもいいですが、とりあえず、文字にして整理することが重要です。

ブラッシュアップされ決まったことはまた必ず文字に落とす

原案を担当者が作成し、その後社内の打ち合わせで揉み直し、変更になったりすることがあると思いますが、その更新情報も常に文字に落とすことが大事です。

まとめ

いかがだったでしょうか。上記の項目を洗い出したり、決める作業をしていくとわからなかったり、社内で意見がまとまらなかったりすることがあると思います。そのような場合は、いったんその項目は保留にして、他を進めてみてください。そうすると、前にペンディングにしていた項目も決められるようになったりすることもあります。またその決まっている項目と決まっていない項目が何なのかを整理するためにも、まずはじめにこの項目を整理しておくべきなのです。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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