こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられるレビュー|課題図書

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おはようございます、「食欲の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」と言われますが、「睡眠の秋」を満喫したいです…(笑)
睡眠が短くても、ベストな状態を保てる方がとってもうらやましいコンノです…

先月はベトナムチームの東京研修など、社内イベントが満載だったのでお休みでしたが、毎月恒例の課題図書レビューです。

【こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる】の内容

コカ・コーラは120年もの間、変わらぬ商品が今も売れ続けています。
その理由は何か?
日本人として28年ぶりに社長についた伝説のマーケターが、経験を元に実践したマーケティングが紹介されています。
マーケティングと聞くと、難しそうだな…と感じる方にも、缶コーヒー「ジョージア」の「男のやすらぎ」や「明日があるさ」キャンペーン、「爽健美茶」「からだ巡り茶」「Qoo」「コカ・コーラ」の「No Reason」など、身近な商品の誕生秘話などが満載なので、難しく考え過ぎずに読めます!

名畑レビュー

ジョージアの新CM企画の話にとても共通点を見つけることができました。
缶コーヒーを飲んでみようと思っていた頃はどれがどう違うのか見た目だけでは分かりません。
わかってもパッケージに砂糖が入っているのか、ミルク的なものが混ざっているのかくらいしか分かりません。
その中でどれにしようか迷った時に決めたきっかけになったのがCMでした。
こういう時に!こんなあなたにこれ!と薦められるとそういった場面の時にあ〜今まさにこの状態だから買おうと思い、何度か買い続けました。
諦めずにブレーストーミングをすること、徹底的にターゲットの立場になって考えること、普段のことも、こちらが普通と思っていてもそうでないことも考えること。
インファクトのブログのターゲットの考えと同じだなと感じたました。
ターゲットを漠然と考えるのではなく年収はこれで年齢はこのくらいでこんな仕事をしている人と細かく設定することがヒットの鍵となると思いました。
逆に共感できてなく、ターゲットからかけはなれたCMをしていると興味を示さないというのも納得だなと思いました。
伝えたい人に、伝えたい周りの人にCMで商品を伝える、改めてCMの意義を知れた気がしました。

加藤レビュー

マーケティングは理論も大事だと思うのですが、情熱はそれと同じぐらい大事なんだなと感じました。
本書で出てくる、「ジョージア」の「明日があるさ」キャンペーンや、「爽健美茶」のCM。
「Qoo」のCMもよく覚えています。確か小学生だったと思います。
「明日があるさ」「爽健美茶」「Qoo」のCMソングは今でも覚えています。
この中で飲んでいたのは「Qoo」でした。
「こどもだってうまいんだもん飲んだらこう言っちゃうよ〜」という子供がターゲットのCMですし。
マーケティングを考えるときは、ターゲットが商品を使うときに、どんな体験ができるのか、どんな気分になるのか、というのが大事なんだと改めて思いました。
こういうのを身につけるには、常日頃から相手のことを考えて行動することが重要なんですね。

田中レビュー

一番興味を惹かれた章は「第2章 原点は人に喜んでもらうこと」。
今の仕事を選んだ理由に「人に喜んでもらえる仕事がしたいから」という方も多いと思いますが、少なからず、誰しも仕事において誰かの役にたちたい、誰かを喜ばせたい、そういった気持ちはもっているものだと思います。
まさにこれが「原点」。日々忙しく仕事をしていると、そんな風に思って仕事を選んだことや、喜んでもらえることが自分の仕事のやりがりに繋がっていることも忘れがちになってしまいます。
この本で原点を振り返った時、私自身、一つひとつの仕事に対する考え方を改めることができたなと思います。
例えばブログを一つ書くにしても、誰のために書いているのか、誰の役にたちたいのか。目の前にいるお客様一人ひとりに喜んでいけるような仕事をしていきたいなと改めて思いました。
「マーケティング」という難しい言葉にとらわれず、「お客様を喜ばせるために」という視点で読んでいくと、スムーズに理解できる本だと思います。

篠崎レビュー

コカ・コーラという巨大な組織の話なので、読む前は「どこまでヒントが掴めるだろうか?」と半信半疑な部分もありました。
しかし、結局のところ、それは大企業だからこそ「言えたこと」「実践できたこと」という話ばかりかも、という杞憂はすぐに吹き飛び、内容に引き込まれました。
ここに書かれている内容は、マスメディアなどの広告手段はもちろん、大企業だからこそできるものばかりですが、その基本となる考え方は、どのような組織であっても大いに参考にできると思います。
とりわけ重要な指摘は、「お客さま」とどう向き合うかということこそが、経営の中核である、というものだと感じました。
徹底的に「お客さま」と向き合い、商品を開発しマーケティングする。確かに、それが最も大切なことだと私も感じました。
マーケティングというと、何やら難しく考えてしまいがちですが、この著者がいうように、「お客さん」とどう関係を作っていくか?と考えると、もっと身近な問題として捉えることができるでしょう。
マーケティングやブランディング、企業の経営など、いろいろな面でヒントを得ることができる良書でした。

波塚レビュー

競合会社と利益を奪い合うわけではなく、常に新しい発想や他にはない創造をして価値をつくりだし、市場全体を盛り上げるという発想に感動しました。
「他にはない価値を創る」というのはいつも自分が目標にしていることでもあるので、この思いを振り返る意味でも新しい考え方を学ぶ意味でもいい経験になったと思います。
コカ・コーラのCMはそうした新しい発想と考え方から生まれているから印象に残るのかな、と思いました。コーヒーはあまり飲まないんですが、ジョージアのCMは頭に残ります。
また、外に出て実際に販売の現場をみて学ぶということにも共感しました。新社会となり、現場に入ったばかりのときは知らないことばかり、実際にみて学ぶことがどんなに大切かわかりました。
共感した部分をピックアップした感想になりましたが、その他にもマーケティングやブランディングに関わる様々なノウハウや考え方を知ることができてほんとうによかった、と思える内容でした。

望月レビュー

著者である魚谷さんが日本コカコーラの会長になるまでの人生が書かれています。
また、魚谷さんが日本コカコーラでマーケティングをした体験、経験、気づきが細かく書かれています。
著書を読んで、マーケティングの在り方の深い部分を知れました。
これからも常に使う人の事を考えてデザインしていこうと思います。

ディレクター岡田レビュー

この本は岡田が個人的に読んでいたものを課題図書して推薦しました!(初めて採用されました、笑)
仕事ができるようになるのか、ならないのか、仕事がおもしろくなるのか、ならないのかは、結局どれだけ本気で取り組んだかによる。情熱と熱意をもってしてやれば、ほとんどかなわないことはない。ということが、魚谷氏の実体験から語られている本です。それを青臭い精神論だとしてしまえば、それで終わり、もうその時点でやりたい仕事ができるようになるということから、反れているのだと思います。
「将来の志は常に高く持ちなさい。そして、日々の足元のことをしっかりやり遂げることこそが、その志に到達する最も近道なのだ」阪急電鉄創業者 小林一三氏の言葉が本の中で紹介されていましたが、この言葉、響き増した。勇気をもらいました。大きな夢を常にもちながら、目の前のことをがむしゃらにやりたいと思います。

最後に…

缶コーヒー「ジョージア」はサントリー「BOSS」より知名度が低いのにも関わらず、売れていた理由に「はっ!」とさせられました。
お客さんに選んで購入してもらっているのではなく、お客さんが缶コーヒーを飲みたい時に、コカ・コーラの自動販売機しかなかったのが理由。
「ジョージア」を復活させる為の鍵、「Qoo」 の誕生秘話など、自分自身が情熱をもって取り組むことで、周りをいい意味で巻き込んでいくところを見習って、仕事に活かしていきたいと思いました。

弊社では、インプットしたらアウトプットすることが重要だと認識し、課題図書を読んでレビューを書いています。
インプットとアウトプットの重要性に関してご興味みのある方は、こちらの記事をご覧ください>>>【今週の朝礼ネタ|インプットとアウトプットを繰り返す重要性】

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株式会社インファクトでWEBサイト・ブログの制作からお客様サポートまで担当しています。どう改善したら伝わりやすいのか、反応が出るのかを常に考えながら仕事に取り組んでいます。WEBサイトだけでなく、紙ものメール設定など、幅広い業務に携わっているので、色んな視点でお客様のお手伝いができると思います。よろしくお願い致します。
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