セグメントの意味とオススメの使い方3選 – Google(グーグル)アナリティクスの設定
ハードルは高いのですが、Google(グーグル)アナリティクスを使いこなすためには、セグメントはぜひ覚えたい機能です。今回はオススメの設定3つも合わせてご紹介いたしますので、どうぞ参考にしてください。
セグメントの意味とオススメの使い方3選 – Google(グーグル)アナリティクの設定
目次
- セグメントとは(おさらい)
- セグメントを使う時の注意点
- オススメの使い方1)年齢・性別を絞り込む
- オススメの使い方2)特定のページを絞り込む
- オススメの使い方3)ヘビーユーザーを絞り込む
- まとめ
セグメントとは(おさらい)
前回も書かせていただきましたが、改めてGoogle(グーグル)アナリティクスのセグメントについて、おさらいします。
Google(グーグル)アナリティクスにおいて、セグメントは、レポートを特定の条件で絞って表示させる機能を意味しています。
今回のオススメにも登場しますが、マーケティング用語でいう「F1層」、つまり20歳から34歳の女性だけのデータに絞り込みたい、といった時に活躍するのがセグメントです。
実際のところ、Google(グーグル)アナリティクスの場合、年齢の分け方が日本的なものとは異なりますので、まったく同じ分け方はできませんが、年齢や性別でデータを絞り込むができます。
このように、何らかの条件でデータを絞り込むのがセグメントという機能です。
セグメントについては、前回の記事「セグメントとは?Google(グーグル)アナリティクスの見方」も合わせてお読みください。
セグメントを使う時の注意点
さて、このセグメント、非常に有効な機能ですが、使い方を誤るとトンデモナイことになりかねません。また、いろいろな切り口で絞り込めますので、のめり込むと際限がなくなってしまいます。
セグメントを使う際は、
何の情報を分析したいのか?
を明確にすることをオススメいたします。
そこが明確になっていないと、情報を調べる際にブレが生じ、いつまで経っても有効な情報が得られない、といった結果になりかねません。
例えば、先ほど例で出しました「F1層」の分析も、若い女性と年配の女性で明らかにお客さんの傾向が異なるサービス・商売であれば、非常に重要な情報になるでしょう。
しかし、対して違いがないのであれば、わざわざ分けて分析することは無駄に手間がかかるだけです。
このようなことを防ぐには「仮説」を立てることが重要です。
サービスとしては若い女性も年配の女性もどちらも来店いただいているが、ホームページ経由は年配女性に偏っている。ひょっとして、若い女性と年配の女性で見ているページが違うのだろうか?
といったレベルで構いません。その仮説を検証するためにセグメントを使うのです。
この例の場合、Google(グーグル)アナリティクスのデータを若い女性と年配の女性で調べればよい、と明確になりますから、セグメントの設定も自ずと決まります。
セグメントを使う際は、何を調べたいのか?の仮説を必ず立てるようにしましょう。
それではここから、オススメの使い方編です。初歩的な簡単な設定を3つばかり紹介します。複雑なものはいずれ特集しますね。
オススメの使い方1)年齢・性別を絞り込む
一部には、「F1層」で分析するなんて意味はない!なんて話もありますが、年齢や性別でターゲットをわける分析は、これはこれで有効な手段だと思います。
特に女性向けのサービスの場合、年代よって興味・目的が大きく異なる場合があります。このような場合、性別+年代で分けて分析することは効果的でしょう。
それでは実際に「新しいセグメント」の機能を使って、年齢と性別を絞り込んでみましょう。
まずは、セグメントをクリックしてください。
赤く目立つボタン「新しいセグメント」をクリックします。
左側のメニューから「ユーザー属性」を選択すると、年齢や性別を設定する画面になります。
この中から、分析したいターゲットにチェックをいれます。
とりあえず最初は、Female(女性)かMale(男性)か、と年齢にチェックを入れれば十分です。
設定できあたら、セグメント名をつけて保存しましょう。これで設定は完了です。
オススメの使い方2)特定のページを絞り込む
ランディングページを作ったけれど、その効果を知りたい。といった場合はセグメントの機能を活用すると、特定のページだけを抽出することが可能です。
まずは、上述の手順で「新しいセグメント」をクリックするところまで進めてください。
次に、「条件」を選択します。
分析の対象を「セッション」にするか「ユーザー」にするかを選択します。
なお、セッションとユーザーの違いについては過去の記事をお読みください。
→ セッションとユーザーの違いとは?
次に、条件の設定です。
まず、「ページ」あるいは「ランディングページ」を選択します。
その上で、「含む」あるいは「完全一致」を選択した上で、該当ページのURLを記入します。
「ページ」と「ランディングページ」の違いですが、「ランディングページ」は、該当のURLからホームページを見始めたデータだけに絞り込む形になり、「ページ」を選んだ場合は1回のセッションのどこかで該当のページを見ているものが全て含まれます。
何を調べたいかで使い分けてください。
例えば、検索型ブログ記事の場合や広告のランディングページなどの場合は、文字通り「ランディングページ」を選択すると良いでしょう。
また、特定のカテゴリを丸ごと調べたいといった場合「含む」にして、調べたいページのURLに必ず含まれる文字列を入力すれば、絞り込むことができます。
例えば、/blog/に属する記事だけを分析したい場合、「含む」「/blog/」と設定すればOKです。
オススメの使い方3)ヘビーユーザーを絞り込む
例えば、ちょくちょくホームページを見に来るヘビーユーザーと、そうではないユーザーの違いを調べることも有効な場合があります。常連さん人気の高いページを分析すれば、一見さんをリピーターへと成長させるヒントが得られるかもしれません。
「新しいセグメント」→「条件」まではオススメ2と一緒の流れです。
フィルタの設定を「セッション数」に合わせます。不等号が表示されますので、例えば「>3」などに設定します。こうしますと、4回以上リピートしたお客さんのデータだけに絞り込むことができます。
まとめ
- セグメントはGoogle(グーグル)アナリティクの絞り込み機能
- セグメントを活用することで、より有効な情報を得られる
- セグメントを活用する場合は、目的と調べる内容をまず確認する
以上、Google(グーグル)アナリティクスのセグメントについて簡単にまとめました。
実際、セグメントの話の本の入り口です。まだまだ色々な使い方がありますので、まずはチャレンジしてみて、自分なりの使い方を模索しましょう!
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インファクト編集部
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