ECサイトを改善するときに重要なかご落ち防止策
でも見た目を大幅に変えるとなると多大な作業が発生しますし、なかなか実行できる事でもありませんよね。
ECサイトによってはもっとシンプルかつ重要な見直しポイントがある場合があります。
実はユーザーが買い物カゴに商品を入れてから購入が完了するまでの間に、購入行動を中断し離脱してしまう事が多々あります。
この現象を「カゴ落ち」と呼びます。
この「カゴ落ち」を防止する事によりユーザーの購入を促進し売上げを向上させる、カゴ落ち防止策をと見直しポイントをご紹介します。
フォームの項目を出来るだけ減らす
ユーザーが名前や住所を入力するフォームですが、その中にある項目はすべて絶対に必要なものでしょうか。
カゴ落ちの原因のひとつにフォームの項目数が多すぎるというものがあります。
ユーザーは購入に時間がかかってしまうと購入熱が下がってしまい、購入行動を中断する可能性が高まってしまいます。
項目数が多いと単純に入力時間が増えます。無駄なフォーム項目はそれだけで売上げを阻害してしまいます。
入力エラーが起こる可能性も高まりますので、そこでも離脱する可能性を発生させてしまいます。
またすべての項目に必須項目はついていませんか?
最低限必要な情報は当然必須項目にすべきですが、そうで無いなら必須項目から外すことを検討してみましょう。
マーケティングを行うに当たり顧客の情報はとても重要ですが、果たしてその情報を活用出来ているでしょうか。
もし収集しているだけの項目があれば、フォームから削除する・必須項目から外す事を検討すべきです。
ユーザーが入力しやすいようにする
お買い物はとても楽しいものですが、ECサイトでのフォーム入力は残念ながらそうではありません。
楽しいどころかストレスを与えていると考えることも出来るくらい退屈な作業です。
そこでユーザーがなるべくスムーズにお買い物を完了してもらうために、ユーザーが入力しやすいフォームを用意することが必要になります。
特に現在はスマートフォンによるECサイトの利用が増えています。スマートフォンはPCに比べるとデータ入力が難しいので、より「ユーザーが入力しやすい」フォームである事が以前より重要になってきていると言えるでしょう。
具体的な見直しポイントとしては
・項目やフォームの色や大きさは使いやすいか
・フリガナに文字制限はあるか
・電話番号は-(ハイフン)が必須になっていないか
・スマートフォンに対応しているか
のような物がありますがケースバイケースな事も多いのでまずはスタッフの間で意見を集める事で問題を洗い出してはいかがでしょうか。
思わぬところで躓いたりストレスを感じるユーザーもいるため色々な人に意見を求めるのもひとつの手です。
また入力しやすいフォームを実現する手段としてEFOツールを導入し、入力支援機能を活用することでもユーザーが入力しやすいフォームにすることが可能です。
EFOとはエントリーフォーム最適化を意味する言葉で、EFOツールを使用することによりユーザーのフォーム入力を手助けしてくれます。
またどの項目で離脱していたり、入力に失敗しているユーザーが多いのか知ることが出来るのでフォームページでの離脱が多い場合は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
ページ遷移を減らす
ECサイトに関わらずすべてのWebサイトに言えることですが、ページが切り替わる毎にユーザーは一定の確立で離脱してしまいます。
つまりページ遷移は少なければ少ない程カゴ落ちが減ることになります。
購入フローの中に無駄なページ遷移はないでしょうか。
もしページをまとめられるものがあるのなら、大きな改善ポイントだと言えるでしょう。
もう限界まで減らしている場合は次のページに移動するボタンがハッキリ目立つものか確認してみるのもよいかと思います。
まとめ
カゴ落ちを減らすことは売上げ向上に直結するサイト改善となります。
もしカゴ落ちを5%減らすことが出来たら、それは売上げが5%伸びるのとほぼ同じ効果を発揮します。
せっかくユーザーが商品やサービスに魅力を感じカートに入れてくれたのですから、そこは大事にしたいですよね。
カゴ落ち防止は意外に見落としがちなポイントですが、改善した際の効果も大きいのでECサイト改善の際はカゴ落ち防止に取り組んでみてはいかがでしょうか。
インファクト編集部
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