海外中小企業のマーケティングの課題と解決法から学ぶ

こんにちは!京都オフィスの渕野です。

マーケティングは、どんな企業にとっても永久の課題でもあり、事業を成功させる上で非常に重要な要素でもありますよね。企業の中でも中小企業にとっては、大企業のように莫大なマーケティング費用を費やすことが難しいため、どのようなマーケティングが最もコストパフォーマンスが高いのか?そして、中小企業がマーケティングで成功するにはどのように行えばいいのか?解決すべき課題は様々です。

さてそこで今回は、海外の中小企業のマーケティング事情と、彼らが行なっているマーケティング方法についてご紹介します。どのような的確な戦略とツールを利用し、最小限の費用で効率的にマーケティングを行っているのかを見ることによって、是非ご参考になっていただければと思います。

海外のマーケティング事情

アメリカの小売業、マーケティング業界、テクノロジー業界の中小企業1000社(社員1~100人規模)へ行なわれたアンケートによると、中小企業のあらゆるマーケティング事情がわかります。

(出典:Small Business Marketing in 2021: Trends to refine your marketing efforts
https://www.campaignmonitor.com/resources/guides/the-state-of-small-business-marketing/

 

その1. ブランド認知に最も効果的なマーケティングツール

もっとも効果的と答えられたマーケティングツールが、以下の順に挙げられました。

  1. SNSマーケティング
  2. Emailマーケティング
  3. 動画マーケティング
  4. コンテンツマーケティング
  5. 宣伝広告
  6. ディスプレイ広告
  7. イベントマーケティング
  8. インフルエンサー・マーケティング
  9. 印刷広告

驚くことなく、デジタルマーケティングツールであるSNS、動画、コンテンツマーケティングが上位に来ています。その後にくる宣伝広告、ディスプレイ広告、インフルエンサーマーケティングを見ると、中小企業のマーケティングに費やせる費用規模が顕著に表れていますよね。動画配信やSNSが流行っている時代でホットなインフルエンサー・マーケティングは、そのかかる費用のためなのか下位にランクインしています。印刷広告は、時代の流れに乗っていないため、やはり一番効果的ではないツールに選ばれてしまっています。

 

その2.企業が今最も注力したいマーケティングツール

次に、それら企業が今注力したいマーケティングツールとして、次が挙げられました。

  1. デジタルマーケティング
  2. SNSマーケティング
  3. Emailマーケティング
  4. イベントマーケティング
  5. 従来(オフライン)のマーケティング

そして、それに次いで徐々に費やす費用を減らしたいツールは以下の様です。

  1. 従来オフライン)のマーケティング
  2. イベントマーケティング
  3. Emailマーケティング
  4. SNSマーケティング
  5. デジタルマーケティング

これら結果から考察できるように、多くの企業がデジタルマーケティングとSNSマーケティングの効果を感じているということです。大企業のような確立されたブランドや費やせるマーケティング費用が比較的少ない中小企業にとって、デジタルマーケティングとSNSマーケティングは非常にコスパの高い、効果的なマーケティングツールなのです。一方で、従来のオフラインマーケティングであるイベントなどでのマーケティングが、デジタルマーケティングには勝らないことが明らです。

その3.最大の課題と目標

最後に、これら企業にとっての最大の課題であり、最大の目標でもあるマーケティング要素について見てみましょう。

  1. 顧客獲得
  2. プロスペクト(見込客)の増加
  3. ウエブトラフィックを増やす
  4. SNSフォローやエンゲージメントを増やす
  5. コンバージョン(CV)を増やす
  6. 顧客の維持
  7. Email顧客リスト増加リード(見込客)の増加
  8. 変化するアルゴリズムの理解

中小企業のマーケティングにおいて重要なこと

ここまでで、中小企業のマーケティングにおける課題と現状についてご紹介してきました。これらを踏まえた上で考察できる中小企業の成功に必要な要素についてお話していこうと思います。

 

顧客とのコミュニケーションでブランドへの親近感

小規模な企業にとってマーケティングをする上で非常に重要なことは、顧客とのコミュニケーションです。小規模であるからこそできるお客さんとの関りにおいて、人間的要素を出し、このブランドから買いたいという感情を喚起するのです。

ここでどれだけお客さんと向き合い、親近感を出せるかこそが、このブランドから買おうと思ってもらえる最大のポイントです。企業を企業、ブランドをブランドとして見てもらうのではなく、中の人間を見てもらうこと大切です。中の人がどんな想いで、どんな商品をどのように売っているのか。これらを隠すことなく見せることによって、その想いに共感した方々がお客さんとなってくれるのです。

長期的な顧客との関係性の重要性

そして、そのお客さんたちを大切にしていくことで、企業とお客さんとの長期的な関係性が保たれます。この長期的関係性が必要な理由は、新規顧客を獲得してお客さんになってもらうより、コストがかからないからです。新規顧客獲得には、広告で見つけてもらう、価値を認知してもらう、興味を持ってもらう、買ってもらうという一連のプロセスに膨大な時間と費用がかかってしまいます。

つまり、一度獲得した顧客が長期的にブランドのファンになってもらうためには、1対1のコミュニケーションが不可欠になります。それを実現させるのが、ここでご紹介したマーケティングツールなのです。読者様の企業の体系、売っている商品によっては、効果的なマーケティング方法は多少異なってくるとは思います。しかし、今の時代にはデジタルマーケティンが非常に効果的であり、中小企業にとって使わない理由はないと言っても過言ではありません。

このように、デジタルマーケティングで働きかけることが、長期的な売上とブランド確立において非常に重要になってきます。是非、共にデジタルマーケティングで事業を強化していきましょう!

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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