
ページビュー数(PV数)とは?Googleアナリティクスの見方
(2016/08/02追記)
このブログ記事は、2015年11月に書いたものに追記しています。
ブログ記事をお読みになった読者の方から
「広告からホームページに来た場合もすぐにPVになるのですか?」
というご質問がありました。
そこで、Googleアナリティクスが、どのようにPVを計測するのかについて、解説を加えました。どうぞ参考にしてください。
(2016/10/18追記)
ページ別訪問数との違いについて、追記いたしました。
ページビュー数(PV数)とは?Googleアナリティクスの見方
目次
- ページビュー数(PV数)とは?
- ページビュー数はどのように計測される?
- ページビュー数とページ別訪問数の違いは?
- ページ/セッションはホームページの最も基本的な数字
- 回遊率を高めるには
- 平均値であることは忘れずに
- まとめ
ページビュー数(PV数)とは?
ページビュー数とは、ホームページの中のページが開かれた回数を表す数字です。ページビューを略してPVとも呼ばれます。
この数字が多いホームページは、それだけより多くのお客さんにページを見ていただいていることになります。
また、ページ毎に集計することもできます。この数字が多いページは、お客さんがよく見るページ=人気ページであるということができるでしょう。
ホームページの改善などの施作を打つ場合は、この数字が多いページから着手することが一般的です。より多くのお客さんに見ていただいているということは、それだけ施作を行った場合の影響力が大きいということになります。
ただし、ホームページの更新(リロード)も1回とカウントされますし、2つのページの間を行ったり来たりしても、それぞれカウントされていきますので、注意が必要です。
例えば、トップページ → サービス案内 → トップページ と見た場合、トップページ「2」、サービス案内「1」、全体で「3」という計測になります。
ページビュー数(PV数)は、ホームページの反応に直結する数字ですので、いかにこの数字を伸ばすかが、ホームページ改善のキモになってきます。
ページビュー数はどのように計測される?
ブログを含むホームページは、HTMLというプログラムで構成されています。
Googleアナリティクスは、このHTMLの中に、お客さまの行動を計測するためのプログラムを入れる形で設定します。
通常、ホームページを開いた場合、そこに書かれているテキストや画像、動画などのデータが次々と読み込まれます。
この際、Googleアナリティクスのプログラムも一緒に読み込まれるのです。
Googleアナリティクスのプログラムの動きは非常にシンプルです。
読み込まれた際に、Googleアナリティクスに対して信号を送ります。これでページビューが計測されるのです。
つまり、該当のページが開かれた時点(厳密にはGoogleアナリティクスのプログラムが読み込まれた時点)で、ページビューが計測されます。
自然検索でも、広告でも、ブックマークで開いたとしてもです。
また、別のページに行ってから「戻るボタン」で戻る場合や、リロード(再読み込み)した場合もページビューとして計測されます。
(2016/08/02追記)
ページビュー数とページ別訪問数の違いは?
ページビュー数(PV数)と似た言葉で、ページ別訪問数というものがあります。
この2つは似ているようでいて、内容はかなり異なりますので、少し説明いたします。
ページビュー数(PV数)は、前述の通り、ページを開いた回数をカウントしていきます。
ですから、同じ人が同じページを行ったり来たりしても増えていきます。
対して、ページ別訪問数は、セッションの数で計測します。
そのページに1回以上訪問者が訪れたセッションの数を表します。
ですから、同じ人が同じページを行ったり来たりした場合でも1回と計測されます。
ただし、セッションの回数ですので、その人が、翌日ホームページを訪問した場合は、2回となります。
(2016/10/18追記)
ページ/セッションはホームページの最も基本的な数字
ページビューとセットで理解したいのが「ページ/セッション」です。
これは、ページビューをセッション(前回解説しました)で割った数字。平均のページビュー数(PV数)になります。
つまり、ホームページを訪れたお客さんが、1回の訪問で、平均何ページを見ているのか?という数字になります。
一般的に、サービスや商品にお申し込みする方は、高い関心を持ってホームページを閲覧しますので、ページ/セッションの数字は高くなると考えられます。
つまり、ホームページの反応を良くする=お客さんからのお申込み増やすには、ページビュー数(PV数)を増やすことも大切ですが、ページ/セッションそのものを良くすることも大切ということです。いかに多くのお客さんにホームページを見ていただいても、関心を持っていただければ、成果にはつながりづらいですから。
検索型ブログの場合はページ/セッションの数字が「2」に行けば大したものです。大抵は、その記事の内容で満足されるハズですので、限りなく「1」に近づきます。他のコンテンツへの誘導をかなり工夫しないと2ページ目を見てくれることはそうそうありません。
逆に、お客さんが既にサービスや商品を検討する段階でホームページを訪れている場合は、「2」では全く足りません。トップページを見て、商品紹介のページを見て終わり・・・とは通常ならないでしょうから。少なくとも「4」〜「5」は欲しいところでしょうか。
アクセスが多いのに、お問合せにつながらない場合は、「ページ/セッション」の数字を気にすると改善のヒントが得られるかもしれません。
ページ/セッションは、ホームページの回遊性を表すともされます。
回遊性・・・つまり、お客さんがホームページの中をぐるぐる回っている状況を意味します。
基本的には、ホームページを長く見れば見るほど反応は上がると考えられますから、ホームページの回遊性を高め、この「ページ/セッション」を伸ばすことが、重要視されるのです。
回遊性を高めるには
では、どうすれば回遊性を高め、ページ/セッションを増やすことができるでしょうか?
まず第一にお客さんの興味を引く魅力的なコンテンツをたくさん作ることです。どんなに興味深いページであっても1ページしかなければ大した話にはなりません。
また、お客さんが行き来しやすい構造になっていることも大切です。
バナーがバナーとわかりずらかったり、リンクが目立ってなかったり、一見して次のコンテンツがあることに気がつかないと、そこでお客さんは離脱してしまいます。
内容は良いのに、ページ/セッションがなかなか伸びない場合は、次のコンテンツへの誘導についてしっかりと確認してください。
もちろん、ページ/セッションの数字が高くても安心してはいけません。
ページの作りが悪くて、道に迷ってしまったお客さんが行き来しているだけの可能性もありますから。
平均値であることは忘れずに
最後に、ページ/セッションについて、もう一つ重要なポイントを。
それは、この数字は「平均値」である、ということです。
5ページ見た人が5人いた場合、ページ/セッションは「5」になりますが、1人が21ページを見て、残りの4人が1ページしか見なかった場合も平均は「5」となります。
つまり、実際のデータに含まれる偏りまでは、このページ/セッションでは判断できないのです。ですから特殊な人に引っ張られた結果なのか、本当の意味での平均なのか、考えならが見ることが大切です。
Googleアナリティクスは便利なツールですが、完璧なものではありません。
それぞれの項目について、何を意味しているのか?をしっかりと意識しておかないと、時に大きな勘違いでホームページを改善して、大失敗ということになりかねません。
ただ、これはGoogleアナリティクスに限らず、どのようなアクセス解析ツールについても言えることです。ツールを使う際は、その点をしっかりと心に留めておくことをお勧めいたします。
まとめ
- ページビュー数はページが開かれた回数
- ページ/セッションは平均ページビュー数
- ページ/セッションをどう伸ばしていくかが重要
- ページ/セッションは平均値の数字であることを忘れずに
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おまけ
たまにはご近所の写真を。
先日のスーパームーンです。不忍池に映る月が何とも言えず幻想的でした。

インファクト編集部

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