Googleが対策強化?インタースティシャル広告に要注意

今回のブログ記事もGoogle検索の話題です。
前回、前々回のブログ記事で書かせていただきましたが、Googleはモバイルでの検索を重視する姿勢をますます強めています。
特に、前回取り上げたモバイルファーストインデックスは、その象徴的なものですが、今回もモバイル絡みの話題です。
皆さんはインタースティシャル広告という広告手法をご存知でしょうか?
インタースティシャル広告の運用次第では、Google検索の順位が下がります・・・というお話です。

Googleが対策強化?インタースティシャル広告に要注意

目次

  • インタースティシャル広告とは?
  • モバイルフレンドリーではないインタースティシャル広告
  • 全てのインタースティシャル広告がNG?
  • まとめ|ポイントは「ユーザー体験を損なう」

インタースティシャル広告とは?

早速ですが、インタースティシャル広告について解説します。
インタースティシャル(interstitial)は、日本語では、「間質性の」「侵入型の」「介在性の」「中間部の」といった訳語が当てられます。
よくわからない感じですが、間に入る何かを意味する感じでしょうか。

インタースティシャル広告といった場合、まさに間に入ってくる広告を意味します。

例えば、こんな経験はないでしょうか?

  • 何かを調べていて検索する。
  • ぴったりな記事を見つけてクリックしたら、いきなり全画面で広告が表示される。
  • 「スキップする」といった文言をクリックしないと、広告が消えない。
  • 広告が消えるとようやく、読みたかった記事が表示される。

これがインタースティシャル広告です。
つまり、コンテンツとコンテンツの間に差し込まれる広告という訳ですね。
まぁ、例の場合ですと、コンテンツに入る前に差し込まれる広告ですが・・・。

広告に限らず、このようにコンテンツの間に割って入ってくるものをインタースティシャルと呼びます。

モバイルフレンドリーではないインタースティシャル広告

このインタースティシャル広告は、広告文をユーザーに見せるには、良い手法と言えます。
ユーザーはコンテンツの内容を知りたい。
そのためには、広告を見なければいけない訳です。

ただ、ユーザー側の立場に立つとどうでしょうか?
これをやられると、そうとうイライラしないでしょうか?

一応、この手の広告はスキップできるようになっています。
しかし、そのスキップの文言はかなり目立たない感じで設定されていることが一般的。
結局は、10秒前後といわれる設定された時間、その広告を見ないと、肝心のコンテンツを開くことができない訳です。

デスクトップでも目立たない「スキップ」はモバイルで見ると、もっと目立ちません。
スマホの狭い画面でやられると、もうどうしようもないことがあります。

まぁ、これはモバイルフレンドリーとは言えないですよね。

という訳で、Googleも、広告だけでなくインタースティシャルという手法全般については、かなりうるさくなっています。

まず、2015年の暮れにアプリのダウンロードを促すタイプのインタースティシャルについて、「モバイアルフレンドリーでない」という判断を行うようになりました。
つまり、アプリをダウンロードさせる広告を全面に出すと、モバイル検索の順位が下落するようになったのです。

そして、今年、2017年1月に至っては、アプリダウンロードだけでなく、あらゆるタイプのインタースティシャルに対して、「モバイルフレンドリーではない」場合、順位を落とすようになりました。

全てのインタースティシャルがNG?

ただ、全てのインタースティシャルがNGかと言えばそうではありません。

まず、法律などで義務づけられているものは、問題ありません。
例えば、アダルト系のサイトで18歳以上かどうかを確認するインタースティシャルは大丈夫です。

また、インタースティシャルのサイズが「妥当なスペース」だけを占めていて、なおかつ直ぐに消せるものであればOKとなっています。

ただ、Googleがいう「妥当なサイズ」が具体的に、画面の何割なのか?は明確な基準をGoogleは提示していないので不明です。

いずれにせよ、全画面を覆うようなタイプのインタースティシャルは、モバイル検索の際に、大幅に
順位が低下する可能性があります。

まとめ|ポイントは「ユーザー体験を損なう」

今回はインタースティシャルについて解説しました。
インタースティシャルを考える場合、重要なのは、それが「ユーザー体験を損なう」かどうか、という観点でしょう。
これは、Googleがよく主張することですが、モバイルで閲覧した時、それが不快なものであったり、面倒なものであったり、とユーザーが不便を感じるものは、「ユーザー体験を損なう」と言えます。
そして、Googleはそのようなコンテンツを検索から排除していく方向にあります。
インタースティシャルもそうですが、それ以外についても、良し悪しを判断する場合には、まず「ユーザー体験を損なう」ものではないか?を考えるようにすることをお勧めします。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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