
ペンギンアップデートって何?|今更聞けないSEO・Google検索編
いわゆるペンギンアップデートについて説明しています。
名前はペンギンと可愛いですが、決して可愛くないペンギンアップデート。
その内容と対応について、WEBマーケティングの初心者向けに解説しています。
ペンギンアップデートって何?|今更聞けないSEO・Google検索編
目次
- Google検索のアップデートって何?
- ペンギンアップデートとは
- 不正な外部リンク(被リンク)の排除
- ペンギンアップデートに対策は必要?
- これからのペンギンアップデート
- まとめ|基本に忠実・・・ユーザーの役に立つコンテンツを作ることが重要
Google検索のアップデートって何?
まず、ペンギンアップデートについて説明する前に、そもそもGoogle検索におけるアップデートって何?という話から解説いたします。
何をアップデートするのか?といえば、検索のアルゴリズムをアップデートしています。
アルゴリズムというのは、日本語に直訳すれば「算法(さんぽう)」つまり計算方法のこと。
検索エンジンについてアルゴリズムと言った場合は、ホームページの順位付け・ランク付けを行うルールのことです。
全世界のありとあらゆるホームページを人力でチェックすることには無理があります。
ですから、Googleなどの検索サービスは、アルゴリズムを使って、ホームページの順位付けを自動的に行っています。
Googleの場合は200以上のアルゴリズムが、ホームページの順位付けを行っているとされます。
そして、よりユーザーに役立つ検索エンジンになるために、Googleはこのアルゴリズムの調整を日々行っています。
このアルゴリズムの調整がアップデートと言われるもので、規模の小さなものは毎日のレベルで行われているとされます。
ペンギンアップデートとは
さて、この検索アルゴリズムのアップデートですが、時折、影響範囲が大きなアップデートがあります。
特に、名前が付けられたアップデートは規模が大きく、順位の大幅な上下動を伴います。
その為、いわゆるSEO(サーチエンジン最適化)を仕事としている人や、それぞれの会社のWEB担当の人は、大きなアップデートの際に大慌てになるのです。
ペンギンアップデートも、そんな名前付きの影響力が大きなアルゴリズムの変更です。
初めて導入されたのは2012年4月。
その後、何回かアップデートが繰り返され、2016年9月にも実施されました。
では、そのペンギンアップデートとはどのようなものなのか?
一言でいえば、
不正な外部リンク(被リンク)を排除する
ためのアルゴリズムです。
不正な外部リンク(被リンク)の排除
Google検索の順位付けの中で、他のホームページからのリンク(外部リンク)、つまり被リンクは、非常に大きなウェイトを占めています。
ホームページにリンクを貼る行為は、いわば相手のホームページを自分のホームページで紹介している訳です。たくさんの被リンクをもらっていれば、それだけ多くのホームページから紹介されている、ということ。ということは価値が高いホームページだろう、とGoogleは判断し、検索上位に上げる訳です。
しかし、これを逆手にとって、
ホームページを量産してリンクを貼る
という手段が横行しました。
特に、ホームページを量産するために、中身がスカスカなものを機械的に大量生産したり、中身を他からコピーしてホームページを大量に作るといった悪質な行為をするSEO業者が出てきたのです。
私が実際にお客さんから聞いた話では、月額5万円で5,000サイトからリンクを貼る・・・といったサービスに勧誘されたそうです。
(5万円と聞くと高いとお感じかもしれませんが、5,000サイトを真面目に作ったら、いったいどれだけコストがかかるでしょうか?もう、本当にお粗末なホームページからリンクされるに違いありませんよね・・・)
ペンギンアップデートは、ある意味、こうしたSEO業者による低品質のホームページからのリンクを、評価対象から排除することにあったと言えます。
もちろん、Googleは元々、リンクの購入を禁止しています。
ですから、この手のサービスを利用したことがわかれば、厳しいペナルティが待っているでしょう。
もちろん、それ以前に、ペンギンアップデートのおかげで、これらのリンクの効果はよくてもゼロ。たぶん、ものすごいマイナスになる可能性が高いでしょう。
ペンギンアップデートに対策は必要?
真面目にホームページ・ブログを運営していれば、心配することはありません。
ただ、「リンクを増やすと良い」とだけ聞いて、過去にいろいろなリンク獲得サービスを利用した・・・という方はご注意ください。
なお、Google Search Console(グーグル・サーチ・コンソール、旧WEBマスターツール)に登録されている場合は、いわゆるペンギンアップデートの対象になりそうな被リンクについては、警告が来ます。
この警告を無視して対策を怠ると、突然、ホームページの検索順位が下がる形になります。
また、過去にリンクを貼ってもらったSEO業者さんと連絡が取れない・・・といった場合や、低品質のホームページから勝手にリンクを貼られてしまった・・・といった場合は、同じくGoogle Search Consoleで、それらのリンクを否認することができます。
どうしようもない場合は、Google Search Consoleを利用すると良いでしょう。
※詳しくはGoogleのマニュアルをご確認ください。
これからのペンギンアップデート
さて、これまでは、ペンギンアップデートは、アップデートしたことが明確に提示されてきました。
これは、内容を決めた上で、Googleの中の人が手動でアップデートしていたからです。
しかし、2016年9月に行われたペンギンアップデート4.0から、ペンギンアップデートは、リアルタイムのアップデートとなりました。
つまり、まとめて大きなアップデートが行われる・・・というのではなく、日々、細かく修正される形になりました。
ですから、何か大きな変化が突然訪れる・・・ということはないでしょう。
ただし、日々、質の低い外部リンク(被リンク)は取り締まられていることは忘れないでください。
まとめ|基本に忠実…ユーザーの役に立つコンテンツを作ることが重要
ここまでペンギンアップデートについて解説しましたが、基本的には、ユーザーに向けて役に立つ情報を真面目にコツコツと発信していれば、恐れるものではありません。
SEOというとテクニック的な側面ばかり強調されますが、「基本に忠実」それが、どんなテクニックにも勝る対策だと思います。
ただ、どうしても変な被リンクが無くせない・・・といった場合は、Google Search Consoleを活用するなどの知識を持っておくことも大切です。
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インファクト編集部

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