
販促物を依頼する上で知っておきたい画像の基礎知識
突風が吹いたり、雨が降ったりと、桜の咲く時期は天気が荒れますが、少しでも長く満開の桜の美しい姿を見ていたいと毎年思います。
キレイな桜を撮影して、パソコンのモニターではデジタル画像(JPEG)が普通に表示されてるのに、印刷するとぼやけたり、モザイクのようにギザギザになった経験はありませんか?
会社案内や商品カタログを依頼する上で、トラブルなくキレイな画像の販促物制作に役立つ、画像の基礎知識をご紹介します。
ホームページで使用している画像が販促物でも使用できると思っていらっしゃる方は必見です!
解像度(dpi)とは何か理解する
解像度とは画像のきめ細かさや、滑らかさを数値化したものと考えてみてください。解像度が高いほど、自然な画質になります。
画像はずべて点(ドット)が集まって表示されます。1インチ(2.54cm)あたりのドット数の密度を指す数値を「解像度」といいます。解像度の単位としてdpi(ディーピーアイ)が使われます。「dpi」は“dot per inch”の略です。
印刷物の場合は解像度の数値が高いほど、きめ細かい画像になります。
72dpiと320dpiの解像度のイメージを比べていただくと、その差がわかりますよね。
pixel(ピクセル)数も一緒に覚えてください!
パソコンの画面や、デジカメなどで撮影したデジタル写真は、小さな四角形の集合体で構成されています。この1つ1つの四角形のことをpixel(ピクセル)と言います。解像度の説明の時に出てきたドットと同じ意味で使われることがありますが、ドットは単なる点に対し、pixel(ピクセル)は色情報(色調・階調・透明度など)を持ちます。
出力に適した解像度があることを覚えましょう!
「解像度が高ければ、キレイな画像の印刷物が仕上がる!」ということではないんです…。
適正値より解像度が高すぎると、ファイルの容量が大きくなりデータの受け渡しや印刷がスムーズにできない場合があります。逆に低すぎても画像の粗が目立ってしまいますのでご注意ください。
- 会社案内やチラシなどの印刷 300~350dpi
- A1~A2サイズのポスター 150~250dpi
- ホームページなどのモニター画像 72~96dpi
画素数に適した印刷サイズのご紹介
同じ画素数でも、印刷する用紙サイズによって、印刷の仕上がりが違うことが上記表でおわかりいただけると思います。
用紙サイズのピクセル値一覧
名刺やはがき、カタログ・パンフレット・チラシで使われるA4/A3サイズの、解像度(dpi)とピクセル値(pixels)の対象度をご紹介します。
300dpiあっても、印刷する用紙サイズが違うと必要なピクセル値が変化しますので、ご注意ください。
まとめ
販促物の作成に役立つ、画像の基礎知識をご紹介してきましたが、デジタル画像は奥が深く、私も理解出来ていないことが多くあります。
みなさんに役立つ情報をお伝え出来るように、これからも学んでいきたいと思います。

今野 ちか

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