一葉落ちて天下の秋を知る。だが逆も然り。
すっかり朝晩冷える札幌。秋分の日ですね。昼と夜の長さが同じになって今日からは夜の方が長くなる。冬の北海道の夜空はキレイなんですよね~。ん~何かセンチメンタルな気分になります。
まぁ白銀の世界と言えば聞こえは良いですが、真っ白な雪化粧の厳寒の季節が来るかと思うとちょっとだけイヤだなって思う北海道担当・鵜沼です。でもスノボ出来るから良しとしましょ♪
こんなことわざをご存知ですか?
一葉落ちて天下の秋を知る
青桐(あおぎり)の一葉が落ちるのを見て,秋の訪れを知る。小さな前触れによって将来のなりゆき,衰亡のきざしを察することをいう。
国語辞書 – goo辞書より
針の一穴とも言いますが、小さなほころびから物事は衰退していきます。秋の物悲しい感じが伝わりますね。
でも小さなことはそんなにネガティブなことばかりじゃないと思うんです。
一芽膨らみ天下の春を知る(あ、ボクが今つくりました。)
そんなこともあるとボクは思うんです。
人が行動するには
昔ある場所に抑留されていた人たちの話を聞いたことがあります。その話はこうです。
来る日も来る日も極寒の地で衣服も粗末なままで指示されたことをやる。何をやったかと言えば”穴を掘る”ということ。でもそれは井戸を掘ったり、環境整備のための水路を作ったりしたわけではないんだよ。
ただ”穴を掘る”。
そしてそれがある程度大きくなった時”埋めろ”と命令される。もちろん穴を掘っている最中に病気や凍傷で命を落とす者もいる。そしてその自分達の掘った穴に埋められるんだよ。
来る日も来る日もその繰り返し。そのうち気の狂うものまで出てくる。そりゃそうだよな、いつ帰れるかもわからず、自分の棺桶を掘るのと一緒だから。
人間はさ、目的とか意味がなく毎日同じことを繰り返すことは出来ないんだよ。そんなことしてたら心を失くすか、気が狂うか、いずれにせよ生きていられないんだよ。」
そんな時代を生き抜いた人のお話は確かこんな話でした。
小さなことをコツコツやるにも目的は必要
どんなに素晴らしい誰もが認める圧倒的な成果も小さな行動の積み重ねだとボクは思っています。
目的(ゴール)を決めて、そのために何をするかを見極め、決定し、行動することも大切ですが、その小さな芽(行動)を出すところから春は始まります。
少しずつでいいから一歩一歩、前に前に、自らの足で。
ボクが高校生からやってきたラグビーと同じだなぁ。ラグビーって前にボールを投げられないんです。だから横か後ろにしかパスが出来ません。(今「えー?」って思った方、それ、アメフトです。笑)
前に出るのはそれぞれのプレーヤーの一歩一歩で進むしかないんです。
そしてラグビーには有名な言葉があります。
「ONE FOR ALL, ALL FOR ONE」:1人はみんなのために、みんなは1人のために。
自らの一歩で進み、次に繋いでゴールを目指す。社内だってお客様との関係だって、どんなことでも一緒ですよね。
自分の大切な仲間のために、いつもゴールに向かって、自らの歩みを進める事が出きる人でありたい。
秋風の吹き始めた札幌で、大見しゃちょーによる強化合宿を振り返って思った事は概ねそんなことでした。
食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、収穫の秋。
秋は色々なことに忙しいけど、お互い身体に気をつけて楽しみましょう♪
インファクト編集部
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