【パラメーターとは】Googleアナリティクスでパラメーターの表示方法

京都オフィスの山田です。
今回はパラメーターについての解説です。パラメーターという言葉はあまり聞き馴染みのない言葉かもしれませんが、Googleアナリティクスを使う上で必要なもので、パラメーターにより事細かなアクセス情報を確認できるのです。
まずはパラメーターの定義から説明していきます。

”パラメーターとは、
URL を介してクリックについての情報を渡す方法。
URL パラメータを URL に挿入することでクリックについての情報を追跡するようにできます。
出典:URL パラメータ-Google広告ヘルプ-Google Support https://support.google.com/google-ads/answer/6277564?hl=ja

そのパラメーターを設定するメリットと実際のURLパラメーターの作り方を解説しますので、ここでは「基本の部分」を知っていただけたらと思います。

※2020年11月2日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2023年8月16日に再度公開しました。

パラメータを設定するメリット

以前ブログやサイトの集客を伸ばすためには流入経路を追うことが重要であると別のブログで説明しました。
【初心者向け】グーグルアナリティクスの見方と使い方|集客編
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/12203/
Googleアナリティクスの「集客」で流入経路を知り、最適な力を入れるポイントを把握することが重要です。しかし、実際にアナリティクスレポートを見てみると一部、directに集約され表示されています。このdirectに集約された情報をURLパラメーターによって可視化していくのです。

つまり、端的にパラメーターを設定する理由はより詳細な”情報収集”をするためです。

(direct)/(none)と表示されてしまう

Googleアナリティクスで「参照元/メディア」を見てみると「(direct)/(none)」と表示されています。
これは円グラフの「その他」みたいなイメージです。
画像の順位が高いことから明らかなように、「その他」に集約されてしまうのが多すぎるためにパラメーターを使って「その他の中身」を確認できるようにするのです。(※パラメーターを設定した後からアナリティクスレポートに反映されていくので、パラメーター設定前の「その他」は確認できません。)

パラメーターの活用方法

では、実際にどのようなものにURLパラメーターを設定すれば良いのでしょか。
具体的にパラメーターを設定するべきものをいくつか紹介します。
・QRコード
・Googleマップからのアクセス
・バナーのA/Bテスト(バナーA/Bテストとは、バナーを2パターンで表示した際、どちらが効果的であるかを図るテスト)
・LINEからのリンクのアクセス

これら全てパラメーターを設定しないと個別に表示されない例です。
例えば、A/Bテストのようにサイト内にいくつかバナーを設定し、それぞれにパラメーターを設定することでバナーA、バナーB、バナーCとレポートに反映されるようになります。よりクリックされるバナーは何なのかそのレポートを元に効果量を確認することができます。

実際にURLを作成する方法

実際にURLを作成するには、いくつかの項目を入力するだけで自動で設定してくれる「URL生成ツール」を使います。(手動の方法もありますがこちらの方が効率的です)
URL生成ツール https://www.cr-fix.co.jp/urlencode/を使います。

 

まず、画像一番上にある「ウェブサイトのURL」にURLを貼り付けます。
キャンペーンのソース(例:Google、blog、Twitter、Facebook)→どの参照元からのアクセスか
キャンペーンのメディア(例:banner、email、social)→何の媒体か
キャンペーン名→”自由にローマ字かアルファベットで記入”(日本語は避けましょう)

以上の3つを画像に表示される箇所に入力して下さい。
「送信」ボタンを押すと一番下に自動生成してくれたURLが表示されます。

パラメーターを設定後のUAでの確認方法

まずはしっかりと設定できているか、反映されているかを確認しましょう。

Googleアナリティクスで「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照元/メディア」で確認します。
※設定前つまり過去のアクセスは計測されません。設定後からのアクセスのみ計測されます。


キャンペーンを見てみます。「集客」→「キャンペーン」→「全てのキャンペーン」で確認します。
※こちらも同様で、設定後からのアクセスのみ計測可能です。

GA4でのパラメーターの確認方法

GA4でパラメーター付きのURLからの流入を計測する方法は、レポート画面・探索画面の2点あります。

①GA4レポート画面での確認方法

まずはGA4のレポート画面での確認方法をご紹介します。
下記画像の通り、「レポート」「集客」「トラフィック獲得」を選択し、「セッションのデフォルト チャネルグループ」の右にある+をクリックします。

次に「セッションのキャンペーン」を選択します。

以下の通り、パラメーター生成ツールで入力した「キャンペーン名」が表示されます。

②GA4探索画面での確認方法

次に探索画面での確認方法についてご紹介します。
左のメニューから「探索」をクリックし、「空白」を選択します。

次にディメンションに「セッションのキャンペーン」をインポート、指標は見たいデータに合わせて、表示回数(PV数)、セッション、コンバージョン等をインポートします。
インポートしたら、ディメンションで設定した「セッションのキャンペーン」をへ、指標で設定した内容はにドラッグしたら設定完了です。

見たい指標をカスタマイズしやすく、一度設定した内容は次回以降にも引き継がれるのが、探索画面のメリットになります。

その他GA4に関する解説は、以下の記事をご覧ください!

▼GA4の解説記事はこちら
GA4への移行方法をご紹介|Googleタグマネージャーでの設定
GA4のコンバージョン設定方法を基本から丁寧に解説!
【徹底解説!】Googleアナリティクス(UA)とGA4の違い
GA4でページ・ディレクトリ別にPV数を見る方法とは?

まとめ

今回パラメーターの設定について解説しました。様々な参照元からのアクセスを詳細に把握するにはURLパラメーターを設定しなくてはならないのです。トラッキングだけじゃなく、A/Bテストのような測定にも使えるパラメーターですので是非ご活用ください。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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