発信することは余分な仕事ではない!伝え続ける7つの理由

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「企業のメディア化」研修の講師をしている岡田です!インファクトスタッフブログを始めて2年半が経ちました。ブログだけではなく、ニュースレターや日々のSNSでの発信を続けています。
発信を続ければ続けるほど、発信することの大事さと、その効果を日々、改めて感じています。
っていうのもですね、初めて3か月ほどで本当にいろいろなお問い合わせをいただくようになったんです。
お仕事のお話はもちろんのこと、インターンシップ受け入れのご提案や、ライター応募など、採用関係のお問い合わせ、ご提案も本当に増えたという実感値があります。

そして、2年半たった今は、始める前では絶対になかった!と言い切れる、お問い合わせやご提案をいただけるようになりました。

しかし、始める前は必要性は感じつつも、通常業務の他にブログ更新、facebbookページ、twitterか。。。大変だな、できるかな、という思いがあったのは事実です。私もその「伝えること」を「業務の1つ」として捉えられてなかったんですねー。どこか、プラスの作業として考えていたというか・・・。

なので今回は、本格的にビジネスブログを始めようと思っているけど覚悟が決まらない方、始めたけど更新頻度や記事内容にイマイチ時間がかけられず効果が実感できていない方、facebookページをつくったはいいけど運用できていない、という方に是非とも読んでいただきたいです。

発信することは余分な仕事ではない!伝え続ける7つの理由

※このブログ記事は、2014年8月19日に公開したものに、2016年7月25日に項目を2つ(その③、その⑤)追加いたしました。

目次
①お客様は忘れるものだから
②お客様があなたを必要とするタイミングは、あなたでは決められないから
③単純接触効果(ザイアンスの法則)が生まれるから
④人は、より関係性が深いところから買いたいものだから
⑤同じサービスでも価値はそれぞれ違うから
⑥仕事のクロスオーバーを発生しやすい
⑦仕事とは顧客が自分でできないから発生する=顧客はあなたの仕事を何も知らない

①お客様は忘れるものだから

とにかく、人は忘れるのです。すごくいいサービスを受けてそのときは感動しても、次に別の感動をしたら・・・月日が経つにつれて・・・やはりそれはどんどん忘れられていくのです。

・最初の取引で満足していただいたから、必要なときに連絡がくるだろう。

・ダイレクトメールでニュースレターを1度送った。私たちのことは伝わっているはず。だから仕事がこないのは、たまたまウチに出せそうな仕事がないだけだ。

・・・この考えは、完全に間違っています。

マーケティングコンサルタントの藤村先生もよく、

実は、どんなに顧客満足を高めても、リピーターは増えないんです。
顧客満足とリピートとは、基本的に因果関係がないからです。
もちろん顧客満足は高めなければいけないんですよ。
高めなければいけないけれど、それだけでは充分ではないということ。

どうして2度目、3度目と来てくれなくなるのか?
そのほとんどの原因は、「あなたの店を忘れてしまう」ってことなんです。
どんなに顧客満足を高めても、お客さんは忘れてしまう。
忘れられた店や会社は、リピートしてくれるわけありません。

記事原文、もっと詳しく読みたい方はコチラ↓
藤村先生ブログ「顧客満足(C.S.)とリピーターは比例しない

とおっしゃっています。

だから、忘れられないためには自分から発信し続けるしかないのです。そして、もう1つ大事なのが、「発信する」ではなく「発信し続ける」ということです。ソーシャルメディアやキュレーションサイト、情報メディア、これだけ多くの情報が流れている訳ですから、あなたの1回の発信が、相手に届いているという確証はどこにもありません。むしろ1回では届いていないと判断すべきなのです。

②お客様があなたを必要とするタイミングは、あなたでは決められないから

つい先日、インファクトでもこのようなことがありました。

2年くらい前にお仕事をいただいたお客様で、残念ながらその後は、お仕事もなく、連絡自体もソーシャルメディアでつながっているもののそれ以上のことはありませんでした。ただ、当社が毎月発行しているニュースレターだけは、毎回お送りしていたんです。
そして、つい最近、今ご担当されている業務でホームページなどをつくる必要があり、「一度相談させてもらえないか」、というご連絡をいただけたのです。「ニュースレターは、毎月届いていたことは知っていました。」ともおっしゃっていただきました。

ニュースレター

全てのお客様に対し、あなたに関係しそうな事柄が発生するタイミングで電話や訪問するなんて、完全に不可能です。だから、ニュースレターや、ソーシャルメディアで発信し続けて、「こんにちは。インファクトです。・・・・」と電話や訪問をしたかのような状況にするのです。

③単純接触効果(ザイアンスの法則)が生まれるから

単純接触効果とは・・・認知心理学の一つであり、人は、何かしらの対象物と繰り返し接することで、警戒心が薄れ、好意度が増していくという法則のことです。 ※「認知心理学」とは、人間の認知活動(見る,聞く,覚える,考えるなど)について研究する心理学の一分野です。引用元:Google

そうです、ブログやホームページやSNS、ニュースレターなど様々な媒体で発信を続けると接触頻度が増え、この単純接触効果で警戒心が薄れ、好意度(今回の場合、興味といっていいかも知れません。)が増すのです!

④人は、より関係性が深いところから買いたいものだから

同じ保険に加入するなら知らない保険代理店から加入するより、知り合いの代理店から加入したい、知り合いに保険代理店がいないなら、知り合いから「私の知り合いなんだけど、この代理店なら安心だよ。」とリコメンド(おすすめ)された代理店から入りたい。というのが顧客心理です。

「人は、より関係性が深いところからものを買う」のです。

あなたが、発信を続けていれば、あなたが何屋さんであるかが思い出され、また知り合いの知り合いに紹介してもらえる可能性だってあるのです。何もない中では人は紹介できません。

また、一番大事なことは日々発信を続けることで、顧客との関係性が深まるということ。1ヶ月に1回訪問するのと、ほとんど毎日ソーシャルメディアやブログであなたの発信に触れることと、どちらが関係が深まると思いますか。(もちろん会わなくてもいいってことじゃないです)

同じサービスでも価値はそれぞれ違うから

同じ商品やサービスでも、ターゲットを決めてしていることでも、実際それを買ってくれている人は、それぞれ違うところに価値を感じて買っているというとがよくあります。
例えば、Twitter。匿名性が高い、情報が早いという特徴をもったTwitterですが、利用者によって、それぞれ活用の仕方が違います。
投稿もコミュニケーションもせずに情報収集だけに使う人、投稿はしないけどコミュニケーションを活発に行う人、匿名性が高いTwitterの特徴は知っていつつもリアルの知り合いとだけつながって交流する人、ビジネスに利用する人、ビジネス利用は全くしない人、各々がTwitterに違う価値を感じて使っているということです。
その一つ一つの価値を発信して伝えていくことが、Twitterのユーザーの増やすことになるわけです。だから一つのサービスでも様々な発信をし続ける必要があるのです。

仕事のクロスオーバーを発生しやすい

インファクトでも、まさによくある話です。

名刺で初めてお仕事させていただいた、その後、ニュースレターやfacebook、ブログの投稿を見てくださり、「インファクトさんって、ホームページもやっていらっしゃるんですね。実はホームページリニューアルを検討しておりまして・・・。」

当社には営業マンがいないので、改めて全サービスをご案内をするという機会が極端に少ないのですが、逆にいうと営業マンがいなくても、発信することで、まだ仕事になっていない他のサービスを案内することができるのです。

ある程度規模のある会社さんだと、違う部署で扱っている商品を営業しきれていなくて、あなたの顧客があなたの会社でも取り扱っている商品、サービスを他社から買っているなんてことありませんか。会社全体で、発信し続けていれば、このようなことも減るのではないでしょうか。

仕事とは顧客が自分でできないから発生する=顧客はあなたの仕事を何も知らない

「どうしてこんなに高いのですか。」「他社からは御社よりずいぶん安くお見積もりがでてきたんですけど・・・」って言われたことありませんか。

実はこれも、発信できてない、伝わっていないことに対する悲劇なのです。

仕事が発生する基本は、自分ではできないから仕事になるのです。

・自分では髪を上手に切れないから美容院で切ってもらう。
・自分では伝わる名刺が作れないから制作会社に頼む。
・自分で仕入れると高いから仕入れ会社からを仕入れる。
・ホームページを自社で作れないから、制作会社に頼む。

ということは、仕事を頼んでる側は、あなたの仕事に関して無知、素人なのです。だから、想像するにそんなに大変な作業ではないのに、どうしてこんなに高くなるのか。同じことを言って見積もりをとったのに、どうして価格がこんなに違うのか、単純に疑問がでてくるのです。

実は見た目は、少ししか変わっていなくても、裏側ではこんなに人が動いていて、こういう行程があるんんです、他社と違って○○だから高くなるのです。ということが伝わっていないからなのです。「価値」や、その差が伝わっていなければ、価格勝負になるのは当然です。そして、それは、見積もりを出してから説明するのでは瞬時に理解されない可能性があります。
日々の発信でそれらを少しずつ、理解浸透させていくことが重要と言えます。

まとめ

なんでブログを書かなきゃいけないのか、ニュースレターを出さなきゃいけないのか、facebookなどのソーシャルメディアで発信しなければならないのか、の答えになれば幸いです。

発信したいのに「ブログやfacebookは業務中禁止!そんな暇があったら、仕事しなさいっ!」とか上司に言われちゃっている人はこの記事のリンクを、こそっと教えてあげてくださいねー(笑)

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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