Twitter炎上マーケティングとやらを検証してみた!
SNSは好きだけど、どうも140文字という微妙な文字数制限があるTwitterが苦手なインファクト田中です。単純に伝えたいことがその文字数におさめられないという理由なだけなんですけどね(笑)。
さて、今回は何かと話題な「Twitter炎上マーケティング」について少し調べてみました。
昨年より立て続けにおこっている一連のバカッター事件は、Twitterを発端んとするものが多くを占めています。「芸能人のブログ、Twitterが炎上した」など連日報道されているので、みなさんも記憶に新しいはず。
本来であればこの炎上事態は避けたいところですが、近年ではこの「炎上」を利用したマーケティング、「炎上マーケティング」が注目を集めています。
・なぜTwitterは炎上しやすいのか
・Twitter炎上マーケティングとは?
・販促としての効果を考える
・最後に
そもそもSNSの炎上とは
みなさんご存知の通り、ブログ、Facebook、TwitterなどのSNSは、参加するユーザーがお互いに自分の趣味や好み、生活の情報、仕事などを公開して幅広いコミュニケーションを取り合うことを目的としたもの。これらSNSでは、仲間うちのみの発信に留まらず、日本中、世界中に発信することが可能です。ですが、その中に潜む危険性をみなさんはご存知でしょうか。
SNSが浸透するにつれ立て続けにおこっているSNSの「炎上」事件もその一つとしてあげられます。
「炎上」が示すものは、個人や団体、企業が投稿した内容に、不特定多数のネットユーザーの興味や怒りが向けられること。一時期ニュースでも取り上げられましたが、勤務先の飲食店の冷蔵庫に入った写真をアップしてしまい、一部のネットユーザーが問題視したことで大事になってしまった結果、懲戒免職処分…。当事者だけではなく、友人や仕事関係者にまで多大な迷惑をかけることになりかねません。
なぜTwitterは炎上しやすいのか
中でも、昨年より急増しているのがTwitterの炎上です。その多くは学生やフリーターなどネット初心者や社会経験が少ない人たちのTwitter炎上が目立ちます。
(もちろん経営者や社会的地位のある方の炎上もお見かけしますが…)
でも、フォロワー少ない人でも、炎上は起こります!なぜ炎上したのでしょうか。
若者の多くはTwitterを、LINEと同様の友人とのコミュニケーションツールととらえていて、友人にウケるネタとしてツイートしているだけでした。ところが、ほとんどの人が意識せずに「全体公開」で投稿していることによって、検索すればリアルタイムで誰からも見られる状態になってしまっていたのです。
友達にだけ送っているつもりが、その友達がリツイートなど悪意なく面白がって発信したりすると、そもそも友達でもなんでもない赤の他人にまでそのツイートは見れてしまいます。
また、Facebookなどでは、実名や企業名を顔写真入りで登録していたりするので、投稿に気をつける人が多い中、Twitterは匿名や顔写真なしで使えるといった手軽さもその要因かもしれません。
・スマホの普及
・匿名性
・伝達の早さ
・公開範囲の制限
・情報のリアルさ
以上がTwitter炎上の要因と推測されます。これらの理由から、ちょっとした悪ふざけの投稿→拡散→(本人特定)→誹謗中傷などを受ける→さらに拡散→マスメディアで取り上げられる→社会問題化となっていく可能性があるのではないでしょうか。
Twitter炎上マーケティングとは
それでは本題です。今話題になっている「炎上マーケティング」についてお話しします。
「炎上マーケティング」というのは商業用語の一つで、あえて炎上を引き起こす内容を投稿して世間に注目されることにより、その知名度を伸ばすというマーケティングの手法です。
北海道長万部町のイメージキャラクター「まんべくん」が有名になったという話しが代表的な例とも言われています。そもそも「まんべくん」が有名になったのは、Twitter上で繰り広げられていた「毒舌」な投稿。当初反感を多くかって炎上させていましたが、同時にアクセス数が急上昇し、フォロワーの増加もあって各メディアでたくさん取り上げられ、「まんべくん」の存在が有名になりました(のちにWebサイトやTwitterは閉鎖)
※ただ「まんべくん」が、最初から「炎上マーケティング」を狙っていたかどうかはわかりません。
ネット発のアクションの効果がかなりのスピードで現実世界にも波及するようになった時代。Twitterを炎上させて知名度をあげるというこのマーケティング手法も、この時代ならではの手法といえるのかもしれませんが、私たちINFACTは決してオススメしません!!!
芸能やビジネス、観光などジャンルを問わず、大きな力を持った人、企業でなくても大きなチャンスを生み出しやすい環境です。いい意味悪い意味関係なく、「注目される」時代になったということです。
販促としての効果を考える
Twitter炎上マーケティングにおいては賛否両論あります。正しいか間違っているかではなく、そういうやり方で「注目されたい」かどうかという視点で考える良いと思います。「悪い評判」として記憶されることが多い中、継続的に注目されることを期待するのは難しいのかもしれません。
また、一度相手を怒らせて、その後にしっかり丁寧に対応をして「実は良い人だったんですね」って流れを狙っている方もいるようですが、このに労力を使うのは大変ですよね。
そして、販促活動として考えた時、あえて炎上させて認知度を得るマーケティングの手法を使用することは、ビジネスで繋がっている方々の間で、情報が一人歩きしてしまうリスクも伴います。私たちインファクトでは、常々お客様との関係性を大切にしていきたいと考えていますので、発信することにも意味があり、それは信頼関係がある中で生まれるものだと信じています。
(ブログ参照 https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/5833/)
ですから、炎上マーケティング自体を販促として捉えないほうが良いと考えています。
また、先ほど継続的に注目されることが期待できないと話しましたが、メディアサイトを除いては、炎上などの理由によってサイトアクセスが増加した場合でも、PV数が増えるだけで肝心の販促活動へとは繋がりません。あえて炎上させて批判を受け、あえて知名度や仮に売上アップに繋がったとしても、継続性がないように思います。
最後に
Twitter炎上マーケティングは、一時的な認知度、注目度を上げるには効率のよい方法かもしれません。サイトなどでもその成功法を掲載していたりするので話題になっていますが、先にあげたイメージキャラクター「まんべくん」の例ですが、一時は個性的で自由奔放な発言でほぼ長万部のPRは行っていないものの投稿数の上限に達するほどさかんに発言して盛り上がりをみせ、確実にその知名度はあげたと言えます。ですがその後、太平洋戦争関連ツイートへの抗議が殺到しすぎてアカウント閉鎖に追い込まれたという状況もありますので、自身で、自社で、しっかりとその目的を明確にすることが大事だと思いました。
インファクト編集部
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