石田淳著「行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術」を研修のためにスタッフみんなで読んでみた

201409ken

自分にしみ込んでいることを人に教えるのは難しいなぁ、世代が違う子に共通のイメージをもってもらうのはとても難しいなと、最近とても思うようになった岡田です。

さて、インファクトでは、全員で目標達成に向かっていくため、社員一人一人のレベルアップと会社全体の標準レベルを上げる目的で、今期は様々な研修や社内コミュニケーション方法の見直し等を行っています。

その一環で、石田淳著「行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術」を全員で読みました。いわゆる指定図書ですね。ただ読んで終わりでは腹に落ちないので、ブログでレビューを書くという「アウトプット」をすることによって自分たちのものにしよう!という研修にすることにしました。

インプットとアウトプットの重要性に関しては、こちらの記事でわかりやすく説明しています。
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/president/1788/

「行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術」の要点をまとめてみる

  • 「教える」とは「望ましい行動を引き出す」プロセスである。
  • その人が「できない」理由を「やる気がない」「たるんでいる」「意識が低い」という精神論にするのは間違っているし、それでは永遠に人は育たない。
  • その人が「できない」理由は、「できる」行動がわかっていないだけ。だから、「行動」レベルで仕事の内容を分解してあげれば、「できる」ようになる。
  • 教えたいこと、注意したいことは、具体的な行動に落とし込む。
    例)「会議への遅刻はやめよう」「会議は、きちんと定刻に始められるようにしよう」ではなく、「5分前には会議に出席する準備を始めよう」など
  • できる人の行動パターンを細かく分解する。
  • 目標も、それを達成するためにとるべき具体的な行動に落とし込む。
  • 目標管理や評価の際には「頑張っているか」や「やる気があるか」の精神論や結果だけではなく、その行動を守っているか、一緒にチェック。
    行動を守っているのに結果が伴わない場合は、そもそもやるべき「行動」自体が間違っているので、一緒に見直す。
  • 「考えろ」というなら、「考える」という行為を具体的な行動に分解し、その行動を教える。
  • 「成功」までの道のりをスモールステップにわける。
  • 少し頑張れば達成できる目標設定をする。
  • 今の時代、「たたいてのばす」は難しく、「ほめて育てる」がいい。

これが概ね(おおむね)本書に書いてある内容です。(あ、社長のパクリですっ、笑)

本書自体が、具体的な行動に落とし込む、細かいステップに分解することで、「教える技術」を解説しています。具体例なども多く、読みやすい本でした。

INFACTスタッフのレビュー

ディレクター岡田レビュー

私もギリギリ「見て覚えろっ!」「自分で考えろっ!」「悔しかったら自分でできるようになれ!」「9個のムチと1個のアメ」で育てられた世代です。学校ももちろんそうでしたが、社会人になってからも基本的にはこの精神で教育されましたし、自分の価値観も団塊世代とさほど変わらず、「もっとできるようになりたい、認められたい、お金を稼ぎたい」という超シンプル価値観だったので、とくに、先輩から上記のように教わることに違和感はなかったです。

ですが、自分が社会人4年目くらいから、この本でも触れている、いわゆるニューエイジに出会いました。

仕事をする動機がバラバラで、目標や価値観がバラバラ過ぎる

「なに、くそ」精神は、現代において通用しない

ってやつです(笑)なんで、できないのか、なんでここまで教えてないとできないのか・・・そういう思いで5年くらいダメ先輩やってました。。。

本書では行動科学となっていますが、基本的には全ての仕事をWBS(=Work Breakdown Structure)化する、しかもかなり細かいタスクレベルで、という話です。確かにこれができれば、人を育てられるだろうなと実感としてもありますし、共感できました。そして、それは、やはり膨大な時間がかかるということも再認識しました。当たり前といえば当たり前ですが、人はすぐには育たないし、真の意味で任せる、そのためにレールは引くということが重要なのです。

「ちゃんとやってください」は、何の意味もなさない。何も教えていない、伝わっていない。

基本的には本書に書かれていることは全て共感しましたし、勉強になりました、

が、

これをやっていく時間がないのも、また私たちの共通の悩みではないでしょうか(笑)それには、やはり、時間をつくって少しずつでもやっていくしかないんですよねー。今は、WEBに各業界のスキルマップや、WBSフォーマットも落ちているので、そういうのをうまく活用して、その会社独自のチェックリストを用意するのが効率的かも知れないとも思いました。

「できないのは、本人の怠慢のせいだ」「やる気が足りない」と思っている、ちょいオヤジ世代から、どっぷりオヤジ世代のとくに男性には、耳が痛い話も多く載っていますがですが、その分「そうか、こうすればいいのか」と参考になることが多いと思いました。

松尾レビュー

私はこの本を読んで、共感する部分が沢山ありました。そして、書いてある通りに実行したら、今まで出来なかったことも今度こそ出来るかも!!と思いました。それは、とても分かりやすく明確に書いてあったからです。自分では当たり前のようにやっていることや発している言葉も最初は知らなかったり出来なかったはず。それをいきなり相手に求めてもきちんと説明しなければ伝わっていなかったり理解してもらえないことや、ゴールを設定しても到達するまでには小さなゴールをいくつも用意して一つ一つ達成していくことなど。人に何かを教えるということは、自分を省みること、そして自分の成長にも繋がると改めて再認識しました。何事も面倒臭がらずに丁寧にやること。子供を育てている親としてもとても勉強になり参考になりました。

名畑レビュー

タイトルで想像していたのは仕事上の上司のための本と思っていましたが、それだけでなく教える立場の人、アルバイトや勉強を教える為に必要なことであったりどんな読んでおくとためになるものでした。
とても共感したのはどうでもいいことからでもいいから話しかけてあげるということです。部下の立場からしたら自分にだけそういった話をしてもらえないのは嫌われている、一緒に仕事したくないだろうと感じていました。逆に話しかけてもらえるだけで一緒に仕事したい、覚えてもらいたいという気持ちが伝わるので頑張ろうという気持ちになります。どんな立場の人でも共通することなので、何でも話かけることは改めて大切だと感じました。

技術リーダー・加藤レビュー

「教える」というと、ちょっと偉そうな感じがしたり、そもそも説明ベタだし、「説明しても結局やってと言われるんだろうな」、「自分でやったほうが早いんだろうな」、「教えるのが上手い人っていいな」と思っていました。

「教える」とは望ましい行動を引き出す行為である

本書では、「教える」ということを「行動」というキワードを軸にして説明してくれます。例えば「ペットボトルの水をコップに注ぐにはどうすればいいのか?」ペットボトルの水をコップに注ぐ行動を細かく分解してリストにしてみると、驚くほどの工程があることに気づきます。
今まで、相手に教えても上手くいかなかったのは、相手に行動して欲しい工程を細かく伝えず、端折っていたのが原因だと気付かされました。

「教える」というのが苦手な方は、是非オススメです。

ディレクター・田中レビュー

私自身、すでに社会人経験としては十数年ありますが、実際のところ、入社した会社で一番年齢が低いという状況が多かったので、「直属の部下がいる」という経験は少なかったように思います。ですから、「指導する側」の立場より、「指導される側」の立場が圧倒的に多く、この本を読む際も「指導される側」の視点で読んでいきました。

特に、「中途採用」という部分でいう指導の難しさが印象に残っています。中途採用で入社した社員に対しては、同業からの転職の場合と、全くの未経験者での入社の場合と、その人のスキルも反応能力も全く未知な部分です。私自身、「これくらいわかってて当然だろ」と思われていると思い、わからないことを「わかりません」と聞く勇気がなかった経験は何度もあります。「何をわからないかがわからない」といった時もあります。それを伝えられずに仕事を進めてしまうことで、後々問題になってしまったり、一からやり直すことになってしまった経験もあります。もちろん言えない部下にも問題はあるのですが、部下からそれらを引き出すことからはじめないと、仕事そのものを教えるスタートに立てないのではないかと感じました。

いずれにせよ、日々コミュニケーションをとり、相手の立場にたって行動することが大事なんだと思います。よく、「社員を育てることは子育てに似ている」という言葉を耳にしますが、この本ではまさにそれを事細かに説明しています。「上司・部下」を「親・子」と置き換えて読んでみると、すごくわかりやすい内容だと思います。

デザイナー・今野レビュー

一番印象的で「うんうん!」と共感した部分があります。
それは、

【業務そのものだけでなく、その意義や全体像も教える】
何かの作業を教えるときに忘れてはならないのは、“何のために行うのか?”という、その業務の意義をきちんと話すことです。

ホームページのデザインをする際、お客様が何の目的でホームページを新規・リニューアルするのかなどの全体像を認識していないと、お客様が求めているホームページを制作することは出来ません。
小さいバナー1つ制作するにも、全体像を把握していないとそのバナーだけ浮いてしまったりします。

小さい作業であっても、全体像を把握してもらってから具体的な指示を出すことがとても重要なことだと思います。
たくさんの気付きがあってとても面白い内容の本でした!

おわりに

すぐにでも実績できるように、具体例満載のわかりやすい本です。是非、みなさんも一度読んでみてはいかがでしょうか。リーダーや管理職だけではなく、初めて後輩ができた人、子育て奮闘中のパパ、ママまで、誰しも参考になり、納得できる内容ではないかと思います。
インファクトでは、このような研修を続けていきたいと思っています。またこのブログでご紹介、報告できればと思っています^^

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岡田 ゆうか

岡田 ゆうか

INFACT 京都office 責任者株式会社インファクト
情報処理技術者
「企業のメディア化®」アドバイザーとして、企業のオウンドメディア立上げやコンテンツマーケティングの導入、WEBマーケティング コンサルティング、WEBサイト、ECサイト、その他アプリの制作まで、企業の集客・販促をお手伝いしています!
大手システム会社で3年、広告代理店で8年営業兼ディレクター、インファクトで「企業のメディア化®」研修講師をしてきた経験が今も活きています。
得意業界:化粧品、通販化粧品、育児、旅行、薬局、不動産
http://www.infact1.co.jp/
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