
Web集客方法の基本|Webマーケ初心者のための覚書
Web集客方法の種類と特徴について簡単にまとめますので、どうぞ参考にしてください。
Web集客方法の基本|Webマーケ初心者のための覚書
目次
- Web集客方法の基本|お客さんはどこにいるのか?
- Web集客方法の基本|ホームページ・ブログが基本
- Web集客方法の基本|Web集客のベース
- Web集客方法の基本|Web広告の種類
- Web集客方法の基本|リアルとの組み合わせも大切
Web集客方法の基本|お客さんはどこにいるのか?
Web集客方法の基本を解説する前に、まずはマーケティングの基本的なところから。
お客さんを明確にすること
これは何もWebマーケティングだけではなく、マーケティング全般の基本です。
自分のサービスを利用し、製品を買ってくれるのは、どのようなお客さまなのか?
また、どのようなお客さまに、サービスを利用して欲しいのか?製品を買って欲しいのか?
ということですね。
ニーズや悩みをあぶり出すことも重要ですが、「集客」ということでいえば、そのお客さんが、「どこにいるのか?」が最も重要です。
「どこにいるのか?」・・・噛み砕いて言えば、
- 何で情報取集するのか?
- コミュニケーション手段は何か?
- 普段、どのような場所で過ごしているのか?
といったことです。
これは、集客の際にどのようなツールを活用するのか?という点に大きく関係します。
例えば、
TVは一切見ないという方々に、TVCMを使っても、なかなか届きにくいです。
1日の大半をFacebookとTwitterに費やす人々に、リスティング広告は無意味でしょう。
逆に、お客さん全員が、かならず利用する食堂があれば、その箸袋に広告を出す作戦は、アナログな方法ですが、実は非常に効果的です。
つまり、集客手段の選択は、お客さんが「どこにいるのか?」で大きく変わるということです。
ホームページとFacebook、Twitter、Instagramを組み合わせるのがトレンドらしいから、じゃあ、全部やるか。
ではなく、自分たちのお客さんが確実にいるであろうところを探り、そこに合わせてツール選びを行いましょう。
Web集客方法の基本|ホームページ・ブログが基本
さて、話をWeb集客方法の基本に戻します。
お客さんが「どこにいるのか?」を検討しましょうといいましたが、現代社会において、インターネットを情報取集の基本にしている方はかなり多くいます。
ですから、Web集客は重要な訳ですが、Web集客を行う上では、ホームページやブログなどのオウンドメディアが基本になります。
世の中には、会社の情報を全て無料のSNSだけに載せて、ホームページやブログを活用しない会社も存在します。
アメブロやFC2などの無料ブログを公式ホームページの代わりに使われる方も多くおります。
上手に活用されているケースもあるようですが、SNSだけですと、情報が分散してしまい、整理しづらくなります。
また、無料サービスは、サービス提供者側の都合で運営が大きく左右されますし、いつ終了したとしても文句を言えません。
お客さまに自社のサービスや製品についての情報や、理念や会社概要、スタッフ紹介など会社の信用を得るための情報を整理してお見せするために、自社独自のホームページやブログを持つことは、最低限必要です。
特に、Web集客を行う上では必須でしょう。
今のお客さまは、会社の信用を確認したり、サービス・製品を検討する際に、まずはホームページを見に来ます。
その意味でも、自社で管理するホームページやブログはWeb集客方法と基本と言えます。
そこを前提に、Web集客方法の種類と特徴をさらに詳しく見ていきましょう。
Web集客方法の基本|Web集客のベース
ホームページ・ブログ
前述しましたは、Web集客方法の基本となります。
ブログも広い意味でいえば、ホームページに含まれます。
ホームページは、作成や修正に専門知識が必要になり、簡単に更新できません。
しかし、特定の情報を整理して、お客さんにお伝えするのには向いています。
逆に、ブログは専門知識がなくても、簡単に記事を更新できます。
ただ、記事が時系列的に並ぶため、情報を整理してお客さんにお伝えするのは苦手です。
ノウハウ記事やお客さまの声、制作事例など、頻繁に更新したい情報はブログに掲載。
サービス案内やスタッフ紹介、特に重要なお客さまの声や制作事例など、お客さまに整理してお伝えしたい情報を掲載するのはホームページに。
と役割分担するのがオススメです。
この際、ブログとホームページは同じURLの配下で作ると良いでしょう。
ブログを頻繁に更新することで、ブログの価値が高まり、検索にヒットしやすくなります。
ソーシャルメディア・SNS
FacebookやTwitter、Instagram、Lineなどのソーシャルメディア・SNSもWeb集客の方法としては重要です。
基本的には無料で活用でき、上手に運用すれば、低コストで大きな効果を得ることも可能です。
しかし、基本的にはコミュニケーションのツールです。
これらのツールで露骨に集客を行うと逆効果になりがちです。
例えば、親しい友達同士でおしゃべりしていたら、いきなり相手からサービス・製品を売り込まれたらどうですか?
ちょっと嫌な感じがしませんか?
そこまで親しい関係でなかったとしても、プライベートな空間で仕事の話を持ち込まれることは、多くの方が嫌います。
ソーシャルメディア・SNSでは、あくまでもコミュニケーションに徹するのが基本と言えます。
Web集客という観点でいえば、よくあるパターンとして、ブログでノウハウ記事を書く。
それをTwitterやFacebookで拡散。
Facebookに関しては、内容への質問も受け付ける。
写真がポイントになる記事であればInstagramも活用できます。
ただ、ソーシャルメディア・SNSがWeb集客で効果を上げるには、友達やフォロワーの数が重要です。
影響を持つまでは、地道に増やし続けるしかありません。
自分のお客さんたちに大きな影響力を持つようなインフルエンサーがいるようでしたら、その方を味方に引き込めれば、効果的なWeb集客が可能になるでしょう。
無料ブログ
アメブロやFC2、SeeSaaブログなどのいわゆる無料ブログもWeb集客の方法として有効です。
ブログを開始した当初は、独自でブログを構築するよりもアクセスを集めやすいです。
ブログ記事1つ1つがいろいろなキーワードで検索にあがりやすく、コミュニティがあるため、コミュニティ利用者のアクセスも期待できます。
ただし、デザインの自由度は低く、また、ホームページの住所であるURLは、それぞれのサービスに依存する形になります。
公式ホームページとしては使いづらと言えます。
また、サービス提供側の都合で、ブログが閉鎖されることや、サービスそのものが無くなるリスクもあります。
お手軽ですが、長期的に考えた場合、デメリットの方が大きいかもしれません。
YouTube
正確な数字は好評されていませんが、Googleの検索の中で2割〜3割を占めているといわれるのが、YouTubeです。
以前は、第2の検索エンジンとも呼ばれており、思いの外検索されます。
製品やサービスに関連する動画をアップして、説明文などを検討して対策することで、Web集客のツールとして活用できます。
もちろんYouTube内だけ完結するのは難しいですから、説明文などにリンクを貼り、自社のホームページへとお客さんを連れてくるのが王道と言えます。
Web集客方法の基本|Web広告の種類
次のWeb広告についても見ていきましょう。
コストがかかるWeb集客方法ですが、確実にアクセスを増やすことができるので、予算に余裕がある場合は効果的です。
また、TVCMや新聞広告、交通広告などに比べ、ターゲットを絞りやすいという特徴もあります。
リスティング広告
PPC広告とも呼ばれますが、GoogleやYahoo! で検索した際に、検索結果の上や下、右側に表示される広告です。
1クリック=◯◯円という形の広告で、確実にホームページのアクセスを増やすことができます。
ただ、入札制で表示される位置が決まるため、より高い価格にしなければ、目立つ場所に表示することができません。
人気のキーワードはクリックあたりの費用も高くなり、コストがかかります。
場合によって、コストが高くなりすぎて、赤字になることもありますので、キーワードの選択や予算については慎重に決定しましょう。
アフィリエイト広告
いわゆるアフィリエイターと呼ばれる方々が運営するホームページやメールマガジンに出す広告です。
お問合せや資料請求などに至ったものだけ支払うことが一般的で、無駄なコストを削減することができます。
通常は、アフィリエイターを束ねているASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれるサービス会社を利用して、広告掲載を行います。
ただし、アフィリエイターに宣伝しようと思っていただけないと全く広告されません。
リマーケティング広告・リターゲティング広告
リマーケティング広告(Google)、リターゲティング広告(Yahoo!JAPAN)は、一度ホームページを訪れたお客さんをターゲットにした広告。
それぞれ、GoogleやYahoo!JAPANと提携するホームページ上に、画像の広告を出すことができます。
ニュースサイトを見ていたら、昨日見たホームページの広告が出る。
しかも、他のホームページに行っても、それが表示されいる・・・そんなことありませんか?
実はあれがリマーケティング広告・リターゲティング広告なのです。
一度ホームページに来た方を追いかけるので、効果が高いWeb集客方法とされます。
いつまでも広告に追いかけられるのを、不気味だと感じる方もおりますので、やりすぎは要注意です。
ネイティブアド(ネイティブ広告)
最近注目されているWeb集客方法です。
バナー広告などのようにあからさまに広告として見えるものではなく、ニュースサイトなどのメディアの中に自然に溶け込むように存在する広告です。
いろいろな種類がありますが、わかりやすいのは、情報サイトの記事の下にある、「この記事もオススメです」でしょう。
オススメ記事や関連記事に広告を差し込むのです。
もちろん、よく見れば「広告」と表示されているのですが、自然な形でお客さんを誘導できます。
このタイプは、レコメンドウィジェット型と呼ばれていますが、この他にもネイティブアドは様々な種類があります。
広告ですのでコストはかかりますが、自社のコンテンツに対してアクセスを集める場合には効果的です。
ソーシャルメディア広告
Facebookなどを活用した広告です。
年齢や性別、エリア、趣味趣向など、かなり細かく設定して広告を出せることがポイントのWeb集客方法です。
広告単価も比較的安く、ピンポイントで配信できるのでトータルコストも抑えられます。
これからどんどん成長すると思われますが、まだ明確な方法論が確立している訳ではありません。
サービス内容もどんどん変更される可能性があります。
Web集客方法の基本|リアルとの組み合わせも大切
ここまで、ざっとWeb集客方法についてまとめました。
Web集客の方法はこの他にもありますが、主要なものは抑えてあります。
ただ、最初に書かせていただきましたが、
あなたのお客さんが「どこにいるのか?」
これがもっとも大切です。
全く、Webと関係ない方々であれば、そもそもWeb集客との親和性は低いですよね。
ただ、ターゲットであるご本人さまたちがWebとの関係性が低くても、その周りの人たちを介してWeb集客が有効な場合もあります。
例えば、高齢者が何かサービスを探す場合を考えてみましょう。
ご本人さまはWebを全く使わないかもしれません。
しかし、その子供、あるいはお孫さんに相談するかもしれません。
子供や孫たちが、ご本人さまに代わってネットで検索することも考えられます。
(もちろん、タブレットPCの普及や高齢者向けの簡単なスマホの登場で、ご年配の方々のネット利用率は、かなり高まっています)
どのようなWeb集客方法を活用にするにせよ、お客さんをしっかりと掘り下げて考えなければならない、ということはリアルの集客と全く変わりません。
そして、リアルとWebを組み合わせて集客することも大切です。
自分の知り合いに、何かサービス・製品を紹介する際に、ホームページが有るのと無いのとでは、どちらが紹介しやすいですか?
あるいは、ホームページがあっても、サービス・製品名で検索しても検索結果に出てくるホームページと出てこないホームページ・・・どちらが紹介しやすいですか?
また、タウン誌や折り込み、ポスティングなどのリアル広告をする場合でも、今のお客さんは、まずホームページを見て、詳しく吟味しようとします。
QRコードを使って、リアルの広告媒体からホームページへ誘導する。
そのホームページでさらに詳しい情報をお客さんに見ていただく。
たったこれだけのことでも、集客の反応は大きく違います。
Web集客という時、それだけで考えがちですが、ぜひ、どうやったそれぞれの効果を最大限発揮できるだろうか?
という目線を持つようにしましょう。
Web集客・リアル集客と分けるのでなく、さまざまな媒体を組み合わせることが、大切です。

インファクト編集部

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