ホームページ制作をする前に整理しておくべき8つのこと

今日は、ホームページ作成するときに、まずは整理しておきたいポイントをまとめます。自分で制作するにも、制作を依頼するにも、まずは冷静にここだけは整理してのぞみましょう!ここを考えていないと、なかなか制作が進まない、できたはいいけど活用できない、などのお悩みに直面してしまいます。

目次

  • 今回制作するホームページの目的はなんなのかを明確にする
  • 今回のホームページ制作で、まず最低限どの商品、サービスを紹介するのか
  • それは、ユーザーのどのような「悩み」「不満」「不便」を解決するものなのか
  • 今回制作するホームページのゴールはどこにするのか
  • 現在の主軸事業はなに?それと今回の商品、サービスとの位置付けは?
  • 今回制作するホームページは誰に見てもらうため?
  • ホームページ制作は、現在実施している集客・販促活動を把握しておくことが大事
  • 現在の課題はなんですか?
  • 1年後のその事業における「ありたい姿」を具体的にイメージする
  • まとめ

今回制作するホームページの目的はなんなのかを明確にする

意外とこれを整理せずに、いきなりホームページ制作会社に問合せをし、コンペ等をして制作会社選定をしている会社さんが非常に多いです。
誰に
何を伝えて
ホームページを見た人に何をしてほしいのか

例えばコーポレートサイトなどは、こうなります。
誰に:名刺交換をした人、取引を検討してくれている人に、既存のお客様に
何を伝えて:事業内容、会社の規模、強み、関連会社、新サービスやお知らせなどを知ってもらい、
ホームページを見た人に何をしてほしいのか:今回の商談を前向きに検討してほしい、問合せがほしい、試作品制作の依頼がほしい

今回のホームページ制作で、まず最低限どの商品、サービスを紹介するのか

ホームページ制作の基本は、「小さくつくって大きく育てる」です。まずは、最低限、どこまでが完成したらリリースするのかを予め決めて置くと、ホームページ制作が開始されてから1年以上たっても公開されない、ということにはならないでしょう。
意外と予算が多くないホームページ制作ほど、リリースまでに期間がかかっているということがよくあります。

それは、ユーザーのどのような「悩み」「不満」「不便」を解決するものなのか

先に列挙したそれぞれに対して、具体的な特徴をまとめていきますが、ここで大事なのが、自分たちが考えている商品特徴や、商品説明だけではなく、お客様視点に立って、お客様のどのような「悩み」「不満」「不便」を解決するものなのか、ということをできるだけ具体的に列挙していきます。

この「お客様視点に立って」が、意外とできていないことが多いです。

具体例でみてみましょう。

「業界初!ヒアルロン酸◯◯◯mg 配合の・・・」
こういう商品説明、けっこうあるのですが、◯◯◯mg がどんなものなのか、ヒアルロン酸がユーザーの「悩み」「不満」「不便」の何を解決するものなのかが、具体的にわかりません。成分や「業界初」なども大事ですが、まずは、
「体の水分維持に必要不可欠な成分であるヒアルロン酸が、通常の市販製品よりも約◯倍配合されているので、とくにひどい「乾燥肌」に悩んでいる人や、よりみずみずしく張りのあるお肌を手にいれたい方に使ってほしい・・・」ということを伝えていくべきです。

ここは非常に大事なところになりますので、時間をかけてでもやりたいです。まさに「肝」となる作業ですねw

今回制作するホームページのゴールはどこにするのか

「お問い合わせ」なのか、「資料請求」なのか、「購入」なのか。また、その手段「電話」なのか、フォームなのか、メールなのか。これをはっきりさせておく必要がありますね。

現在の主軸事業はなに?それと今回の商品、サービスとの位置付けは?

今回のホームページは主軸事業なのか、それとも主軸事業を今後支えるべきポジションに育てるべくものなのか。後者の場合は、まだまだ固まっていない部分や見えていない部分も多いと思いますが、まずは見えているところだけでもかたちにして、早くホームページを完成させ、運用を開始することが大事です。

今回制作するホームページは誰に見てもらうため?

コーポレートサイトなら、一度は何かで社名を知ってもらった人ですし、誰かから紹介された人だったり、既存のお客様ですね。
サービスサイトや、ランディングページならば、ターゲットを明確にしましょう。
ターゲットというと、「20代後半から35歳くらいまでの女性、乾燥肌に悩んでいる人」くらいまでを想定される方が多いのですが、ターゲットではなく「ペルソナ」を設定しましょう。ペルソナとは?ということに関しては、今回は割愛しますが、知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
オウンドメディアを運営する際の戦略的なペルソナ設計
初心者向けペルソナの作り方|ブログ・マーケティングの基本

ホームページ制作は、現在実施している集客・販促活動を把握しておくことが大事

よくありがちなのが、ホームページをつくってもそれをチラシや名刺などに入れない、チラシでやっているキャンペーンをホームページに掲載しないなどです。これはとてももったいないことですが、担当が分かれていたりすると、本当によくありがちです。販促活動は、連動することが大事でそれぞれの相乗効果で結果が出ることを肝に銘じましょう
また、実は今回制作しようとしているホームページとほぼ同様の目的で制作したものがすでにあったり、関連事業でランディングページをいくつか持っていたり。。。ですが、ホームページをつくって終わりにしている企業は、関連サイト(もちろん自社の)の有無すら誰も把握していないなど、実はよくあります。
これは非常にもったいないですが、このあたりをすべて洗い出し、把握しておくことは今回制作するホームページからどこにリンクさせるかなどの設計にもかかわってきます。

インファクトでは、それを「販促グランドデザイン」におとして、把握、整理することをオススメしております。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。販促グランドデザインとは?

現在の課題はなんですか?

現在運用しているホームページで、「使いがってが悪い」個所や、ホームページに掲載している内容にも関わらず、お客さまから「不明」や「わからない」など、問合せが多くきてしまう、ということはありませんか。
その商品やサービス、その販促についての課題をまとめておきましょう。そこに優先度をつけて、高いものから対応するようにしましょう。もちろんホームページだけで解決できないものもありますが、逆にホームページで対策できることもはっきりとしてくるはずです。

1年後のその事業における「ありたい姿」を具体的にイメージする

1年後の業績目標など数字的な要素もですが、「◯◯で取り扱ってもらえるようにする」や「ラインナップ展開の2商品目を出す」、「◯◯ショーに出展する」など、数字以外の「ありたい姿」もイメージしておくとよいと思います。

そして、できることなら、「3年後」もイメージしておくといいと思います。ホームページ制作だけに関わらず、ビジネスを成功までもっていく基本ですねw

まとめ

けっこう大変な作業だと思いますが、これらをしっかり考えているかどうかで、ホームページ制作のその後、ひいてはホームページが完成してからの結果が大きく変わってきます!見えていないものは、見えていないものとして抽出しておき、見えているものはしっかりと言語化することが大事です。また、それを関わる人と共有しておくことがとても大事ですよね。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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