中堅・中小企業は1日も早く「メディア化」すべきだと思う3つの理由

20140923a
京都はすでに寒いです。
「企業のメディア化」をなぜする?なぜ必要?というご質問をいただきますので、今回はがっつり解説します。

※この記事は、2014年9月30日に公開した記事ですが、修正、追記をして2016年12月5日に改めて公開しています。
※さらにその後、修正をして2017年6月26日に改めて公開しています。

「中堅・中小企業は1日も早く「メディア化」すべきだと思う3つの理由」

目次

  • 理由1:ファンができるから
  • 理由2:スタッフの成長につながるから
  • 理由3:採用活動に役立つから

理由1:ファンができるから

「ファン」とは?

特定の対象に対する応援者、愛好者のこと。古来日本語では贔屓(ひいき、贔負とも)といった。
ーWikipedia より

まさにここに全てが表現されていると思うのですが、その企業のことを応援してくれ、ひいきしてくれる人ができるのです。

でもファンになってもらうためには、当たり前ですが、自分たちの「存在」のことを、その次に「価値」を知ってもらわないと、ファンにはなってくれません。

残念ながら私たち中小企業は、日々一生懸命仕事をしているだけでは多くの人に知ってもらう機会は少ないのです。もちろん、日々の営業活動、会合、時には広告を使って自分たちの「存在」「価値」を伝えるようにしていますが、やはりリアルの人や活動で会える人数、覚えてもらう人数には限りがあります。

しかし、ブログは検索型の記事を書くことによって、地域に関係なくあなたの会社の得意分野に関して調べている人に出会える=知ってもらえるチャンスができるのです。

そして、数多くの記事を残していくことで、共感を生みファンになってもらえる可能性があるのです。

もちろん、ブログを見に来てくれた人、全員がファンになってくれる訳ではありません。しかし、これも1つのメリットなのです。
ある読者があなたのブログの記事に共感できない、もしくは、まったく違う意見を持っている・・・これでは、ファンになりません、だから仕事になることもありません。でもどうでしょう、お互いそのことを知らずにうっかり仕事になってしまって、トラブルになる、「こんなはずじゃなかったのに・・・」という負の印象を持たれる、2度と発注しない。
あなたの会社の価値を理解していない人は、お客様にはなりません。それを営業マンが訪問して、見積もりを出した後に、「合わない」と判断されるより、よっぽど効率がいいですよね。
メディア化することであなたの会社のことを知ってもらえる、ファンになってもらえれば、営業マンはすでに確度が高い、プラスの商談にだけ訪問するというようなこともできてくるのです。
これは、お客様にも、こちらにもお互い効率がよく、非常にメリットですよね。

企業にファンがつくってどういうこと?

前述と少し重複しますが、平たくいうと、

・同じ製品、類似商品であれば、価格競争に巻き込まれずに、あなたの会社から買ってもらえる、ということです。

・少し性能が悪くても使い続けてくれるということです。

・勝手に、ファンである会社のことを宣伝してくれるということです。

こうやって書くと、「そんなことあり得ない」と思う方、いらっしゃいますよね。でも、これ身近な例でも結構あります。みなさんにわかっていただくために、大きな企業の例を出しますが、iPhoneは決して完璧な製品ではないと思いませんか?ご経験がある方も多いと思いますが、「iOSをバージョンアップしたら、電話帳のデータが全てなくなってしまった」や「起動しなくなってしまった」「Wi-Fiに接続できなくなった」などの話は、毎回でます。このバージョンが・・・というより、私の記憶では結構毎回あります。「iOS バージョンアップ」と検索すれば、わんさかそのことは出てきます。facebookでも、その不具合に遭遇してしまった人が悲痛な投稿をしているのを見かけますよね。

でも、そのiPhoneに寿命がきて新しいスマホを買うとき、けっこうな人はまたiPhoneを手にしている気がします。
私もしばらくiPhoneとAndroidを2台持ちしていたのでわかりますが、Androidにも多少不具合が出るときもありますが、iOSほどありません。(とくにSAMSUNG性は、かなり安定しているように思います。)スマホで電話帳が使えなくなるとか、起動しなくなるとか、お話にならない不具合だと思いますが、それでもみんなiPhone大好きですよね。

これは、まさにApple、もしくはiPhoneのファンだからですよね。

理由2:スタッフの成長につながるから

アウトプットするには、膨大なインプットが必要です。一人一人、ブログを書くという作業の中で、調べたり、考えたり、整理しています。これを定期的に習慣的にやっていくとかなりの成長になります。
これに関しては、過去の記事でも何度も書いておりますので、是非、お読みください。
「ブログを辞めちゃう人が9割。だから継続には意味がある。」

「ブログのメディア化をスタートして90日、メリットとデメリットと今後の課題まとめ。」

「発信することは余分な仕事ではない!みんなでブログを書く3つの利点 」

理由3:採用活動に役立つから

「採用」は、中堅・中小企業の共通の悩みの1つといっても過言ではないのでしょうか。大手企業の説明会には、新卒も中途もわんさか人が群がるのに対して、中堅・中小企業は、人手不足に悩んでいる・・・

その理由の1つに「知られていない」ことがあるのは明白です。名前を知らないから人が集まらない?もちろん、それもあります。
そもそも存在を知られていなければ応募が来るわけないのですが、さらには「どんな仕事をしているのか。」「どんな人が働いているのか」「どんなやりがいがある会社なのか」「どんな人から価値を認めてもらっている会社なのか。「どんな社風なのか」「ワクワクするようなことをやっている会社なのか」が知られていないからなのです。それらが知られていないで、ただ労働条件のみの条件を出していると、求職者も条件だけを判断基準にしてきますよね。発信しなければ、知られることはまずありません。

求人サイトなどにある「募集要項」だけではあなたの会社の価値は伝わりません。「募集要項」=条件(給与、福利構成など)=モノ情報です。これだけで求人サイトに出していたら、他とその条件だけを比較されて終わりです。そうじゃないですよね。だから、前述したような、働く価値を発信していくのです。これは、入ってからの「こんなはずじゃなかったのに」という採用のミスマッチも減らすことができます。

このインファクトスタッフブログもまだまだ発展途上のブログですが、それでも始める前よりは、確実に採用のお問い合わせ件数が増えました。ブログ始める前は、ハローワーク経由且つ、中途採用でも未経験者からの応募がほとんどでしたが、ブログを始めてからは、お客様の知り合いだったり、パートナーさんから「いい人いるよ」というお話をいただいたりが多くなりました。また、経験者の方からの応募の割合も増えました。

採用も質が上がっているということですね。

まとめ

メディア化は正直、大変です。大変ですが、楽しみながら継続していければ、相見積ばかりのうんざりするような営業活動も減り、花火のように散っていた広告費も抑えられ、投資額を回収する前に辞めてしまう採用活動も改善されていくはずです。頑張りましょうっ!!

  • シェア
  • twitter
The following two tabs change content below.

インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
PAGE TOP
LINE it!