ネットショップの種類|自社ECサイト、ネットショップサービス、モールの違い

こんにちは、京都Officeの岡田です!
今回はECサイトを構築する際に一度は聞く自社ECサイト、ネットショップサービス、モールの違いとメリットについて紹介したいと思います。
※2020/8/3に公開した記事ですが、ネットショップサービス(shopify)のことを追記して、2022/10/17に再度公開しました。
自社ECサイト、ネットショップサービス、モール、まずは比較表
顧客管理 | 集客 | 販売開始までのコスト目安 | サイト維持費/月 | 決済手数料 or 販売手数料 |
こんな人に おすすめ |
|
自社ECサイト | 自社 | 自社 | 100万円〜 | 3.5万円〜 | 3.5万円〜4% | モールからの脱出 見込み顧客リスト最低1万件以上ある! 商品単価又は客 |
ネットショップサービス (BASEの場合) |
自社 | 自社 | 30万円〜 | 500円 | 6.6%+40円 | とにかくリスク少なく、ネットショップを試したい! |
モール (楽天の場合) |
購入者情報が自社に残らない。 ※モールによっては異なる場合もあります。 |
モールの支援はあるが、モール内での価格競争が激しい またモール内での販促は基本的に有料 |
30万円〜 | 2万円〜 | 2〜7% | マーケティングに自信がある!
他では扱っていない商品だ! |
自社ECサイト
自社ECサイトとは、独自でECサイトをサーバーやドメインなど1から構築するタイプのショッピングサイトです。
自分の好きなようにカスタマイズできる点が多いですがその中の3つのメリットを紹介いたします。
独自のブランディングができるら独自色を出せる
最近は無料のオープンソースが増えて作成が簡単になってきているので自社ECを作成する企業が多くなってきています。
好きなドメインで運用ができたり、細かい箇所までデザインの自由があるのはもちろんです。
モールですともっと写真を載せたいですとか常にこのバナーを表示させてより商品のことを知ってもらいたい!といった自由ができないので
自分達で集客はしなければなりませんが、その分自由に運営・運用をすることができます。
例えば広告を出したり、購入した人に他のサービスを紹介したり、どのように購入まで辿り着いたのかアクセス解析をしたりすることが可能です。
顧客情報も自社ECですと、自由に活用できるのでメルマガ配信やDM配信など顧客へのアプローチが可能です。
他にもECサイトと社内のサーバーと連携させたりですとかカスタマイズは無限に可能です。
価格勝負にならない
モール等で販売していると、どうしても価格競争に巻き込まれてしまいます。
より安くて良いものを買いたいと思うのは当然です。
でずが自社ECは自分達のブランドを売っているので価格の比較がされないので「他のショッピングサイトの方が安かったから」といって購入をやめる人はまずいないでしょう。
運営コストが低い
初期費用はかかるが運用費用は人件費とサーバー管理費のみになります。
モール型ですと毎月モール側に費用や売れた商品の何%かを支払しなければなりません。
商品が売れれば売れる程、費用が発生しますが自社ECはそういったコストを支払せずに済むのでコストを抑えられます。
ネットショップサービス
ネットショップサービスは、自社ECサイトに近い自社ECサイトとモールの間だと理解していいと思います。
自社ECサイトとネットショップサービスを比較すると、それがより理解できるのではないかと思います。
表ではBASEを紹介していますが、最近は、shopify(ショピファイ)などのサービスも注目を集めています。決済機能をもたせると$25/月〜使用でき、決済手数料も3.25%〜4.15%(プランやカードの種類によって幅あり)も割とお得且つ、審査も早いです。
shopifyの詳細は、こちら
自社ECサイト | ネットショップサービス (BASEの場合) |
|
サイト内の充実度 | キャンペーンページやカテゴリー分け、ポイントなどができる。 当初ない機能でも、自社のタイミングで追加が可能でよりファン会員を増やすための機能等も積める (例:会員ランクなど) |
機能アップは基本的にできない BASEで追加機能がリリースされるのを待つ。 |
銀行振込決済 | 顧客→ショップ指定口座 | 顧客→BASE口座→ショップ指定口座 一回の振込依頼で750円の手数料がかかる |
初期構築費 | 100万円〜 (決済代行会社 初期費用は別途) |
デザイン、画像をつくれる人員が社内にいない場合
ショップ開設代行〜デザイン制作、デザインテンプレート代等々あわせると30万円〜 |
その他 | 機能拡充等すべて自社のタイミングと都合で行うことができる。 システム移行は基本的に発生させないことが可能 ※各種メンテナンスは必要 |
システムメンテナンス コストを自社で負担しなくていいのが一番のメリット。 事業拡大に伴い、自社サイトに移行となった場合、会員移行、ポイント移行など初期構築より余計なコストがかかる |
モール型ネットショップ
モール型ネットショップとは多数の企業や店舗が1つのサイトに集まったショッピングモールのことを言います。
代表的なものでいうとAmazonや楽天市場などがあります。
以下でモール型ECサイトのメリットを紹介します。
買い方が同じなので購入方法が簡単、イメージしやすい
合わせて購入・利用している人も多いので信頼感があります。
不具合も早々起きません。
自分でシステムを管理しなくていい
開発コストもかからないし何かあればサポートをしてもらうのでお金さえ払えば運営しなくて問題ありません。
受注の管理だけしっかりしていればショップとして機能します。
また最初から機能が決まっているので手軽に始めることができます。
集客力が強い
他の店を利用している人からもくるので特に検索対策は気にせず何もしなくても商品を買ってくれる人が来ます。
モールは元々SEOに力を入れているので影響力が半端ありません。なぜなら多くの人はモールで商品を検索して商品を探しているのですから。
またモール内(又はモールの外でも使える)で共通でつけるポイントも集客につながっています。「楽天スーパーセール」なんてのもモールから受けられる販促支援ですし、ユーザーは楽天ポイントで映画が無料になったりするわけです。
モール型の一番の強みは集客力でしょう。
ただモール内での競争は激しく、どこでも売っているような商品だととたんに価格競争に巻き込まれます
どちらを選べばいいの?
もちろんそれぞれのメリットはありますがどのように運用していきたいかによって決めるのがよいでしょう。
大きな違いは集客力です。
どのようにECサイトを活用していきたいかによって選択肢が変わります。
今後マーケティングでLPやブログからネットショップと繋げて運営し解析したい方は自社ECをオススメします。
費用に余裕のある企業さんはどちらも作成している会社さんもありますが
おわりに
最近では越境ECがまた話題に出るようになってきました。
自分達の強み、弱みはどのネットショップの種類がいいのかを考えて、運営するのがいいでしょう!

インファクト編集部

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