ECサイトを改善して売上アップ!課題発見から改善方法まで完全ガイド
ECサイトを改善したいですけど。。。
早い話、もっとECサイトで売上あげたいんですけど、という方は多いです。ですが、そのECサイトのどこを改善すればいいのか。がわかっている人は意外と少ないのです。
- 1. ECサイトを改善して売上をアップする流れ
- 2. ECサイトのどこに課題があるかを数字を正確に把握することから
- 3. そもそもECサイト改善のための課題を見つけられる状況になっていないときは
- 4. ECサイトの課題を大きく3分類に分けて、ECサイト改善までの道をイメージする
- 5. ECサイトを改善するなら導入を検討したい「口コミ投稿機能」
- 6. まとめ
ECサイトを改善して売上をアップする流れ
課題あっての改善です。しかも課題に優先順位をつけることも大事ですね。全部一気には手をつけられないことが多いので。ですから、今のECサイトの課題を正確に把握することが改善の大きな一歩になります。
1.そもそもECサイトの課題を見つけられる状況になっているかを確認
2.ECサイト改善のための課題を見つける
3.一番課題感が大きいところから改善していく
ECサイトのどこに課題があるかを数字を正確に把握することから
※X=訪問者数などの数字
上の表をご覧ください。
集客サイトから、ECサイト→カート→申込み完了 までの流れ。そしてそこにある1ヶ月なら1ヶ月の各ポイントでのセッション数や、完了数までの数字を入れていきます。
まずは、何人入ってきていて、各ポイントでどのくらいの数字が落ちているかを把握します。
そうすると自ずとECサイトまわりの改善ポイントが見えてきます。
実は、この数字を把握するという時点でつまずく人がいます。数字が把握できないのです。
そのほとんどが、Googleアナクリティクス(や、その他検証ツール)が設定できていないということが原因です!!あなたのECサイトは大丈夫でしょうか。
いいチェックリストにもなりますし、一度上の表を自身のECサイトの数字で拾って埋めてみてはいかがでしょうか。
そもそもECサイト改善のための課題を見つけられる状況になっていないときは
先程の↑の図に数字を入れられなかった人は、そもそもECサイト改善するための課題のあぶりだす数字を把握できる環境が整っていない、ということですので、まずは下記ツールを入れて、且つ正しく設定して、数字を把握できるようにしましょう。
そもそもECサイトに辿り着いているか、どんなキーワードで入ってきているか、ECサイトのどこで離脱しているかは、Googleアナリティクスでみる
王道の無料ツールです。
各サイト、ページ毎のセッション(=訪問者数)、流入キーワード、イベントトラッキング(ユーザー行動の計測)などを見ることができます。
↓の表にある各ポイントの訪問者数(到達数)等を知る上で重要です。
イベントトラッキングとして設定しておいた方がいいユーザー行動=カートの一番上位ページ、商品詳細ページ表示、会員登録ページの最初のページ、各種キャンペーンページなど
※サンクスページ(購入完了ページ)はイベントトラッキングでもいいが、コンバージョン設定で行うのが一般的。
ECサイトの課題を発見するために活用したいツール
Analyticsでほとんどの箇所の数字を把握できるのですが、広告等をかけていたり、カゴ落ちしている数が多い場合、適切なツールを入れることで、ECサイトの改善ができます。
手当たり次第に対策をうつのではなく、ECサイトの改善にはやはり、どこに課題があるのかを正確に把握し、その課題にあった手を打つのが一番の近道です。
ECサイトを改善するために使える様々なツールはこちらの記事で紹介しています。
ECサイトを改善するために最低限必要な検証ツール4選
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/39821/
ECサイトの課題を大きく3分類に分けて、ECサイト改善までの道をイメージする
集客できていない=そもそもECサイトに人が入ってきていない
ECサイトの訪問者数のうち、何回購入完了までいっているかを出し、割合を出します。そうすると自ずとECサイトの売上目標を達成するには、その訪問者数をあとでれくらい増やせばいいかがわかります。
例)1000人のうち、100人が購入完了までいきました。訪問者数のうち10%が購入完了まで行くということです。
顧客の平均単価が5,000円
月の売上目標が 100万円だった場合、
単純にまずは、ECサイトの訪問者数を2000人にすることを考えればいいのです。
ECサイトの集客を改善するためには
WEB広告を打つか、「企業のメディア化®」をするか、チラシなどのオフライン媒体からの流入を増やすか、実はこの3つしかありません。
詳細はこちらの参考記事をご覧ください!!
ECサイトに集客する4つの方法【誰でもできる!初心者向け】
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/39557/
Facebookから自社ECサイトへ集客する活用事例5選
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/32201/
自社ECサイトで新規顧客を集客するためにできること!
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/27706/
ECサイトには入ってきているがカートボタンが押されていない
上記の例で訪問者数が、1000人から増えなくても、目標値につなげる方法は購入完了までの割合が多ければイイわけです。
売上目標が上記の通り100万円だった場合、訪問者のうち20%以上がカートに入ってくれば、目標達成に近づくことがわかります。
では、10%の人しかカートに行っていない理由は何か、それは、誘導ボタンがわかりにくいのか、魅力的な商品がないと思ったのか?要因は様々ですが、ランディングページやECサイト上に課題があるのは明らかです。
その場合の改善方法としては、
とても地味な小さなテスト、改善を繰り返していくことが最短ルートです。
「神は細部に宿る」
この気持でABテストを繰り返すしかありません。
ABテストはなぜやるの?
それは、LPなどすべての販促物は3つの要素でできています。
そして、それぞれの要素を最適化していくためにABテストを行います。
そして、そのLPで黄金の組み合わせ=最適化したLPといえます。
これをLPO = Landing Page Optimization =「ランディングページ最適化」といったりしますね。
ABテストはどうやるの?
基本的には上記にあるものを一つずつ変更してある程度同じ表示回数がいくまでやって、CV率などでどちらがよかったのかを見ます。
A案 キャッチコピーA × 写真A × デザインA
B案 キャッチコピーB × 写真A × デザインA
です。
ここで大事なのは、
A案 キャッチコピーA × 写真A × デザインA
B案 キャッチコピーB × 写真B × デザインA
とやらないということです。
この下のB案で、B案の方が結果がよかった場合、キャチコピーBがよくて結果がよかったのか、写真Bがよかったらからよかったのかがわかりません。
あくまでも1つの要素ずつテストしていきます。
それを1週間の単位でもいいので、同じぐらい運用して、割合で勝者をみていき、常にそのときの勝者にもっと最適なものは?というかたちでB案を試していきます。
もう一つ注意したいのが、同じ時期にABテストを行うということ。
例えば、
5/1〜5/8 A案
5/9〜5/16 B案
というふうにやった場合、ゴールデンウィークなどの影響を受けることがあります。その他にもたまたま、その商品の主成分がテレビで取り上げられて一気にのびるなど、期間をわけてABテストをすると外的要因に引きづられてテストにならない可能性があります。
最近やったABテスト
ここで最近私がやったABテストを紹介しておきます。
これは、A案の圧勝!じつは購入率(CV率)が倍以上でA案でした。
今はコピーだけで4案試しています。
カートに入っているのに多くの人が申し込み完了せずに途中で離脱している場合のECサイト改善方法は?
これは、俗にいうカゴ落ちというやつです。
これが意外と多いサイトが多いです。
カートに入るということは、ある程度購入する意思がありそうなのにゴールまで行かない。
この数字を改善するには、課題はカートにありということになります。
カゴ落ちしている場合の具体的な改善策を解説していきますね。
フォームの項目を出来るだけ減らす
ユーザーが名前や住所を入力するフォームですが、その中にある項目はすべて絶対に必要なものでしょうか。
カゴ落ちの原因のひとつにフォームの項目数が多すぎるというものがあります。
ユーザーは購入に時間がかかってしまうと購入熱が下がってしまい、購入行動を中断する可能性が高まってしまいます。
項目数が多いと単純に入力時間が増えます。無駄なフォーム項目はそれだけで売上げを阻害してしまいます。
入力エラーが起こる可能性も高まりますので、そこでも離脱する可能性を発生させてしまいます。
またすべての項目に必須項目はついていませんか?
最低限必要な情報は当然必須項目にすべきですが、そうで無いなら必須項目から外すことを検討してみましょう。
マーケティングを行うに当たり顧客の情報はとても重要ですが、果たしてその情報を活用出来ているでしょうか。
もし収集しているだけの項目があれば、フォームから削除する・必須項目から外す事を検討すべきです。
ユーザーが入力しやすいようにする
お買い物はとても楽しいものですが、ECサイトでのフォーム入力は残念ながらそうではありません。
楽しいどころかストレスを与えていると考えることも出来るくらい退屈な作業です。
そこでユーザーがなるべくスムーズにお買い物を完了してもらうために、ユーザーが入力しやすいフォームを用意することが必要になります。
特に現在はスマートフォンによるECサイトの利用が増えています。スマートフォンはPCに比べるとデータ入力が難しいので、より「ユーザーが入力しやすい」フォームである事が以前より重要になってきていると言えるでしょう。
具体的な見直しポイントとしては
・項目やフォームの色や大きさは使いやすいか
・フリガナに文字制限はあるか
・電話番号は-(ハイフン)が必須になっていないか
・スマートフォンに対応しているか
のような物がありますがケースバイケースな事も多いのでまずはスタッフの間で意見を集める事で問題を洗い出してはいかがでしょうか。
思わぬところで躓いたりストレスを感じるユーザーもいるため色々な人に意見を求めるのもひとつの手です。
EFOツールを導入し、数字把握というより、ユーザー入力支援機能を活用することでも一気に改善するというやり方もあります^^
EFOツールとは?カゴ落ちを防止するECサイト改善ツールを紹介します
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/40273/
カート1ページ目から購入完了までのページ遷移を減らしてECサイトを改善する
ECサイトに関わらずすべてのWebサイトに言えることですが、ページが切り替わる毎にユーザーは一定の確立で離脱してしまいます。
つまりページ遷移は少なければ少ない程カゴ落ちが減ることになります。
購入フローの中に無駄なページ遷移はないでしょうか。
もしページをまとめられるものがあるのなら、大きな改善ポイントだと言えるでしょう。
もう限界まで減らしている場合は次のページに移動するボタンがハッキリ目立つものか確認してみるのもよいかと思います。
カゴ落ちを減らすことは、ECサイト改善にもっとも効果的!?
カゴ落ちを減らすことは売上げ向上に直結するECサイト改善となります。
もしカゴ落ちを5%減らすことが出来たら、それは売上げが5%伸びるのとほぼ同じ効果を発揮します。
そもそも会員登録が面倒になっている?
ユーザーに入力させる項目を減らすのとほぼ近いのですが、ソーシャルログインを活用して、カゴ落ちを防止するという方法もあります。
詳しくはこちらの記事で検討してみてください。
ECサイトの購入率が変わる?!ソーシャルログイン をご紹介します!
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/40166/
ECサイトを改善するなら導入を検討したい「口コミ投稿機能」
今さら解説するまでもないですが、「お客さまの声」「口コミ」は売る側の言葉より完全にささります。人の心を動かします。
それは、口コミの内容ももちろんのこと投稿されている数も信頼、リコメンドを表す指標としてユーザーに伝わります。
ちょっと長いですが、これだよ!という参考サイトのキャプチャを貼っておきます。こちらのページのようにお店からもコメントが返せる、双方向コミュニケーションがとれると、ファン育成にもつながり、またそのコミュニケーションがまた信頼にもつながっていきます。
まとめ
集客、ECサイト、カート、まずは、どこに課題があるのかを把握することがECサイト改善への第一歩です。
この大きくわけて3つの中でさらに具体的に何を改善すればいいかは、いろいろな検証ツールにある程度は頼るべきです。ECサイトの良さは、検証ツールによって大部分の原因や要因がわかることにあります。
それにしても、まずは、どこを改善すべきなのか、どこの課題を解決することが一番、ECサイト改善につながるかを把握することが、改善への第一歩です。
そして、優先順位を決めて一つずつ解決していくことが、ECサイトの改善につながり、売上げアップにつながるのです!
インファクト編集部
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