もうすぐGoogleAdWordsがGoogle広告にブランド名称が変わります。
どうして名前が変わったのか、なにが変わるのかをまとめていきたいと思います。
Google広告に変わった理由
現在、GoogleAdWordsで提供しているサービスは、
・検索広告
・ディスプレイ広告
・動画広告
・モバイル広告
・Googleマップのローカル広告
など様々な媒体・シーンへの広告出稿を可能にしています。
この現状がAdWordsという「キーワード」を連想させ検索広告がメインと思われるようなブランド名称ではそぐわなくなってきたのかな、と思います。
おそらくGoogleのサービス全般に対する広告出稿プラットフォームとして「Google広告」という名称が選ばれたのでしょう。
今は生活の中の様々なシーンでGoogleのサービスと私たちは接触しています。
その中での広告媒体としての総合的なパッケージングを考えているのでしょう
ちなみに英語では「Google Ads」となり「Google広告」より少しかっこいいものになっています。
個人的には「Google Ads」にしてほしかったです(笑)
Google広告になって変わること
実質的には名称とロゴとURLしか変わりません。
でもそれだけだと記事にならないので、7/10の広告主向けイベントで発表された新機能をGoogle広告の公式ブログよりご紹介します。
▼Google Ads OFFICIAL BLOG
https://blog.google/technology/ads/machine-learning-hands-advertisers/
▼日本語版
https://www.ja.advertisercommunity.com/t5/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E8%A8%98%E4%BA%8B/%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%BA%83%E5%91%8A%E4%B8%BB%E3%81%AE%E6%89%8B%E3%81%AB%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%82%92-Google-Marketing-Live-2018-%E3%81%A7%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B-4-%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%96%B0%E5%BA%83%E5%91%8A%E6%A9%9F%E8%83%BD/ba-p/103902
7/10に発表された新機能
レスポンシブ検索広告の実装
(2018/7/14現在まだ日本語では展開されていません)
レスポンシブ検索広告はユーザーに合わせたテキストの増加とメッセージの表示が出来る検索広告です。
機械学習を通じて、広告テキストの自動テストを行ってくれるため手間を掛けずに広告テキストの最適化を行っていくことが出来るようになるそうです。
またユーザーの端末の幅に適応した柔軟な広告文を作成するため、広告文の長さが現在のものより長くなるようです。
日本語の広告文に関してどの程度の正確性のある広告文が出来るかは不明ですが、広告文の拡張と自動テストはとても魅力的です。
YouTubeの関連性とパフォーマンスを最大化する
Googleに曰く、Youtubeの視聴と消費者の消費に関係性があるとのこと。
そこで機械学習を通じキャンペーンの最適化をさらに進めた新しい自動入札の戦略が追加されます。
この新しい入札戦略はYoutubeの動画広告を通じたブランドリフト(認知度・好感度・購買意欲等)を最大限に引き出すとGoogleは発表しています。
今後ますますWebにおける動画の重要性は上がっていくと思われるので、これは楽しみな機能です。
ローカルキャンペーン
今回の発表とは少し話がズレますが、最近のGoogle検索では地域によって検索結果が異なるようになっています。
これは検索しているユーザーの位置情報により検索結果をローカライズ化していることを示しています。
Webと現実世界がどんどん近づいている昨今、ローカルを重視することはとても重要だと考えられます。
もちろん広告も例外ではなく、GoogleマイビジネスとAdWordsを連携することでローカルキャンペーンと呼ばれる広告出稿をすることができるようになるようです。
今回の発表ではローカルの小規模事業者にとって、より簡単かつ効果的にWeb広告が利用できることを謳っており、Googleのローカル重視の姿勢が現れたものになっています。
Googleによると「近所」のモバイル検索は過去2年間で3倍以上に成長しているそうです。
そこにアプローチできる手段が出来ることはとても楽しみです。
ショッピング広告の新しいキャンペーンタイプ
ショッピング広告にスマートショッピングキャンペーンと呼ばれる新しいキャンペーンタイプが実装されます。
目標広告費用対効果(ROAS)を設定することができるようになり、より効果的な自動入札が出来るようになります。
ただ、売上げ金額をトラッキングする必要があるため手間がかかり、全てのEC事業者がすぐに利用出来るという訳ではありません。
しかしGoogle経由の購入件数は増え続けているようなので、今後利用されることが多くなる機能だと考えられます。
まとめ
今回の発表の中でも、ローカルビジネスをされている方にとってはローカルキャンペーンの展開はとても重要なのではないかと思います。
Webを使った集客方法のひとつとして大きな選択肢が出来たのではないでしょうか。
AdWordsの管理画面もリニューアル版に正式に移行し、着々と変化しているGoogleの広告サービスですが、さすがGoogleの主力サービスといったところ。
今後ともGoogleの活動は目が離せません。
インファクト編集部
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