YouTubeの広告がある動画とない動画があるのは何故?

20141021b

こんにちは。ライターのショウコですっ。
先日テレビを見ていたら、小学生の女の子の空手の形の演舞の動画が最近話題になっているのを見かけました。
空手の演舞って、いま海外で話題なんですよね~。
とくに日本人女性の演舞の動画が人気があるようですよ。

この女の子の動画を早速見てみましたが・・・気迫が子供じゃない!気迫を通り越したその空気感がとても美しかったです。
こういった動画を公開しているサイトがYouTubeと言われるものです。

YouTubeには、閲覧するユーザーにとってのメリットと、投稿するユーザーにとってのメリットがあります。
今回は、投稿するユーザーにとってメリットのひとつとなる、広告の種類についてご説明しますね。

YouTubeにアップした動画を収益化する方法

YouTubeに自社のコンテンツを動画にして投稿するだけではなく、その再生回数が上がるようになると、広告収益も得られるようになります。

YouTube の動画を収益化するにはさまざまな方法があります。動画本編、または動画の横に広告を表示する方法もそのうちの 1 つです。その中でも特によく使われている方法をここでご紹介します。もちろん、動画を収益化するか、それとも動画に広告を掲載しないでおくかはご自分で決められます。
(引用元:YouTubeクリエイターアカデミー

YouTubeのサイトでも表記されているように、広告を出す出さないという選択は投稿ユーザーの判断となります。

YouTubeの広告収益のざっとした仕組みを知りたい方はこちらの動画をご覧下さいませ。↓

YouTubeの広告の特徴

せっかくなら、広告つけたいな~。
でも、具体的に広告ってどんな仕様で表示されるの?
見る動画によって、広告の表示が違う気がする・・・。

そう思われる方もいますよね。
YouTubeは「TrueView(トゥルービュー)広告」という、独自の広告配信形式を取り入れています。

TrueView広告とは、Googleが運営するYouTube内に表示される動画広告形式の名称です。
テレビでいうところのCMですね。
(Web上に配信される広告にはディスプレイ広告という、いわゆるチラシ的な広告もあります。YouTubeに表示されることもありますが今回は動画広告という点に注目してお伝えしますね。)

テレビCMとの大きな違いは、表示される広告にはユーザーの意図が組み込まれていることです。
ユーザーの属性・興味・関心などを判断して適切な広告が表示されます。
ユーザーが動画をキーワード検索した際や視聴する前に表示されるのが、基本的なスタイルです。

TrueView(トゥルービュー)広告の種類

インストリーム広告

YouTube広告1

YouTubeの動画広告で一番多く使用されていると思われるのが、「インストリーム広告」です。
動画を観る前に表示されるもので、「5秒後にスキップします」と表示される広告のことです。(5秒間はスキップできないようになっています)
5秒後にその広告を観るか、観ないかユーザー判断できるようになっています。

動画再生中に出てくる半透明の広告「オーバーレイInVideo広告」もインストリーム広告に分類されます。
インストリーム広告とは、動画再生画面のなかに表示される広告ということです。

スキップ不可のインストリーム広告について

「5秒後にスキップします」という表示が出ない広告もあります。
これは「標準インストリーム広告」と呼ばれるもので、ユーザーは動画広告を最後まで見ない限り動画にたどり着くことができない仕組みになっています。
そしてこれは、ユーザー側で設定変更できません。YouTubeにリクエスト申請を送った上で審査が必要です。

なんでこんなシステムがあるの?

「『標準』インストリーム広告」という名前からわかるとおり、元々はこの仕組みが標準のインストリーム広告配信方法だったんです。しかし、強制的に広告を見せられたくないとユーザーの反感を買い、今のスキップできる広告方法ができました。

広告主側からすると、強制的に動画広告をユーザーに見せることができるからという思惑があるようですが、ユーザーは広告を見たいわけではなく、自分が検索した動画コンテンツを見に来ているわけです。
なので、スキップ可能なインストリーム広告に比べて圧倒的に閲覧率が下がります。ということは、動画そのものにもたどり着かないという事態も引き起こします。
そうなると投稿ユーザーの閲覧数にも影響が出てきますので、現在は審査が必要ということのようです。

インサーチ広告

YouTube広告3

Googleの検索結果表示と同じように、検索結果の上位に出てくる広告のことを「インサーチ広告」といいます。
動画検索ボックスに入力されたキーワードからユーザーの嗜好を判断し、検索結果やおすすめ動画の上位に広告が表示されます。
パッと見ると通常の検索結果のように見えます。タイトル下に黄色い「広告」と表記されているものがそうです。
動画再生画面上には表示されません。

インディスプレイ広告

YouTube広告2

閲覧ユーザーが視聴している動画コンテンツと関連性の高い内容の動画広告が、画面右上の関連動画一覧上部に表示される広告です。
動画を視聴したユーザーは、そのまま関連動画をサーフィンする可能性が高いため、潜在的なニーズに答えられると考えられています。
内容的にこれも似ているから、こっちも見るといいかもしれませんよ~、というオススメ的なものです。
これも、動画再生画面上には表示されません。

まとめ

YouTubeの広告は「TrueView(トゥルービュー)広告」という観せる広告として、独自の広告配信形式を取り入れています。
そしてその種類は3種類です。

広告の仕組みというのは、いろんな思惑が錯綜しているものなんだなって思います。
とくにWeb上の広告には「閲覧ユーザー」「投稿ユーザー」「広告主」といった3方向からの考え方があります。
この3方向のマッチングを考えて、作成していかないといけないものなんですよね。だから、一見ややこしく感じてしまうし、仕組みも少し複雑になっています。

ですが、インターネットが普及し、スマホユーザーが増えている今日、企業とユーザーとの距離はどんどん近づけられるものとなっています。
ツールによって近づくことができるようになったということは、その内容もユーザーにとって身近に感じるものを作っていかないといけないってことですね。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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