会社ホームページ作成の基本|後悔しないための作り方
パソコンやインターネットが苦手な方や、これから初めてホームページを作ります!という方向けの内容になります。
また、想定しているのは、中小企業や士業さんの会社ホームページ(公式サイト)の作成になりますので、ご了承ください。
会社ホームページ作成の基本|後悔しないための作り方
目次
- 会社ホームページ作成の基本|公式サイトの目的とは
- 会社ホームページ作成の基本|信用してもらうこと
- 会社ホームページ作成の基本|屋号で上位表示する
- 会社ホームページ作成の基本|ドメインの選択
- 会社ホームページ作成の基本|どのような情報を載せるのか?
- 会社ホームページ作成の基本|会社概要には何を書くのか?
- 会社ホームページ作成の基本|代表者ごあいさつは必要か?
- 会社ホームページ作成の基本|見落としがちなコンテンツ
- まとめ
さて、本題に入る前に、「会社ホームページ」の定義をまとめておきます。
このブログ記事では、「会社ホームページ」を企業の公式ホームページ(公式サイト)という位置付けで説明します。会社がビジネスで用いる集客用ホームページ(集客サイト)ではありませんので、ご注意ください。
なお、集客用サイトについて知りたい・・・という方は以下のブログ記事をお読みください。
→ ホームページ集客で失敗しないための8つの方法
では、本編です。
会社ホームページ作成の基本|公式サイトの目的とは
会社ホームページ(公式サイト)に限らず、ホームページやブログを作る時は、まず、その目的を明確にすることが重要です。
ここがブレると、どんどん話が違う方向に行ってしまいますし、何よりも、ホームページやブログにどのような情報を掲載すれば良いのか、わからくなります。
会社ホームページ(公式サイト)の場合、とりあえず名刺代わりにあれば良い・・・という感覚で作られるホームページも少なくありません。
しかし、名刺代わりであれば、名刺代わりとして、どう活用するのか?が重要です。
目的というとイメージしずらいかもしれませんので、ホームページを実際に活用するシチュエーションで考えるとイメージしやすいです。
具体的に考えてみましょう。
- 展示会に出展し、会場であった見込み客に後で検討してもらうために見てもらう
- 異業種交流会でお会いした方に渡す名刺にURLを記載し、より詳しい情報を見てもらう
- 営業先でサービスや製品の説明をしたり、事例を紹介するために活用する
- 入札や公募に参加するために会社ホームページ(公式サイト)が必要
- 紹介営業が多いが、紹介の際に見てもらうための会社ホームページ(公式サイト)
- 求人広告や新卒採用をする際に、求職者に見てもらうための会社ホームページ(公式サイト)
どれも、いわゆる「名刺代わり」の会社ホームページ(公式サイト)ですが、このレベルまでイメージすると、
- どのような情報を載せる必要があるのか?
- デザインや雰囲気をどうするべきか?
- どこまでコストをかけるべきか?
といったことが明確になってきます。
ちなみに、どのような目的であっても、会社ホームページ(公式サイト)の場合、以下の
- 信用してもらうこと
- 検索した際に、屋号・サービス名で上位表示されること
この2点は重要になります。
会社ホームページ作成の基本|信用してもらうこと
会社ホームページ(公式サイト)で最も大切なことは、「信用してもらう」ことです。
先に出した例だけではありませんが、会社ホームページ(公式サイト)は、通常、お客さんが、あなたの会社がどのような会社なのか?を知りたい時に見ることが多いでしょう。
つまり、基本的に、アクセス者の多くは、
- この会社(事務所、個人事業主)は信用できるのか?
- 何ができるのか?
- 自分の問題・悩みを解決できるのか?
を知りたくて会社ホームページ(公式サイト)を訪れます。
特に、重要なのは信用できるのかどうか?という部分。ちょっとでも怪しいと思われれば、その先につながることは難しいでしょう。
ホームページで「信用してもらう」ためには、
- 会社概要や所在地を明記すること
- 社長やスタッフなど、自分たちの紹介を行うこと
- できれば、自分たちの写真を全面に出すこと
が必要です。
最近は、個人のプライバシー問題や犯罪への懸念から、なかなか写真まで会社ホームページ(公式サイト)に掲載することは難しいかもしれません。
しかし、あなたがお客さんの立場だったらどうでしょうか?
あるいは、BtoBで提携先企業を考える際に、先方の会社ホームページ(公式サイト)を見る場合はどうでしょうか?
少なくとも、会社であれば代表者、個人事務所であればご本人さまの写真があった方が、信頼感が違います。
会社ホームページ作成の基本|屋号で上位表示する
これも大切です。
通常の集客用のホームページでは、お客さんが検索するキーワードを狙いますが、会社ホームページ(公式サイト)の場合は、屋号やサービス名で上位表示することが何よりも大切です。
それもできれば1位、少なくとも3位以内に入りたいところです。
シチュエーションでも書きましたが、例えば展示会で興味を持ったお客さんが、サービス名で検索しても上位に表示されなかったらどうでしょうか?
あるいは、営業先で検索したら、屋号でもかなり順位が低かったら・・・。
ちょっと怪しく感じませんか?
信用という点でも、屋号やサービス名で上位表示されるように気をつけましょう。
なお、屋号・サービス名で上位表示させる方法については、以下のブログ記事をお読みください。
→ 検索でブログ名(サイト名)を上位表示させるポイント
会社ホームページ作成の基本|ドメインの選択
次に検討したいのは、ドメインの選択についてです。
会社ホームページ(公式サイト)の場合、独自のドメインを取得することをオススメします。
「?」という方の為に簡単に説明しますが、ドメインには大きく2つのパターンがあります。
- 他所の会社に間借りするパターン(共有ドメイン)
- 自社独自のドメインを取得するパターン(独自ドメイン)
前者は基本的に無料ですが、後者は維持費がかかります。
(もっとも維持費といっても、高くても年間数千円レベルですが・・・)
前者の代表格は、無料ホームページサービスやアメブロなどの無料ブログです。
例えば、無料ホームページサービスのJimdoの場合、
http://◯◯◯.jimdo.com
というURLになります。
(Jimdoの場合、有料プランであれば独自ドメインにできます)
◯◯◯の部分は任意で設定できますので、ここに屋号やサービス名を設定すれば良いわけです。
しかし、少しでも知識がある人が見れば、この会社(あるいは個人)は、Jimdoの無料サービスを使ってホームページを運営している・・・ということが簡単に理解できます。
サービスや会社の規模にもよりますが、
「会社ホームページ(公式サイト)に最低限の費用を捻出できないのか?大丈夫かこの会社は・・・」
と思われかねません。
また、なんらかのキッカケで、間借りしている先がサービス提供を辞めてしまった場合、ドメインそのものが消滅し、URLの変更を余儀なくされる可能性もあります。
ですから、会社ホームページ(公式サイト)を作る場合は、
http://www.◯◯◯.jp
などのように、自社で独自のドメインを取得するにしましょう。
なお、「.jp」の部分にはいくつか種類があります。
法人登記を行っている場合は、原則、登記ごとに1つだけ取得できる「.co.jp」。維持費が一番高いですが、信用力も一番高いので会社ホームページ(公式サイト)にオススメです。
そこまでは・・・、という場合は日本在住者だけが取得できる「.jp」が良いでしょう。
なお、ドメインの種類については以下のブログ記事でご確認ください。
→ .jpと.comって何が違うの?ドメインを決める時の注意点
会社ホームページ作成の基本|どのような情報を載せるのか?
会社ホームページ(公式サイト)ではどのような情報を掲載する必要があるでしょうか?
すでに述べたように、
お客さんから「信用してもらう」ための情報が必要です。
その点では、「会社概要」や「代表者ごあいさつ」、「スタッフ紹介」は必須の情報(コンテンツ)になるでしょう。
また、BtoBであれば、「お取引先」の一覧や、BtoCであれば「お客様の声」も信用アップに役立ちます。
その上で、最初に述べた、会社ホームページ(公式サイト)の活用するシチュエーションをもう一度思い出してください。
この会社ホームページ(公式サイト)へアクセスするお客さんは、どのような情報を欲しているのか?
展示会で興味を持ったお客さんが会社ホームページ(公式サイト)で確認したいことはなんでしょうか?
信用できる会社かどうか確認すると同時に、その製品やサービスの詳しい情報でしょう。
(スペック的な情報なのか?それとも実際の導入事例なのか?はシチュエーションで異なるでしょう)
営業先で説明する場合は、説明するための資料が必要です。
(これもスペック的なものか?料金的なものか?それとも導入事例なのか?は、それこそ営業マンの営業スタイルによって異なるでしょう)
入札関係であれば、会社ホームページ(公式サイト)でどのような情報を確認されるのか?が明確になっているハズです。
それを確認すれば、どのような情報を掲載すれば良いか明確になります。
このように、お客さんが会社ホームページ(公式サイト)を見るシチュエーションをイメージすれば、どのような情報が必要になるか、ハッキリします。けっして難しく考える必要はありませんので、まずはイメージしてみましょう。
会社ホームページ作成の基本|会社概要には何を書くのか?
会社ホームページ(公式サイト)では会社概要が必要だと書きましたが、では実際、どのような情報を会社概要ページに書けば良いのでしょうか?
初めて会社ホームページ(公式サイト)を制作する場合、かなり多くの方が疑問に思われるようです。
ただ、こちらも難しく考える必要はありません。
先に述べたように、会社ホームページ(公式サイト)の一番大切な目的は、「信用してもらう」ことです。
ですから、「信用してもらう」ためにどのような情報が必要なのか?をイメージすれば良いのです。
例えば、初めてお会いした方に、
- 自分の会社について簡単に説明する
- 士業や個人事業主であれば自分自信について簡単にする
ことを考えてください。
多分、会社パンフレットや名刺を渡して、
- 名前
- 何ができるのか?
- これまでの実績や簡単な来歴
などを時間に応じてお伝えするでしょう。
会社ホームページ(公式サイト)の会社概要もそのイメージで大丈夫です。
パンフレットや名刺などの記載されている住所などのデータや、話す内容を簡潔にまとめて掲載すれば良いのです。
その上で、会社の理念や沿革、地図などがあると良いでしょう。
会社ホームページ作成の基本|代表者ごあいさつは必要か?
こちらも、初めて会社ホームページ(公式サイト)を制作される場合に、疑問に思われる方が多いようです。
これについては、会社ホームページ(公式サイト)に限らず、どのようなホームページ・ブログにもあった方が良いですが、特に会社ホームページ(公式サイト)の場合は必須です。
再三繰り返して書いていますが、会社ホームページ(公式サイト)で最も大切なことは「信用されること」。
代表者の顔が見えるホームページと見えないホームページ、あなたならどちらを信用しますか?ということです。
実際、会社ホームページ(公式サイト)の代表者ごあいさつページは、アクセスが多いページとなりやすいです。
製品やサービスを検討する際、お取引を考える際、悩み事を相談する際、代表者ごあいさつを確認する方は多いのです。
では、どのような内容を書くべきか?
これも難しく考える必要はありません。
初めて商談したり、無料相談でお客さんに会う時に行う自己紹介。
そのつもりで話す内容をそのまま書いてください。
- これまでの経歴
- なぜこの商売・サービスをやっているのか
- サービスやお客さまへの思い
- 得意な分野・専門性のアピール
といった情報になるでしょうか?
また、士業さんや個人事業主で、お客さんに親しみを感じて欲しい場合は、
- 個人的な趣味
- 休日の過ごし方
など、ちょっとパーソナルな情報を足すと、お客さんとの距離が縮まります。
(堅苦しい自己紹介というよりは、ちょっとしたくなったお客さんと飲みにいって話す、ちょっとしたプライベートな話題というイメージが良いでしょう)
もちろん、代表者の笑顔の写真付きならば、さらに信用度がアップしますので、忘れないようにしましょう。
会社ホームページ作成の基本|見落としがちなコンテンツ
最後に、会社ホームページ(公式サイト)で、見落としがちなコンテンツ(情報)についてまとめます。
お取引の流れ
BtoBの場合、業界の常識になっている部分なので簡単に説明したり、ページを用意しなかったりします。
しかし、初めてお取引を考える時に、お客さんは必ず確認する部分です。
制作には手間がかかりますが、あらかじめホームページに掲載しておけば、確認の手間が省けます。
お客さん側も、ホームページにあれば簡単に確認できるので安心です。
もし、何社かで取引先を検討している場合、この部分がわかりやすい会社ホームページ(公式サイト)の方が選ばれる確率は高くなるでしょう。
設備や資格の情報
各種許可や保有している資格、指定業社の内容、社内の設備や車両の情報なども忘れずに記載しましょう。(できれば写真付きで)
- 業界の人間であれば、そもそもその資格や許可、設備がなければ会社ができない。
- 持っていて当然だからわざわざホームページに記載する必要はない。
と考える方が多いのですが、それは考えものです。
業界の人に当然であっても、お客さん側に当然かどうかはわかりません。
ホームページに記載してなければ、その許可や資格、設備や車両を御社が持っているかどうか?
お客さんには全く伝わりません。
そして、お客さんからすれば、ホームページに記載がなければ無いも同然です。
ちゃんと記載があるホームページがあれば、そちらにお問合せするでしょう。
業界で常識になっていることも、ちょっと離れるとわからないことは多数あります。
会社ホームページ(公式サイト)には、業界では「あたりまえ」のこともしっかりと記載しておきましょう。
稟議書に必要な情報
これもBtoBの場合で重要な視点です。
多少規模が大きくなると、取引を決定する場合に、稟議書を社内で回す必要が出てくる時があります。
また、稟議書を回すまでも無い場合でも、担当者が社内で検討する際に、資料を作なければならないことがあります。
このような場合、お客さんとなる担当者は、あなたのホームページや、あなたから送られた資料を参考に、自分で資料を作るのが一般的でしょう。
その際、必要な情報がわかりやすくホームページに記載されていたらどうでしょうか?
「詳しくは、このURLを見ていただければ大丈夫です」といえるホームページや、そのページをプリントアウトするだけで、簡単な資料になるようなホームページだったらどうでしょうか?
人間、楽な方に流れがちです。同じような製品・サービスを選ぶ場合、自分の負担が楽な方を選びたくなるものです。
- 相手側の担当者がどのような情報を必要とするのか?
- どのような情報が会社ホームページ(公式サイト)に掲載されていれば、楽になるのか?
を意識することも大切です。
まとめ
以上、会社ホームページ(公式サイト)の基本についてまとめました。
もちろん、会社ホームページ(公式サイト)で気にしなければいけない点は、他にも多々ありますが、まずは最低限これだけ抑えていただければ、と思います。
なお、ホームページやブログを使った集客についても詳しく知りたい、という場合はぜひ以下の記事も合わせてお読みください。
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