検索ワードを分析しよう!Googleアナリティクスの見方
今回のブログ。前回お届けした「検索キーワード」の続きです。
Googleアナリティクスでは、「オーガニック検索」とされる「検索キーワード」ですが、そこからどのような情報を読み取れば良いのか?そして、どうホームページに生かすのか?についてまとめてみました。
検索ワードを分析しよう!Googleアナリティクスの見方
目次
- 検索キーワードとは? 前回のおさらい
- 検索ワードからお客さんの見込み度を考える
- 検索ワードからお客さんのニーズや悩みを発見する
- 検索ワードを縦に掘り下げる掘り下げる
- 検索ワードを横に展開する
- まとめ
検索キーワードとは? 前回のおさらい
詳しくは前回のブログをお読みいただきたいのですが、検索キーワードというのは、お客さんがホームページを訪問した際、実際に検索したキーワードのこと。
Googleアナリティクスでは「Organic Search」=「オーガニック検索」あるいは「検索クエリ」と呼ばれています。(今回はオーガニック検索で話を進めています。検索クエリについてはその内ブログでまとめますね)
さて、前回はこの検索ワードには、検索するお客さんの目的によって、
- 情報収集のための検索キーワード
- 行動を起こすための検索キーワード
- 屋号や人名の検索キーワード
の3タイプに分かれること。それぞれの特性について書かせていただきました。
では、ここからが本題。これらの「検索キーワード」から、どのような情報を読み取れば良いのか?というお話です。
検索キーワードからは、さまざまな情報を読み取ることができますが、特にお勧めするのは次の2つです。
- お客さんの見込み度を読み取り、他の要素の分析に生かす
- お客さんのニーズや悩みを読み取り、今後のページ作りに生かす
特に、後者はブログネタに困っている方や、いくらページを書いてもお問合せにつながらない、とお悩みの方にお勧めのパターンです。
検索ワードからお客さんの見込み度を考える
前回お話した3つの分類などを念頭において、まずは、お客さんの見込み度を検討しましょう。特にお勧めなのは、検討した見込み度を頭に置いた上で、他のデータ分析を行うことです。
それぞれデータとして見ていた時よりも具体的にイメージできるようになります。
例えば、こんな感じ。
――「直帰率」が非常に高いけど、それは「情報収集のための検索キーワード」が多いから。「セッション滞在時間」は長いから、記事は読まれている感じ。このホームページは、見込み客さんを増やすことが目的だから、この方針でコンテンツを増やしていけば大丈夫。後は、一度見に来たお客さんに、どう感心を持ってもうらかも検討しないと・・・。
――「行動を起こすための検索キーワード」が多いのに、「直帰率」が高くて「セッション滞在時間」も短い。見込み度の高い「今すぐ」客が多いのにページを読んでもらえていないようだ。記事の内容が悪いのか、それとも見せ方が良くないのか・・・。
――これまで狙っていなかったキーワードでの流入が多い。でも、このキーワードは見込み度も高く「今すぐ」客だ。これを取りこぼすのはもったい無い。「直帰率」が高いのは、対応するページが無いからだ。早速、ページを作成しよう。
このように、見込み度を頭に入れた上で、他のデータと突き合わせることが、今後のホームページ作成方針を決定する上で非常に大切になります。
イメージしづらいという方は、「この検索キーワードを検索した人は、どんな人なんだろう?どんなシチュエーションでこのような検索をしたのだろう?」と具体的に考えると、想像しやすくなりますのでお試しください。
検索ワードからお客さんのニーズや悩みを発見する
さて、次の重要なポイントは、検索キーワードからお客さんの悩みやニーズを発見することです。
検索の仕方は人によりますが、
「上野 喫茶店」
とシンプルに検索する人もいれば
「上野 駅前 喫茶店 コーヒー キリマンジャロ ネルドリップ」
といった、かなり細かな検索をする方もいます。
数としては前者のタイプの方が多く、後者は月に1回あるかないか、といった感じでしょうか。ただ、後者のタイプはかなり多くの情報を含んでいます。
この場合、「上野駅周辺でキリマンジャロ豆のコーヒーをネルドリップで抽出している喫茶店」を探している可能性が高いでしょう。ここまであからさまにニーズや目的が判明することは少ないですが、検索ワードを仔細に眺めると、お客さんのニーズや悩みをイメージできることがあります。
ネルドリップで抽出していない、キリマンジャロも扱っていない、といった場合も、この情報は重要です。この検索をしたお客さんは、直接的なターゲットにはならないでしょう。しかし、ここから、喫茶店を探すお客さんがどのような情報を求めるのか?を読み取ることはできます。
この例でいえば、お客さんは「駅からの距離」「コーヒーの種類」「コーヒーの抽出方法」を知りたがっていると考えられます。
とすると、ホームページにそのような情報のページを掲載しておけば、この方はともかく、喫茶店を探しているお客さんには、興味を持ってもらえるかもしれません。
もちろん、この検索が「たまたま」の可能性も十分ありますので、じっくりと検討することをお勧めいたします。
検索ワードを縦に掘り下げる
これまで見たように、検索キーワードからお客さんの悩みやニーズを検討すれば、ホームページでどのような記事を書く必要があるのか、見えてくることにお気づきのことと思います。
そうです。検索ワードはブログネタの宝庫なのです。
上手に活用することで、お客さんが求めるような情報を、どんどん発見することができます。
例えば、上野の整体院さんを考えてみます。仮に、
「腰痛 慢性的 鍼灸 治療 上野」
といった検索ワードがあったとします。
ニーズや悩みはわかりやすいですよね。「慢性的な腰痛で悩んでいる方が、上野で鍼灸院を探している」ありそうなケースです。
シンプルに「腰痛治療」のページは欲しいところですが、ここから掘り下げると、いろいろなページへと派生させることもできます。
例えば、「慢性的」で悩んでいる人がいるならば、「急性」で悩んでいる人もいるはず。とすると、「慢性と急性の違い」について書くと興味を持ってもらえるかもしれない。
あるいは、「慢性的」ということは、普段の生活でも厳しいかもしれない。「腰痛に良くない姿勢」「慢性的な腰痛が和らぐエクササイズ」といったコンテンツがあれば、お客さんは喜ぶかもしれません。
といった感じです。
お客さんのニーズや悩みを考えると、次の作るべきページのテーマを、色々と掘り下げることができるでしょう。
検索ワードを横に展開する
これらのキーワードは縦に掘り下げるだけでなく、横に展開することも、今後のページ作りのヒントを得やすい方法です。
例えば、前述の「腰痛」の例ですが、「腰痛」でこのような検索があるということは、「肩こり」や「頭痛」など、他の症状名との組合せでも、このように検索される可能性があるかもしれません。
「肩こり治療」のページの他に、「慢性と急性の違い(肩こり)」、「肩こりに良くない姿勢」「慢性的な肩こりが和らぐエクササイズ」といった感じです。さすがに、肩こりで急性はないかもしれませんが・・・。
このように検索ワードからのお客さんのニーズや悩みを汲み取り、縦に掘り下げたり、横に広げたりすると、次に作るべきコンテンツをイメージしやすくなります。皆さんもぜひ、Googleアナリティクスで検索キーワードを確認する際は、できる限り多くの情報を読み取るようにしましょう。
まとめ
- 検索キーワードから見込み度を読み取り、ホームページ作りに生かす
- 悩みやニーズを汲み取り、今後のページ作成に役立てる
- 悩みやニーズを縦に深堀りし、横に広げることで今後のページ作りのヒントを得る
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インファクト編集部
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