離脱ページ「離脱率」を改善させる3つのポイント – Googleアナリティクス

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夏休みに行った四国旅行。現存天守閣4つはそれぞれ味があって素敵でした。特に印象深かったのは香川県の丸亀城です。街中の平山城と侮っていたら、天守閣までかなり登らされました。それにしても石垣が見事。これ程美しい石垣を見たのは初めてです。

では、今回のブログです。
前回はGoogle(グーグル)アナリティクスでもイメージしづらい「離脱率」について説明いたしましたが、今回はその「離脱率」が悪い時に、どう改善するの?
という話です。

離脱ページ「離脱率」を改善させる3つのポイント – Googleアナリティクス

目次

  • 離脱率とは何?
  • 離脱率を改善するための3つのチェックポイント
  • ポイント1:ページの内容はお客さんの期待に応えていますか?
  • ポイント2:次のコンテンツは明確ですか?
  • ポイント3:次のコンテンツへの誘導を工夫していますか?
  • まとめ

離脱率とは何?

離脱率

「離脱率とは何?」については前回のブログをお読みいただきたいのですが、ポイントとして、

  • 「離脱」とは、お客さんがホームページを読むのを止めて去っていくこと
  • 「離脱率」とは、そのページを訪れた人の中で、そのページを最後に去った人の割合のこと
  • 「離脱率が高くても良いページ」「離脱率が低い方が良いページ」がある

の3点を押さえてください。

重要なことは、「離脱率が高くても良いページ」があるということ。こういったページは対策する必要はありません。ただ、「離脱率が低い方が良いページ」について、「離脱率」の数字が悪い場合は、対策が必要になります。

という訳で「離脱率」を改善するための対策について考えてみましょう。

「離脱率とは何? Google(グーグル)アナリティクスの見方」はこちら

離脱率を改善するための3つのチェックポイント

実際に「離脱率」を改善する対策が必要になった場合は、対象のページについて、以下に説明する3つのチェックポイントを確認してください。

ポイント1:ページの内容はお客さんの期待に応えていますか?
ポイント2:次のコンテンツは的確ですか?
ポイント3:次のコンテンツへの誘導を工夫していますか?

それでは、1つ1つ解説していきます。

ポイント1:ページの内容はお客さんの期待に応えていますか?

まずは問題のページをじっくりとお読みください。

そのページの内容は、お客さんの期待に応えていますか?

よくあるケースですが、
「詳しいサービスを説明する」ページなのに、「詳しくはお問合せください」になっている、そんなことはありませんか?
当然、お客さんは詳しいサービス説明が書いていあると思っているハズですので、これではガッカリするでしょう。

あるいは「お店へのアクセス」というページなのに、2、3行簡単な説明文があるだけで地図が無かったり…していませんか?
「お店へのアクセス」となっていれば、多くのお客さんは地図があるものと思います。地図があると思ったのに、見に行ったら無かった・・・。これもお客さんにとっては期待外れです。

このように、お客さまはページの内容にガッカリすると、そこで「離脱」してしまいます。「離脱率」が高い場合は、まずのこの点を疑ってみましょう。

例えば、この辺の感覚はテレビ番組と一緒かもしれません。
「この後◯◯◯の秘密が明らかに!」というテロップと共に、CMに突入したとします。CMが開けた後、いつまでたっても「◯◯◯の秘密」が語られなかったら、どうでしょうか?

実際に、よくあるパターンですが、結局「◯◯◯の秘密」が語られなかったり、「え、そんな内容?!」という感じのガッカリを味わうと、怒ってテレビを消したり、さっさとチャンネルを変えませんか?

ホームページも一緒です。
「◯◯◯について詳しくはこちら」という誘導でページを見に来たのに、「◯◯◯」について書かれていない。あるいは、もっと詳しい情報があると思ったのに、ほんの数行しか書いてなかった・・・となると、お客さんはそこでガッカリして「離脱」してします

テレビの場合は娯楽の要素も強いですし、ある意味、そういうガッカリが番組の演出として成立している部分もあるでしょう。
しかし、ホームページではそうは行きません。

お客さんの大半は、何か困ったことがあって解決方法を探していたり、情報が欲しくて検索したり、サービスを検討したいのでホームページを吟味していたりします。

真剣に情報を知りたい時に、「この後◯◯◯の秘密が明らかに!」とされて、実際に見に行ったらガッカリでした・・・となったら、テレビを消すよりも簡単に立ち去るでしょう。

こう考えると、お客さんの期待に応えるコンテンツを作ることは、非常に大切なことがわかると思います。

もし、問題のページが、お客さんから見ると「この後◯◯◯の秘密が明らかに!」→ガッカリのパターンの可能性があるようでしたら、今一度ページの内容を見直してください。

ポイント2:次のコンテンツは的確ですか?

さて、ページの内容がお客さんの期待に応えているかどうか、確認できましたら次のチェックポイントです。
今度はそのページの「次のコンテンツ」についてチェックしてみましょう。

「離脱率が高い」ページについて、そのページから、どのようなコンテンツ・ページへ誘導しているかを確認してください。
「離脱率が高い」場合、よくあるのが、お客さんを誘導する次のコンテンツ・ページの選択が的確でないということ。

お客さんは自分に興味のある内容でなければ、次のページを読みに行こうとはしませんから、次のページをどうするか?この選択を誤ると、ページから「離脱」されてしまいます。

例えば、とある整体院の「腰痛の治し方」というページを例に考えてみましょう。

このページを読むお客さんは、腰痛にお悩みの方である可能性が高いと思われます。
ですから、「腰痛のメカニズム」や「どうして腰痛になるの?」といった腰痛そのものについて解説するページであれば、興味を持っていただける可能性が高いでしょう。

あるいは、「当院の腰痛治療」といったページや、「腰痛を改善されたお客さまの声」といった整体院の施術に関するページにも興味を持つかもしれません。

また、このページの内容に関心を持てば、どのような人が書いているのか?が気になるかもしれません。「院長先生のプロフィール」といったページも読みたくなる可能性が考えられます。

逆に、「院長先生の食べ歩きブログ」であったり、「肩こり」や「頭痛」の話、腰痛に全く関係ない商品やサービスの紹介ページの場合は、全く興味を持たない可能性が高いでしょう。そのようなページへ誘導されても、お客さんは関心を持たず、「離脱」してしまう可能性が高くなります。

もっとも、「院長先生の食べ歩きブログ」であれば、「院長先生のプロフィール」から誘導するのは良いかもしれません。実際に施術を受ける際に、先生の人柄を知りたいと思うお客さんなら、こういったブログで人柄を確認することもあるハズです。

いずれにせよ、お客さんを次にどのコンテンツ・ページへと誘導するのか?は、かなり重要なポイントです。
定期的に見直しつつ工夫を重ねることをお勧めいたします。

ポイント3:次のコンテンツへの誘導を工夫していますか?

ページの目的が明確であり、内容も問題ない。しかも、お客さんが興味を持つであろうページへと誘導できている。
にもかかわらず、「離脱率」がなかなか改善しない場合、誘導の仕方そのものに問題がある場合があります。

そのような時には「誘導」の仕方について確認しましょう。つまり、実際にお客さんに「クリックしてもらう」部分がどうなっているのか?ということをチェックすることをお勧めします。

次のページへの誘導が、ただ単に「詳しくはこちら」や「次のコンテンツへ」といったシンプルなテキストにリンクを貼っているだけ・・・ということはありませんか?
せっかく、次のページはお客さんが興味を持つ可能性が高い内容でも、そのことがお客さんに伝わらなければ、リンクをクリックしてもらえません。

以下を見比べてくてください。

パターン1

お勧めコンテンツはこちら

パターン2

Googleアナリティクスをもっと知りたい方へ
お勧めコンテンツはこちら

パターン3

「離脱率」がわかったら次は「直帰率」を学ぼう!
初心者にも直帰率がよくわかる
直帰率とは何?Google(グーグル)アナリティクスの見方はこちら

「◯◯はこちら」で終わらせず、ちょっとしたテキストを加えるだけでも、かなり印象が違うと思います。

お客さんは「次のページに何が書いてあるのか」が伝わることで、ようやくクリックしてくれます。ですから、リンクをする場合は、そのリンクの先に何があるのか?クリックしたら、どういう情報が得られるのか?を、お客さんにわかりやすく伝えるようにしましょう。
できれば、アイコンやバナー画像などを使用してもっと目立たせる工夫をした方が良いですが、ただ単にサイズを変更したり、色を変更したり、と文字装飾だけでも工夫は可能です。ぜひ色々な方法を考えてみましょう。

もちろん、クリックした先のページは、ちゃんとお客さんの期待に応える内容を準備しておいてください。「直帰率とは?」となっているのに、直帰率について、まったく触れていない・・・なんてことにならないように気をつけてくださいね。

まとめ

離脱率を改善させるには…

  • お客さんの期待に応えるページを作る
  • 的確な次のページ・コンテンツへ誘導する
  • 次のページへの誘導を目立たせる・工夫する

今回はGoogleアナリティクスの見方「離脱率」の続き。「離脱率」を改善するための対策についてまとめました。ホームページの反応アップの参考になれば幸いです。

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インファクト編集部

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