ホームページとブログでSEOに強いのはどっち?徹底解説!

今回のブログ記事は、お客さまのご質問へにお答えする内容です。

「ホームページとブログでSEOに強いのはどちらか?」

確かに気になるところですので、改めて解説いたします。

なお、本編で改めて説明いたしますが、ブログにはアメブロやFC2、SeeSaaブログなどの無料ブログと、自分でサーバーやドメインを手配して運営するWordPress(ワードプレス)などのブログがあります。
※このブログ記事では便宜上、後者を「独自ドメインのブログ」と呼びます。

無料ブログと独自ドメインのブログに関しては、SEO上、結構大きな違いがあります。
まずはその解説を行った上で、独自ドメインのブログと一般的なホームページのSEOについて解説いたします。

結論から言えば、

一般的なホームページと独自ドメインのブログについては、両者にSEO的な違いはありません。

現在のSEOは仕組みではなく、あくまでもユーザーの役に立つかどうか?というユーザー目線での評価されます。
その点では、ホームページもブログも差はありません。
ただ、運営側から見た場合、どちらの方が対策がやりやすいか?という違いはありますので、その点については一度ご検討ください。

前置きが長くなりましたが、本編に入ります。

ホームページとブログでSEOに強いのはどっち?徹底解説!

目次

  • ホームページとブログのSEO:ブログには2種類
  • ホームページとブログのSEO:無料ブログのデメリット
  • ホームページとブログのSEO:独自ドメインのブログとホームページ
  • ホームページとブログのSEO:SEOで重要なこと
  • ホームページとブログのSEO:結局、強いのはどっち?
  • まとめ

ホームページとブログのSEO:ブログには2種類

既に書きましたが、ブログには大きく分けて2つの種類があります。
ホームページとブログでSEOにどちらが強いのか?という解説の前に、まずはその説明から。

1つは、アメブロやFC2、SeeSaaブログなどに代表される、いわゆる無料ブログです。

もう1つは、WordPressに代表されるブログシステムで、独自ドメインやサーバーなどを自分で用意して、インストールして使うブログです。

前者については、有料オプションなどもあり、また後者については、自分で管理するのではなく、代行する業者なども多く存在します。
という訳で、上のような分類が簡単にできる訳ではありませんが、独自ドメインという観点では、SEO的に大きく違います。

例えば、芸能人ブログのURLを見てみましょう。

▼佐々木健介オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/sasaki-kensuke-blog/

▼ノブ&フッキー オフィシャルブログ
http://nobufuki.seesaa.net/

注目するポイントは、佐々木健介さんの場合「ameblo.jp」、ノブ&フッキーさんの場合「seesaa.net」の部分です。
これは、それぞれのサービスを運営している母体のドメインです。
そのサービスを利用しているブログ全てで共通する部分ですが、無料ブログの場合、個人個人のブログは、同じドメインに全員が間借りしている状態になります。

これに対して、独自ドメインというのは、自分自身で取得して設定するドメインです。

例えば、日本のSEO業界の権威である鈴木謙一さんのブログです。

▼海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/

「suzukikenichi.com」は、鈴木謙一さんのブログだけのオリジナルのドメイン、つまり独自ドメインです。
他の方のブログは、間借りすることはできません。

次項で、この2つのブログのSEO的な違いについて解説します。
※この2つにはSEOの観点以外でも色々と違いはあるのですが、今回のブログ記事ではSEOだけに絞って解説します。

ホームページとブログのSEO:無料ブログのデメリット

結論から言えば、SEO的には独自ドメインのブログの方が有利になると考えられます。

アメブロなど、同じドメインを使う無料ブログサービスのメリットは、数多くのブログが同じドメインの元に集まっていることにあります。
ドメイン全体の総ページ数、コンテンツ数が膨大なため、ドメインそのものの評価が高くなります。
ですから、ちょっとしたブログ記事でもSEO的に評価を受けて、上位表示する可能性があります。

しかしながら、無料ブログは、サービスによってはSEOに関連した設定が行えないものがあるなど、狙ったキーワードで上位表示を目指すのが難しい場合も多いです。
そして、何よりも同じドメインに含まれることのデメリットが大きいです。
例外は多々ありますが、Googleは原則として、同じドメインに属するホームページを、検索結果には2つまでしか表示しないのです。

つまり、同じテーマのブログ記事が、同じサービス内で3つ以上あった場合、どんなに評価が高い記事であっても、あなたのブログ記事が検索に出てこないリスクがあるのです。

また、大元のサービスを提供している母体や、同じドメインに属している他のブログが、何かGoogleによって悪質な行為を行ったと認識された場合、最悪のケースでは、ドメイン丸ごと、検索結果でマイナスの評価を受ける可能性もあります。

ブログ開設当初は、大元のドメインの評価のお陰で無料サービスの方がSEO的に有利な場合があります。
しかし、長期的に見た場合は、独自ドメインのブログの方がSEO的には有利と考えられます。

以降、このブログ記事では「独自ドメインのブログ」について、検討いたします。

ホームページとブログのSEO:独自ドメインのブログとホームページ

それでは、独自ドメインで作るブログとホームページでは、SEO的にどちらが強いのか?という問題を検討します。

既に述べましたが結論から言えば、両者に違いはありません。

どちらでも好きな方をご活用ください。

何故かといえば、Google(Yahoo!JAPANもGoogleの検索システムを使用しています)が注目しているのは、

ユーザーにとって便利かどうか?
ユーザーの役に立っているのか?

であり、

そのホームページやブログでどのようなシステムが使われているか?

ではないからです。

それが国際的に有名な企業の公式ホームページであっても、個人のブログであっても、ユーザーの役に立てば上位表示されますし、ユーザーにとって不適切と判断されれば、全く評価されません。
※その点でいえば、無料のブログサービスでも同じ訳ですが、リスクがあることは既に解説済みです。

SEOを考えた場合、単に、ホームページにするか?ブログにするか?という仕組みの問題はさして重要ではないのです。
では、何が重要なのか?
繰り返しますが、ポイントは、

ホームページやブログにどのようなコンテンツ/情報を乗せるのか?
ホームページやブログをどうすればユーザーによって使いやすいものになるのか?

です。

ホームページとブログのSEO:SEOで重要なこと

ホームページとブログのSEOを考えると、どちらを選択しても良いという結論になります。
ただ、運営する側にとっては、ホームページとブログではかなり違いますので、その観点でさらに検討します。

ホームページとブログのSEOで重要なことは、先に述べたように、ユーザーにとって役に立つホームページかどうか?
ということです。
では、ユーザーの役に立つとはどういうことか?

Googleは200に及ぶ項目をチェックしているそうですが、その詳細は公表されていません。ですから推測になりますが、

  • ページ数が多い(コンテンツが充実している=情報量が多い)
  • 文字数が多い(コンテンツが充実している=情報量が多い)
  • 頻繁に更新されている(常に最新の情報が加えられている)
  • ユーザーの滞在時間が長い(コンテンツがよく読まれている)
  • ユーザーが直ぐに立ち去らない(役に立たないから直ぐに立ち去る)
  • ボタンやメニュー、バナーが使いやすい/わかりやすい
  • ユーザーが目的の情報を直ぐに探せる
  • 情報そのものがユーザーにとって価値があるものか?
  • その情報はオリジナル性が高いか?
  • その情報は専門的なものか?(専門家の手によるものか?) などなど

といったことが重要になります。

実際には、もっと多くの要素で確認していると思われますが、以上のようなポイントを確認していると思われます。
また、Google自身は、ホームページ制作者向けに品質ガイドラインを発表していますので、そのガイドラインに沿って作成することも重要です。

▼Google検索品質評価ガイドライン(英語)
http://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//insidesearch/howsearchworks/assets/searchqualityevaluatorguidelines.pdf

ですから、ホームページか?ブログか?が重要ではなく、上記を実現する際に、御社ではホームページとブログとで、どちらがやりやすいか?で選択することがオススメです。

ホームページとブログのSEO:結局、強いのはどっち?

以上のようにホームページとブログとで、SEO的に大きな違いはないといえます。
しかし、ユーザーにとって役に立つためには、情報を定期的に追加しつづける必要があります。

自社で管理していない場合、ホームページで情報を頻繁に追加するのは大変です。
逆に、ブログは簡単に情報を追加できますので、この点ではブログは有利です。
専門知識がない、1スタッフでもブログ記事をアップできます。
スタッフ全員で、ブログ記事を頑張れば、情報量がどんどん増えていきます。

ただ、ブログは時間と共に情報が流れていきます。
検索機能などもありますが、過去の情報を探すのは大変な時もあります。
つまり、何らかの情報をわかりやすく配置し、ユーザーが使いやすくすることは苦手な訳です。
この点では、ホームページの方が、メニューも作りやすく、情報を整理して見せやすいと言えます。

ホームページやブログに潤沢な予算をかけられるのであれば、ページの更新を業者に依頼してしまえば問題ありません。
ただ、予算が限られる場合、頻繁に更新できないホームページよりは、自分達で簡単に情報の更新が行えるブログの方がオススメです。

また、同じドメインでホームページとブログを設定し、サービス案内や会社の情報など整理して見せたい情報はホームページで作成。普段の更新はブログで行う、という折衷案も良いでしょう。

ホームページにせよ、ブログにせよ、SEO的に考えた場合、どちらでも問題ありません。
それよりは、どちらの方が、ユーザーの役に立てるのか?
御社で運営する際、どちらの方が運営しやすいか?で選択すると良いでしょう。

まとめ

以上、ホームページとブログについて、SEO的にどちらが強いのか考察いたしました。
既に結論を述べましたが、無料のブログサービスを使うのでなければ、SEO的に差はありません。
あとは運営上の問題です。
ホームページとブログで、どちらを使った方が、ユーザーにとって便利なサイトを構築できるのか?
という観点で、ぜひ、ご検討ください。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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