藤田徳之氏【破天荒フェニックス】奇跡の出会いが再生のきっかけ
今回は、有名なビジネス書の紹介を皮切りに、経営者として大胆かつ素晴らしい決断をされた藤田光学株式会社の代表取締役社長である、藤田徳之社長のお話をシェアしたいと思います。
この本自体もそうですが、紹介をするエピソードの内容は、まさに圧巻です!
「破天荒フェニックス」は、小説のようなビジネス書!
2018年に初刊が発売され、一時大ブームとなった「破天荒フェニックス」。
何度読んでもドキドキ・ハラハラが止まらない、まさに破天荒なビジネス書となっています。
本書は、OWNDAYS(以下オンデーズ)の代表取締役社長である田中修治氏が、当時絶対に倒産すると言われていた頃のオンデーズ社長に就任し、会社を再生させていく物語です。
実際に起こった内容を元に、幾度となく訪れるピンチを乗り越えるストーリー仕立てで、カテゴリーとしてはビジネス書となっていますが小説のような描写とドキドキするような展開満載で、約500ページ中ずっと読者を飽きさせません。最近では舞台化もされ、つい先日の公演も話題となっていました!
本記事のメイン:藤田徳之社長が登場されるエピソード
さて、本記事でご紹介したいメインの内容が、オンデーズの田中修治社長が資金ショートを向かえそうになる中盤のシーンです。(ハラハラすること必至!)
会社の資金ショートを迎える「Xデー」が差し迫る中で、数々の経営者の方に会い、半分すがるような気持ちで相談をしていた田中修治社長。条件付きでの「ここまでして助けてやるんだから有難いと思え」のような目線で話をする経営者がほとんどの中で、一人だけ全く違う角度で登場するのが、藤田徳之社長です。
資金ショート目前での藤田徳之社長との奇跡的な出会い
福井県鯖江市にて眼鏡フレームを父親の代から古きより製造し、国内TOPクラスのシェアを誇る藤田光学株式会社の代表取締役社長である藤田徳之社長との出会いが、本ストーリーの展開の鍵を握っています。
お二人は「国際メガネ展示会」にて数年ぶりに再開を果たし、そこからまさかまさかの展開が繰り広げられていきます。
※藤田光学株式会社をはじめ様々な事業に取り組まれているフジコングループさんについては、弊社代表の大見が過去に別記事にて詳しく書いております♪
>>>記事はこちらから!
藤田徳之社長が窮地に立たされたオンデーズを救う!
再開を果たした中で、田中修治社長から資金ショートや会社存続の危機の話を聞いた藤田徳之社長は、「詳しく話を聞かせてくれないか」とかなりの興味を示します。展示会後に話を進めると、なんと「経営者として評価しているから」という理由で、眼鏡業界ではオンデーズはもう倒産すると噂が多く業界人は誰も支援をためらう中、藤田徳之社長はオンデーズに対して1億円の出資を提案します。(このシーンは、目から鱗でした。笑)
どうやら藤田徳之社長は、若き経営者の田中修治社長をかなり評価されていたようで、オンデーズが業界No.1になれるのではという可能性まで示唆しました。また、出資するからには藤田光学がメーカーとしてオンデーズの商品を作り、オンデーズが再生に成功してくれれば、それは藤田徳之社長、会社にとってはかなり良いチャンスになる、と予見をされてのお話でした。
あまりに突然の話に、田中修治社長の驚きを隠せない&買い被りすぎではないですか、という姿勢が伺えましたが、藤田徳之社長との話は数日の間にとんとん拍子で進みます・・・
藤田徳之社長、そして役員・社員の方々を通して感じた会社のパワー
田中修治社長はその後、藤田光学株式会社の本社を訪問し、藤田徳之社長をはじめ、役員・社員の方々とも顔を合わせています。このシーンは特に緊張感がありました。正直、読書中にこんなにドキドキ張り詰めることがあるのか、というぐらい緊張しました(笑)
特に帰り道の車内での山口常務とのやりとりは情景が鮮明に浮かび、山口常務が述べた言葉には一つ一つに重みがありました。社内はこう思っているが藤田徳之社長は絶対に出資する、出資せずにオンデーズがこの世から消えた失望を抱えるより、むしろ失敗した方が良い、それぐらいの覚悟で決断をしているのだ、と山口常務が理解をされた上で田中修治社長に言葉を伝えているのがかなり印象的でした。
役員・社員の方々は反対こそしているが、どこかで藤田徳之社長のことを信じていたのだと、すぐに伝わりました。
藤田徳之社長の「有言実行&柔軟な対応&圧巻の決断力」に感動!
そしてついに、オンデーズが資金ショートを迎える「Xデー」まであと3日と迫る中、2億円がオンデーズの口座に振り込まれました。これは様々な事情が重なり、増資となった結果です。(当初1億円→最終2億円)
断言したことは必ず実行に移される、藤田徳之社長の経営者としての姿勢、そして男気に感動しました。
数日で大きすぎるといっても全く過言ではない金額の出資を決断された、藤田徳之社長の決断力。映像がなくとも伝わるその迫力は、まさに圧巻でした。
まとめ
【支えてくれる人の恩】藤田徳之社長の例から
本ストーリーは、田中修治社長が不屈の精神を元に事業を成功させることを学んだ、素晴らしいストーリーとなっています。ですが、そのようなストーリーの背景には、必ず藤田徳之社長のような「信じて応援してくれる方」がいること、そしてそのような方の存在なくしてストーリーは成り立たないことが伺えます。
これは経営に限らず、普段の職場や家庭においても言えることではないでしょうか?藤田徳之社長が実際に出資された2億円規模…とはなかなかいきませんが、バックに誰かの言葉・行動の支えがあってこそ成り立っていることは沢山ありますよね。
藤田徳之社長の存在が欠かせない素晴らしいストーリー
藤田徳之社長が田中修治社長の経営者としての才能を評価し、当時の社内からは反対の声が上がっていたにもかかわらず、出資を「またとないチャンス」と捉えて実際に行動に移されたことは、誰にでもできることではないですよね。藤田徳之社長の言葉一つ一つに重みがあり、感動しました。
また、当時反対の声が多かった社内で、大胆な決断をされたその決断力と姿勢も圧巻でした。素晴らしいストーリーにはよく、表に出ない裏話がありますが、今回は裏のお話にも同じくらい感動してしまいました(笑)
皆さんもぜひ、読んでみてくださいね!
インファクト編集部
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