平均購入単価とは? 自社ECサイトを立ち上げる前に把握すべき購入単価の重要性や計算方法を説明します

こんにちは、インファクトの照山です。

ECサイトの売上をアップさせるためには、多くのユーザーにサイトを訪問してもらい、購入機会を高めることも重要ですが、ユーザー一人当たりが購入する金額(購入単価)を高めることも大事な要素となります。今回は、購入単価の重要性や計算方法についてご紹介します。

平均購入単価の重要性とは?

・平均購入単価とは

ECサイトの売上分析や改善に大きく関係する指標となる購入単価は、1回の購入時に顧客1人当たりが支払う総額のことを指します。
様々な商品を扱うECビジネスにおいて、購入単価は売上を向上させるために欠かせない指標といえます。

 

・平均購入単価の計算方法

購入単価は以下の計算式で求めることができます。
ある期間の売上総額 ÷ 同期間にECサイトで購入したユーザーの数

たとえば、2022年8月1日~8月31日までの売上総額が120万円、同じ期間に購入したユーザーの数が300名である場合、2022年8月の客単価は4,000円になります。

 

・購入単価を分析するメリット

ECサイトの売上を伸ばすためには、「サイトの訪問者数を増やす」「カゴ落ち率を下げる」などいくつかの方法が考えられますが、「購入単価を上げる」ことも重要な施策の一つです。
いくら集客に力を入れても、購入単価が上がらなければ売上UPは見込めません。そのため、集客はもちろん大事ですが、集客だけに力を入れるのではなく、購入単価を上げるためのポイントも押さえていく必要があります。

 

顧入単価を設定するポイントとは?

ECサイトの販売価格の決め方には、主に以下3つの方法に分けることができます。

①原価を起点に決める方法
②需要を起点に決める方法
③競合他社を起点に決める方法

 

①原価を起点に決める方法

いくらで売れば原価の回収ができ、求める利益が得られるかという考えに基づき価格を決める方法です。
比較的簡単に価格設定ができ、売れれば利益を確保しやすいですが、、売り手の事情のみを考慮しているため、価格がユーザーに受け入れられなければ売れないというリスクもあります。

 

②需要を起点に決める方法

いくらに設定すればユーザーの購入に繋がるのかという考えのもと、価格を決める方法です。
たとえば、新たな美容成分を配合した化粧品を販売するとして、化粧品の市場調査で2,000円なら購入するという結果に対し、実際に2,000円で販売するという考え方です。
もちろん、価格は2,000円で決まるので、決まった価格で利益がでるように原価を下げるなどの工夫が必要になります。

 

③競合他社を起点に決める方法

競合の市場価格を起点に価格を決める方法です。
自社商品の特徴を活用し差別化ができる場合は、高い値段設定で売上UPを図ることもできますが、難しい場合は、比較的安価な値段を設定する必要があり、売上が上がらないという可能性もあります。

 

まとめ

今回は購入単価の重要性や計算方法についてご紹介しました。
購入単価は分析結果を売上UPに活かせるだけではなく、LTV(ライフタイムバリュー)やマーケティングの効果測定に使えたりと、ECサイトを運営する上では欠かせない数値となっています。
購入単価の設定には色々な考え方や角度からのアプローチが必要となりますが、今回の記事が少しでもみなさまのECサイト運営のヒントになれば幸いです。

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インファクト編集部

中堅・中小企業売上UP研究所by株式会社インファクト【INFACT】です。WEB&ソーシャルメディアマーケティングを得意とし販売促進支援企業として販促コンサルティングからWEB制作・カタログ・パンフレット制作まで企業の売上アップをサポートします。http://www.infact1.co.jp/
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