複数のサブドメインで1つのSSL証明書が使用できることをご存知ですか?

サブドメインで複数のサイトを運営している場合、運営しているサイトの数、SSLサーバー証明書が必要になります。
複数のサブドメインのSSL証明書が、1つの証明書で対応できるワイルドカードについて紹介していきます。

「SSLサーバー証明書って何?」という方は、こちらの記事をご覧ください。

【SSLって何ですか?今さら聞けない基礎知識】
https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/1629/

複数のサブドメインでサイト運営している

複数のサブドメインでサイトを運営しているというのは、このようなことです↓

このようにドメイン:infact1.co.jp の「.(ドット)」の前が異なるサブドメインでサイト運営をされている場合は、運営しているサブドメインの数にもよりますが、ワイルドカードの方が費用が安く済む場合があります。

複数のサブドメインで1つSSLサーバー証明書を使用するには

複数のサブドメインに対して、1つのワイルドカードを適用するには、ワイルドカードに対応しているサーバーであるか確認してください。
ワイルドカードに対応していないサーバーの場合、運営しているサブドメインの数SSLサーバー証明書が必要になります。

ワイルドカードのメリット・デメリット

複数のサブドメインを1つのSSL証明書の適用できる便利なワイルドカードですが、メリットもあればデメリットもあるので紹介致します。

ワイルドカードのメリット

SSL証明書の更新がラク!

複数のサブドメイン毎にSSL証明書を適用している場合、それぞれのサブドメイン毎にSSLの更新作業が発生します。

SSL証明書の管理がラク!

複数のサブドメイン毎にSSL証明書を適用している場合、SSL証明書を取得した時期が異なると更新時期も異なります。
ワイルドカードなら、1つのSSL証明書なので、管理がとても簡単です。

追加サブドメインもすぐにSSL化できる!

ワイルドカードにしていれば、新しいサイトをサブドメインで運用することになっても、申請の必要なくSSL化することができます。

ワイルドカードのデメリット

SSL証明書の更新に手間がかかる

複数のサブドメイン毎にSSL証明書を適用している場合、それぞれのサブドメイン毎にSSLの更新作業が発生します。
更新する際のCSRの発行や更新手続きの手間が、運用しているサブドメイン分必要になります。

SSL証明書の管理が煩雑になる

複数のサブドメイン毎にSSL証明書を適用している場合、SSL証明書を取得した時期が異なると更新時期も異なるので、SSL証明書の管理が煩雑にないやすいです。また、それぞれのサブドメイン毎に料金がかかるので、サブドメインの数が増えれば増えるほど、運用コストは上がります。

ワイルドカードはEV認証に対応していない

SSLサーバー証明書の種類でご説明している、セキュリティが最も高い「EV認証」にワイルドカードは対応していません。
ドメイン認証と企業認証のみです。

セキュリティ的なリスクがある

SSL証明書を申請する際、ワイルドカード証明書の秘密鍵というものを生成します。
この秘密鍵が流出してしまった場合、ワイルドカードを適用している全てのサイトに影響が出てしまいます。

ワイルドカードに対応していないサーバーがある

サーバーによって、ワイルドカードが使用不可のものがあります。
1つのサーバーで複数のサブドメインでサイトを運営しているからと、ワイルドカードが使用できるか確認せずに購入の申請などしないように、きちんと現在使用しているサーバーを確認してから申し込む用にしてください。

ガラケーに未対応

現在、スマホの普及率は7割から8割にまで達しています。
ガラケーに対応していなくてもそれほど、デメリットはないかと思います。

最後に…

使用しているサーバーやセキュリティ面、管理・コストなど総合的に考えて、ワイルドカードにした方が良いかを検討していただければと思います。

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株式会社インファクトでWEBサイト・ブログの制作からお客様サポートまで担当しています。どう改善したら伝わりやすいのか、反応が出るのかを常に考えながら仕事に取り組んでいます。WEBサイトだけでなく、紙ものメール設定など、幅広い業務に携わっているので、色んな視点でお客様のお手伝いができると思います。よろしくお願い致します。
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