潜在意識にはリピートすることで打ち込みをかけることが大切

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釣りバカ日誌に登場する鈴木建設とウォルマートの共通点

社長スーさんが釣りばかりしてるわ、浜崎とかいうダメ社員がいるわで有名な鈴木建設では毎朝社員が♪鈴木建設、鈴木建設、いざ羽ばたかん~とか♪S,U,Z,U,K,I、スズキ~などと社歌を歌っている。あの社長と社員で会社が潰れないのはその成果かも知れない。
社歌を唱和するなんてなんだか古臭くて合理的じゃない、日本企業独特の文化と思っている向きもあろうが、世界最高の売上50兆円!と従業員数210万人!を誇るウォルマートでは、毎朝がこのWAL-MART Cheerを振付をつけて大声で唱和することから始まる。

≪WAL-MART Cheer≫
Give me a W! Give me an A! Give me an L! Give me a Squiggly!
Give me an M! Give me an A! Give me an R! Give me a T! What’s that spell?
Wal-Mart! Who’s number one? The Customer! Always!

外国に出店して、最初に現地従業員に徹底して教えることが、実はこのWAL-MART Cheerだという。最後に「お客様が常に第一!」と来れば、これはもう日本の企業で唱和している企業理念となんら変わりない。企業名の連呼は鈴木建設の社歌と一緒だ。

最も簡単かつ強力な打ち込みメソッド

言葉の意味をいちいち考えながらというよりは、歌の歌詞や一つのフレーズとして無意識に毎日リピートする、という手法は、何も企業だけではなく教育機関や宗教団体、その他さまざまな組織で、古来から人心を一つにするのに使われてきた。
実は、私達の潜在意識に何かを強く打ち込んで行く最も簡単かつ強力な方法がリピートだ。何度も繰り返されるテレビCM、街中で何度も耳にする流行りの音楽、選挙のたびに連呼される候補者の名前、門前の小僧が読むお経も全て同じ原理だ。
無意識に何度も耳にしたこと、無意識に何度も目にしたもの、無意識に何度も口にした言葉、無意識に何度もやっている動作、こうした無意識のリピートが実は潜在意識に深く打ち込まれて行く。ただしこれには幾つかの条件がある。そのうちまず一つを紹介する。

坂本由香里の法則とは何か

読者には全くカンケーない話だが、坂本由香里ちゃんというのはボク(なぜいきなり一人称がボクになるのかは気にしないでくれ!)の高校時代の同級生で、坂本由香里ちゃんはボクの初恋の人で、そして坂本由香里ちゃんはボクにとって初めての失恋の相手だった。
これを、ある娘がボクの高校時代の同級生で、彼女はボクの初恋の人で、そして彼女ははボクの初めての失恋の人だった、と書き換えると、何だか文章的にもボヤけた感触で、印象に残りにくい話になる。固有名詞ではない代名詞の世界はイメージしにくいからだ。
脳がイメージとしてとらえやすいリピートは、代名詞よりは固有名詞、これを坂本由香里の法則という。あくまでも個人的な命名だが…。ともかく、具体的な言葉やイメージでなければいくらリピートされても、潜在意識には打ち込まれないということだ。

目標は具体的に、セールスマンは「我が社」と言ってはいけない

その法則に従い目標に赤ペン先生をすると、×「新車を買う」→○「白いBMW325を買う」、×「温泉旅行に行く」→○「夏休みに伊東のハトヤに行く」、×「トップセールスになる」→○「売上3億円を受注する」などとなる。具体的な言葉や数字を明確にするのだ。
セールスマンもお客様との会話で「我が社では」「弊社の商品は」「ぜひ当社を」と言ってはいけない。こうした代名詞はいくらリピートしても、お客様の潜在意識に打ち込まれることはない。だからクドくなっても「鈴木建設では」と社名をいちいち言うべきなのだ。

さらに加えて、このリピートでは重要なことがまだある。それはモンキー・D・ルフィ効果と呼ばれる(…って、自分で勝手につけてるだけだがwww)ものだが、それは次回。予告だけして今回のお話はここまでとしよう。

 

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中川 理己

昭和32年北海道室蘭市生まれ、北海道大学理学部高分子学科中退 レコード会社営業マンを経て、昭和61年(株)土屋ホーム入社 昭和62年より(株)土屋経営へ出向。 平成2年より同社3KM事業部門責任者として1500社に及ぶ企業の3KM導入に関わる。 平成12年同社常務取締役 平成20年末、(株)土屋経営の3KM事業部門を継承し株式会社ブレイド・イン・ブラストを設立 平成21年1月7日 同社創業
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