3割が第二新卒へ!第二新卒は積極採用、でも出さない!その秘訣とは?
5月10日マイナビが発表した調査結果で、2020年春卒業の大学生・大学院生の4月末時点の就職内定率(内々定含む)は39.3%だったことが明らかになりました。前年同期より6.1ポイント上昇した。なかでも理系男子は50.9%を超えており、採用活動の早期化&相変わらず超売り手市場が鮮明になっております。
そんな中、中堅・中小企業の採用活動で是非とも考えたい、高卒第二新卒39.3%、大卒第二新卒31.8% という数字。
※第二新卒=新規学卒就職者で就職後3年以内の離職者
そこで今日は、
中堅・中小企業が第二新卒は積極採用するが、自社からは出さないためにすべきこと
を解説していきます。
第二新卒は、高卒で39.3%、大卒で31.8%もいる!!
■ 新規学卒就職者の就職後3年以内離職率 ( )内は前年比増減
【 大学 】 31.8% (▲0.4P) 【 短大など 】 41.5% (+0.2P)
【 高校 】 39.3% (▲1.5P) 【 中学 】 64.1% (▲3.6P)※平成30年10月23日厚生労働省調べ 新規学卒就職者の離職状況(平成27年3月卒業者の状況)
それでも以前よりは減っているのですが。。。
企業規模別も参考になるので、載せておきます。
※↑画像をクリックすると大きいPDFで見られます。
業種別はこちら>>>新規大卒就職者の産業分類別(大分類※1)就職後3年以内※2の離職率の推移
第二新卒が出てしまう理由は、ミスマッチ!採用活動段階でミスマッチを防ぐには?
転職理由をみてみましょう。
「他にやりたい仕事がある」これは成長すれば出てくるものでもあるので、一概にどうとは言えませんが、入社3年目までの第二新卒に限った話だと、恐らく「こんなはずじゃなかった」など入社時に自分の働くイメージやキャリアイメージが描けていなかったことが理由であると想像できます。
また2位の「給与に不満がある」も入社時に「給与条件」を知らなかったはずは無いので、仕事内容とのギャップに不満を持ち始めたのでしょう。
または、条件で入ってきた人は必ず条件で辞めていくといっても過言ではないでしょう。
(参考:人事、採用責任者の方必見!条件で選ばれない会社になるためには?)
総合すると、やはり第二新卒の転職理由は、「ミスマッチ」であることが挙げられます。
せっかくコストをかけて採用した新卒が3年以内に「ミスマッチ」を原因にやめていくのです。
ミスマッチを防ぐには、そうです、採用活動段階からビジョン、ミッション、バリューを発信し続け、それに共感する人とだけ面談をしていくしかないのです。
▼ミスマッチを防ぐために具体的な方法
採用サイトにはビジョン・ミッション・バリューを掲載しよう
2019-20年採用サイトで企業が最もアピールすべきは「自分が成長できる企業」かどうか
第二新卒を積極採用するのに必要なこと
第二新卒を積極採用するのに必要なことは、
①何度も言いますが、ビジョン、ミッション、バリューを発信し続け、それに共感する求職者と縁がもてるようにする
基本的に「こんなはずじゃなかった」入社前後のギャップが大きな理由なわけです。そして、一度その経験があるので、第二新卒の転職活動はある意味慎重といえます。新卒のときよりもはるかに見るべきポイントを心得ています。ですから、やはり!「条件」だけの求人情報ではNGなのです。
ビジョン・ミッション・バリューと成長イメージ、働く人が見える採用サイトではないといけないのです。
②採用の入り口変える
大手求人サイトでもいいのですが、第二新卒に特化した媒体もあります。
Re就活などが、それにあたります。また、より、ビジョン・ミッション・バリューの共感軸で求職者と企業をマッチングするビジネスSNS、Wantedlyなどもおすすめです。
そもそもこういう媒体に集まってくる求職者は、ビジョン・ミッション・バリューをより深く知った上で就職先を探していきたいと思っていることの行動の現れなので、そもそも意識が高いということも言えるかもしれませんね。
まとめ
最近ご相談いただく企業さんの中には、「うちは第二新卒やらないのです」とシャットアウトしていらっしゃるところもございます。これだけ人財不足が叫ばれている中なので、企業側も柔軟に対応し、チャレンジしていくべきかと思います。
第二新卒、とくに2年以内の人たちは基本的な社会人としてのビジネスマナーは兼ね備えつつも、まだどこにもそまっていない、それなりに苦労した経験があるので、ミスマッチさえしなければ頑張る!人が多いと思います。退職理由のネガティブ要因だったとしても結構本人以外に要因があることが多かったりもします。
新卒にこだわりすぎず、積極的に第二新卒を採用すべき!かと思います。
そして新卒も第二新卒もまずは、WEB上でビジョン・ミッション・バリューに発信し続け、成長イメージ、働く人が見せていく活動が必要なのです。WEB上で見せられていなければ、説明会や面談までもいたらないのです。
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