できる営業マンのみぞ知る!テクニックよりも大切な「Being」マインドとは?
京都はすっかり秋模様で、朝と夜はかなり冷え込みます。
そして久しぶりの投稿になってしまいました…きちんと定期的に投稿できるよう励みます!
営業セミナーにて学んだ「真の営業マインド」
先日、素晴らしい機会をいただきある営業セミナーに参加してまいりました。
参加前は正直なところ内心ビクビクしておりました(笑)
しかし、当日そのセミナーにて教わったことは、今後の人生において必要となるある種の「スキル」です。1人の人間として、社会人として、営業として、常に覚えておきたいことを学ぶことができました。
具体的にどんなことであったのか?ご紹介してまいります。
人生に必要な「Being」は営業のみならず知っておきたい!
今回のセミナーは営業セミナーという括りでしたので、私は営業テクニックや実践的な内容を予想しています。ですが、良い意味でその予想は大外れでした。
テクニックよりも何よりも、まずは人としての「心の在り方」が重要と教えていただいたのです。セミナーではそれは「Being」を呼ばれています。
Beingとは何か|他者と働く上で知っておきたいコト
「Being」とは、心の態度と在り方です。
「こう在りたい」という気持ちの心地よさは「Being」という自信です。
例えば、常に誠実な態度を持ちたいと思っている人なら、誠実な態度を心がけて過ごせるため、どんな成果であっても常に満足することができます。これは「Being」の自信による結果です。
ということは、安定したメンタリティはその人の結果を出しやすくし、その結果からの自信は過去の自信の上に蓄積されていきます。
「Being」が不確立=「Doing」は必然的に失敗する
心の在り方が確立されていない場合、パフォーマンス(Doing)はどうなるでしょうか?
例えば営業職の人であれば:
- お客様がアポのために時間を割いてくださること
- 普段自社のサービスをご利用いただいていること
などに対して感謝の気持ちを抱けていないと、かなり危険な「Doing」が生まれることになります。どういうことかというと、感謝の気持ちが心がない心の持ち主は、感謝の念と思いやりを持った「Doing(行動)」を起こすことができないのです。
お客様と接する上で、感謝の念は必須ですよね。逆に感謝の念がなければ、それは行動や言動に(Doing)に表れますし、勘の鋭い経営者の方々にはすぐに見抜かれると思います。そうすると、そうではないと分かってはいても、どうしても「その営業担当≒会社のイメージ」が印象付けられてしまいますよね!これは避けたいことですし、営業であればこの辺りの意識を正すべきだ強く思います。
人生の財産になる!絶対に手に入れたい自分だけの「Being」
最強!?「Being」の主な特徴4つ
また、「Being」の自信には次のような特徴があります。
- 有形ではないため消えません。
- どんなシチュエーションでも持ち運びができ、評価・比較対象にも含まれません。
- 他の評価や比較の影響を受けないため、常に安定しています。
- 仮にそれを失った場合、いつでも取り戻すことができます。
そして自分の態度や態度に自信があり、いつも満足しているため「今この瞬間」に集中することができます。これは、普段業務をする上で非常に重要なことですよね。
悩みや恐れも吹き飛ばす!?「Being」の強み
悩みや不安(=恐れ)を抱えていると、どうしても仕事が捗らなくなることが誰にでもあると思います。その理由が自分以外の外的要因であれば良いのですが、自分の心の都合(モチベーション等)であれば、なかなかその状態から脱出するのが難しいですよね。
講演では「Beingを整えておくと無敵な状態になる」と教えていただきました。「Being」という心の在り方が整ってさえいれば、そのしっかりしている心から派生する行動は全てまともな内容になります。(営業職であれば、お客様にとって&自社にとって最適な結果)
逆を言えば、「Being」が整っていない場合はその心に付随する行動「Doing」は、全て不完全な内容になってしまうということです。そのことを踏まえると「Being」の重要性への理解度が深まるはずです。
番外編:あのGoogleにて実証された「チーム」に必要なものとは?
Googleに限らず多くの企業では、業務をする上で「チーム」組み共同作業を行います。細かなタスクは一人一人に割り当てられますが、プロジェクトを俯瞰的に観察すると実に多くの人が関わっていますよね。
そんな仕事をする上で欠かせない「チーム」。Googleが「Project Oxygen」というプロジェクトを立ち上げ、社内で良いチームを作るためには何が必要か、という大規模なリサーチを行いました。
心理的安全性をチームで共有するためには、お互いを尊重し合うマインドが大切です。尊重するためには、素直な心や相手の良いところを見る心が必要です。そういった意味で、チームは「Being」が確立された人たちの集まり、であるべきですよね。(そしてこれがまた難しい…ことは承知の上です)
「真の営業」とは何だろう?「Being」×「Doing」
では、「Being」が整えられた上での真の営業とは?を考えた時に、次に必要なのは自己開示です。
「Being」が整っているということは、自己分析や過去のトラウマも乗り越えて受け入れた上での自分がある、ということです。次は、それを他者に広める作業が必要です。(=「Doing」)
相手に自己開示をしなければ、自分を知ってもらえない
「自分はこういう人間です」と伝えるときに、思わず聴きたくなるような内容とはどのようなイメージでしょうか?一番大切なのは「ストーリー性」です。えっ、ストーリーにしないといけないの?と思われる方もいるかと思いますが、実はこの作業、「Being」を成形していく上ですでに行なっています。
・自分はどんなことに対して不安や恐れを感じるのか?
・ではその根源は幼少期のどのようなトラウマから派生しているのか?
・幼少期、それをどうやって乗り越えたのか?
・その経験から学んだことは何か?どう今に活きているのか?
・それを元に相手・お客様に伝えたいことは何か?
このようなことを伝えます。「Doing」はそれをアウトプットする行動そのものを指しますので、あとは伝え方に気を配りストーリーを紡ぐことができればOKです!
自己開示なしに関わらず、相手には質問攻め…は無礼!!
セミナー中ハッとさせられたのですが、自分がどのような人がを述べていない中で、相手のヒアリングなどもってのほかですし、普段の日常会話に置き換えると、相手の情報を知らないのにも関わらずズケズケと踏み込まれると、失礼と感じますよね(笑)
相手の立場になって物事を考えるというのは分かってはいるつもりでも、なかなか難しいですよね。後から気付くパターンが多いかと思います。(そして自己嫌悪…なんていうパターンも)
自分がされて嫌なことはしない、これは日常生活では簡単かもしれませんが、ビジネスになった途端にその意識が薄れる、ということも少なくないですよね。営業職としては、特に気を配りたいポイントです!
<まとめ>営業として「Being」を学んで分かったこと
人としての在り方「Being」は、今後の人生において必須なものだと思いました。
今回学んだことは、今後後輩を育てていく上で必ずシェアしようと思った内容ですし、何よりも今まで関わらせていただいたお客様への感謝の念がドバッと湧いてきました。素晴らしい機会に感謝すると共に、「Doing」でそれをお見せできればと思った次第です。
滝沢 きり
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