canonical(カノニカル)とは|効果的な使い方とWordPressでの設定

京都インターンの山田です。
今回はカノニカルについて説明
していきます。SEO対策で聞いたことあるかもしれませんが、意外にもこのcanonical(カノニカル)が順位に大きく影響を及ぼします。
同じページ(広告用LPなど)を作成する際に必要となるのがカノニカルですので、少し知っているだけでGoogleによるペナルティを回避できますので是非ご活用ください!

canonical(カノニカル)とは?canonical URLの必要性

カノニカル(canonical)とは、重複コンテンツによるペナルティを避けるために用いるもの(タグ)です。

Googleをはじめとする検索エンジンは、全てのURLを別のページとして認識します。たとえ全く同じ内容でもURLが異なればインデックスされるのです。

インデックス…インデックスとは登録したWEBページがGoogleなどの検索エンジンのデータベースに保存されることです。これにより、検索で表示されるようになります。

同じ内容のページが複数存在すると重複コンテンツと認識されペナルティの対象になってしまい、それによりSEO上位に表示されなくなってしまう危険性があります。

重複コンテンツとは、重複コンテンツは何が対象になる?すぐに理解できる対象例」を参照して下さい。https://www.infact1.co.jp/staff_blog/webmarketing/seo/43275/

また、意図的ではない重複コンテンツでもペナルティを受ける場合もあります。
例えば、ECサイトの商品ページで色違いの商品を販売します。色違いの商品ページが異なるURLであれば、重複コンテンツの対象になってしまいます。

このような事態を避けるための”カノニカル”を今回説明していきます。

ページを正規化するとは?

 まずは、代表するURLをGoogleに指定する「正規化」を行います。

同一のコンテンツが複数のURLで閲覧できる状態の場合、検索エンジンがインデックスするURLを統一するのが正規化です。
統一された同一コンテンツのページは検索で表示されないようになります。

canonical3

そして「Google側にこれが正規URLです!と伝えるのがカノニカル(タグ設置)の役割です。」

Google側にカノニカルタグを設置することで、それを元にGoogle側が「これが正規ページだな」と判断するのです。

順位にも影響を与えるGoogle bot

また、Googlebotと呼ばれるAIは、この正規ページを頻繁にクロールします。一方で、重複したページはクロールの負荷を削減するためにクロール頻度を下げます。

クロール…検索エンジン内のシステムであるクローラ(ボット)が一つ一つのサイトを巡回し、サイトの情報を収集すること。

正規ページの判断を行うGooglebotは、「カノニカルタグが設定されているかどうか」などさまざまな要因(シグナル)に基づいて正規ページを選択します。

Google検索では通常、指定した正規ページが検索結果に表示されますが、例外として、PC向けのページが正規として指定されていても、そのページに多くの人がスマホでアクセスしていたら検索結果にはスマホ向けページが表示される可能性が高くなります。

canonicalの効果的な使い方

①ECサイトでの商品ページ(上記の画像の例)

ECサイトでは異なる色・サイズなど同一商品ではあるものの1部だけ異なるケースはよくあります。その際に異なるURLを使用していた場合、重複コンテンツと認識される恐れがあります。その商品のデフォルトページを正規化することが必要です。

②A/Bテスト

Webサイトを構築する上でよく使われる、AパターンとBパターンでどちらが効果的であるかを確認するテストなのですが、基本構造は同じであるために重複コンテンツと認識されてしまいます。

例えば、広告バナーは記事の上(Aパターン)か記事の下(Bパターン)どちらが適切であるかを判断するためにA/Bテストを行った場合、バナーの位置以外の部分は同じです。すると重複コンテンツの対象になりえてしまいます。

③広告(チラシ)用ページがWebサイトと似ている

広告用のLP(ランディングページ)を作った時、本体サイトと類似している際には重複コンテンツとみなされてしまいます。

コードのタグ設置方法とWordPressでの簡単な設定方法

canonicalタグを設置するには、簡単なコードを書く必要があります。

簡単に説明しますと、canonicalタグは、正規化したいページの<head>内に記述します。 https://www.infact.com/https://infact.com/https://infact.com/index.html
3つの全く同じコンテンツのページが存在している時、正規化したいページに
<head> <link rel=”canonical” href=”http://www.infact.com/”> </head>
と記述することにより、重複コンテンツとみなされなくなります。

また、WordPressではcanonicalを自動で設定してくれるプラグインが存在します

WordPress管理画面左側にある「All in one SEO」を選択し、[一般設定]を確認しましょう。「Canonical URL」という項目にチェックが入っていれば設定完了です。

各ページ毎にcanonicalの設定をする場合は、「カスタムCanonical URLを有効化」にチェックを入れます。すると、ページ作成の管理画面の下部に「カスタム Canonical URL」という欄が追加されますので、そこに対象ページのURLを記載しましょう。

まとめ

カノニカルタグの必要性と、効果的な使い方、WordPresなどでの設定方法を説明しました。意図的ではなくとも、重複コンテンツと認識されてしまうことがあるので特にECサイトや広告LP(ランディングページ)を使用する際は、この記事をご活用ください!

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山田 翔之輔

株式会社インファクトのディレクターです。 半年間のインターンを経て、株式会社インファクトに新卒で入社しました。 新卒1年目、お役に立てる情報発信を行っていきます。
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