さくらサーバーでサブドメインに振り向けできない時って?注意事項
今回はさくらサーバーを使う上での注意事項をご紹介いたします。
今回ご紹介するのは実際に「制作会社ーお客様間」で起こりやすい事象です。『コーポレートサイトは会社Aに依頼したが、採用サイトは会社Bに依頼しよう』という場合には必ず注意しておくべきことなので是非最後までご覧ください!
実際に起こった事象
「ドメイン」という言葉をご存知ではない方は、まず、以下のブログをご参照ください。
・HP担当者に知っていてほしい、ドメイン選びのポイント
【登場人物】
①制作会社Aさん、②お客様Aさん、③制作会社Bさん
【実際の出来事】
- 以前、「お客様Aさん」のコーポレートサイトを「制作会社Aさん」が作成し、メインドメインを「制作会社Aさん」はさくらサーバーで管理している。
- そして今回、「お客様Aさん」は別の「制作会社Bさん」で採用サイトを作り、その「制作会社Bさん」も、さくらサーバーを選択した。
- この場合、異なるさくらサーバーの会員IDで、それぞれの(サイトコーポレートサイトと採用サイト)を制作したことになる
- 「お客様Aさん」は採用サイトをサブドメインとして設定したいので、インファクトに振り向けてほしいと話が来る。
なぜサブドメインを希望するメリットやサブドメインについては以下のブログをご参照ください。
自社採用サイトのドメインの決め方|サブドメインで運用するメリット - しかし、さくらサーバーでは、「1つの会員IDで取得したドメインは、(さくらの場合)1つのサーバーでのみ使える=複数では使えない」ので、メインドメインを管理する「制作会社Aさん」は振り向けられないことを「お客様Aさん」に伝えた。
- 今回の場合、2の段階で「制作会社Bさん」がさくら以外のサーバーを選択するとこのような事態は起こらなかった。
未然に防ぐための対処法
【サイト制作会社側】
メインドメインを管理している際、何のサーバーを使っているかを事前にお客様にお伝えしておく必要がある。
【サイトを発注するお客様側】
サブドメインでサイトを制作する際、メインドメインを制作した制作会社!会社に問い合わせる必要がある。
起きてしまった後の対処法
もしも上記のような事態に陥ってしまった場合、以下① or ②の対処が必要になる。
①さくら以外のサーバーを使用する
上記で説明したように、さくらサーバーをでは「1つの会員IDで取得したドメインは、(さくらの場合)1つのサーバーでのみ使える=複数では使えない」ので、サーバーを変える事が必要です。
②ドメイン自体を変更する
お名前.comなどドメインを変更できるサイトからドメインを変更します。
ドメインを変更することのデメリットについては以下のブログをご参照ください。
自社採用サイトのドメインの決め方|サブドメインで運用するメリット
終わりに
今回は実際に起こった事象を参考に、さくらサーバーでの注意事項をご紹介いたしました。
今回の事象が起きる条件をおさらいすると、
・お客様Aさんがコーポレートサイトと採用サイトをそれぞれ別会社に依頼(厳密には会員IDが異なる事が問題なので、別の会員IDを持つ会社という意味)
・それぞれさくらサーバーを選択
・ドメインは同じ(サブドメインを使用したい)
実際に問題が起こってしまうと、お客様側の手間とコストが掛かってしまいます。新しいサイトを制作するとき・以前と別会社にお願いするときには注意が必要です。
インファクト編集部
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