【日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義】課題図書|レビュー

おはようございます、コンノです。
5月の課題図書は【日本人の勝算】著者:デービッド アトキンソン 氏。

【日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義】のざっくりした内容

人口減少と高齢化という、世界のどの国も経験したことのない時代に突入する日本経済の問題と解決する方法について、多くの信憑性のあるデータを元に分析されています。
これからの日本をどうするか?は、今までの常識の範囲の考え方では解決策を見つけることができない。
人口が増加するパラダイムから、人口が減少し高齢化が進む別次元のパラダイムに対応するには…。

スタッフレビュー

コンノレビュー

世界でも類を見ない人口減少と高齢化社会の日本がどのような方向に進んでいけば良いのか教えてくれました。
戦後の日本は、人口増による経済成長をしてきたが、人口減少の現在は、生産向上による経済の成長が求められている。
今までの常識が通用しない未来が日本を待ち受けているので、柔軟な発想力と考える力を身につけ、行動していかなければと思いました。

滝沢レビュー

この本を読んでいて、学生時代に取っていた日本社会についての授業をいくつか思い出しました。人口の減少と高齢化によって日本の労働力は減少の一路を辿る中、最近では外国から労働力を取り入れようという動きが目立って見えるようになりました。日本よりもはるか昔から移民を受け入れてきた西洋の各国の「すでに解決済み」の問題に、日本は直面しています。昔から国境に壁を築いてきた日本にとっては、本当に重苦しい問題であると考えます。
また、日本では女性(特に母親)に向けて「期待と理想」が高すぎると思います。統計学や理論に基づいた分析ももちろん大事ですが、兎にも角にも「頑張りすぎ」なソーシャルノームを緩和させないことには、日本社会で寛容に生きていくことは難しいのでは、と考えさせられました。

岡田レビュー

輸入量が上がると、生産性が向上するという相関関係があることを本書で初めて知りました。輸入=観光立国ということも腑に落ちました。「FACTFULNESS」という本にもありましたが、事実と知識をアップデートして、この時代に生きている意味を持たせたいと思います。世界も日本もどんどんよくなっている!
危機意識煽りまくりの本書ですが、今自分たちが置かれている「日本」という国を俯瞰で知るには、良書でした!是非、若い人にも読んでもらいたいです。

山井レビュー

この著者は、イギリスから日本に拠点を移して30年も経ち、その中で見えてきた問題点を定義しています。
日本は少子高齢化、人口減少など未来の経済に影を落とす問題を抱えています。そうした問題を海外の参考文献やデータを用い、理論的に解説しています。
日本は生産性の悪さを世界の統計と比較されがちですが、実際にデータを見ると人材の評価は4位なのに、生産性は28位となっており、先進国でも最低の数字です。この生産性はデフレと関係しており、労働者の賃金を上げると生産性が上がり、デフレにも好影響を与える、と様々な視点で書かれています。
この著書は、未来の日本はどうあるべきか、自分は何をすべきかのヒントを得られる1冊です。

 

波塚レビュー

人口減少と高齢化という日本の社会的課題から予想される危機をわかりやすく、他国の統計やデータに基づく論理的な面からも書かれている本です。とにかく論理的で説得力があり、経済に親しみのない私でも読むやすい印象を感じました。

私自身、漠然と日本の抱える問題を知っている「つもり」でいましたが、それが少し明確化されたように感じます。

人口が増えない限りは生産性を上げるしかない、しかし、日本はひときわ生産性が低くなってしまう体制下にあり、そのためにどういった考え方が必要か知ることができました。今後、自分が生産性を上げていくにはどうしたら良いか?もっと考えなければと思いました。

最後に…

日本で働く一人の人間として、日本経済について深く考えるきっかけになりました。
日本の経済問題を知りたい人にはオススメの一冊です。

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株式会社インファクトでWEBサイト・ブログの制作からお客様サポートまで担当しています。どう改善したら伝わりやすいのか、反応が出るのかを常に考えながら仕事に取り組んでいます。WEBサイトだけでなく、紙ものメール設定など、幅広い業務に携わっているので、色んな視点でお客様のお手伝いができると思います。よろしくお願い致します。
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