
クラウドファンディングは自社ECサイトで簡単に出来る!ファンづくりのための施策方法とは?
クラウドファンディングに興味があるけれど費用が掛かりそう、資金が集まるか不安、などやり方が分からない方も多いのではないでしょうか。実はクラウドファンディングは自社ECサイトで専用の1ページを作るだけで簡単にできます!
今回は、自社ECサイトでのクラウドファンディングの運用方法についてご紹介します!
自社サイトでの運用方法
自社ECサイトでクラウドファンディングをする為には、以下3点を準備するだけで、すぐにでも運用開始できます。
①専用の特設ページを1枚用意する。
②商品はシークレットURL(限定URL)で用意する。
③達成金額のグラフなどは手動で更新できるようにする。(自動更新などは開発費が掛かる為、手動で更新できるように調整すると、コストが抑えられます。)
■達成グラフ例:
一例:当社の「しあわせ360°クラウドファンディング」LPはこちら>>
目的を明確にする
クラウドファンディングを開始する前に、目的を明確にしておきましょう。
ポイントは、先行投資や自社の商品を知らない新規顧客向けでなくても、以下のような既存顧客へ向けた告知・ご案内で十分にクラウドファンディングは開始できる、ということです。
・ファンづくり
・既存顧客への先行予約・先行受注
例えば、新店舗オープンや新商品の発表など、先行告知、先行予約という目的で、クラウドファンディングは実行可能です。
商品の価格選定
最低3種類の商品を用意します。
①経営者陣の関係者で購入可能な金額(例:10,000円)
②社員の関係者で購入可能な金額(例:5,000円)
③①より高い金額(例:30,000円)
ここでのポイントは、①と②に狙いを定めることです。
③での購入は予測に入れず、①・②を購入していただく為にグレードアッププランを用意します。
一例:
目標金額設定について
目標は必ず達成可能な具体的な金額で設定します。
・役員、経営者の関係者で購入が予測できる人数×①の金額
・社員数×3〜5人×②の金額
ここでのポイントは、具体的に予測できる購入者を、「関係者」又は「関係者の知り合い」までで絞ることです。例えば、「経営者のコミュニティの方々」や「社員の家族、又は社員の友人」など、狭いけれども確実な人数で目標金額を設定します。
クラウドファンディングは目標金額を達成させることが一番の目的です。
目標に近づく、又は達成することは、社員の販売に対するモチベーションのアップや一体感にも繋がり、施策の売上以上の効果が得られます。
新規顧客獲得や話題性を発信し、口コミからの購入も視野に入れることは必要ですが、優先順位は目標を達成させることに注力します。
施策期間
上記のように、スタート時から具体的に購入が予測できるターゲットを絞っている為、2〜3ヶ月がお勧めです。長い施策期間は、達成までのスピードの低速感が目立ち、販売に対するモチベーションの低下に繋がります。
補足
ECサイトのLPをご用意する際に、「クラウドファンディングを行うに至った理由」や「対象商品に対する思い」などを経営者からの言葉として発信があるとより効果的です。
一例:
また、メルマガを利用した継続的な情報発信も効果を生みます。施策終了一週間前の「再ご案内メール」は、目標達成までの追い込みに繋がる可能性があり、施策終了後のご購入者の方への「御礼メール」は、クラウドファンディングにより深まった人間関係の構築として価値が出ます。
まとめ
このようにクラウドファンディングは、特別な施策、特別な商品を準備しなくても、普段の販売活動の中で利用できる販促施策です。既存顧客に対してのより一層のファンづくりの為に、自社ECサイトを利用してクラウドファンディングをしてみるのはいかがでしょうか?

島崎 誠也

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